【27歳のシロクマの宣言】(2003.1/31作、2003.3/10改)


 他の年齢のシロクマへ:27歳末のシロクマから

  比較するといい。眺めるといい。27歳以外の年齢のシロクマ達よ。
 この一年間、すなわち27歳の私は、あなたがたに対して胸を張って宣言する
 事が出来る。今年のこの成果は、2000年初頭の北朝鮮の金将軍を称える
 メディアのごとく、喧伝する事が出来る。
 全ての年齢の自分自身に対してだけの限定つきだが。。
 私は、他の年齢のあなたがたに対して、27歳の私としての義務と権利を
 履行した事を誇りに思う。学成り難き光陰を、私は私なりの方法で一年分
 消費した。今後私の汎用性が向上すれば、この一年の成果がつまらないものに
 思える日が来るかもしれないが、現時点では、以下の進歩は極めて大きな
 意味を持つと言えるのではないか。
 あなたがたから見れば拙劣なこれらの技術かもしれないが、あなたがたの
 (27歳から見れば)オーバーテクノロジーもまた、今日の私の下積みがあっての
 ものである事を忘れないで欲しい。


 この一年間の成果は、信じがたいものがある。
 1997年と同程度の、そして2000年を上回る大豊作と前進の年と言える。
 沢山のスキルと経験。
 対人コミュニケーションスキルは、異性同性共に信じがたい進歩を達成した。
 もう、2000年当時の自分とは比較にならないほど、俺は生まれ変わった。
 各種攻撃/防衛/哨戒能力は、ようやく世代標準に追いつきつつある。
 汎用精神技術は、技術こそ多少の向上にとどまったが、各学問の円環を
 参考にする事で、各場面の構造について捉えようとする方向性が確定した。
 自分の欲望を追求する前に、愛する者に与えるというドグマも板についてきた。

 仏教への芽生え。最終脱出装置として、仏教は間違いなく有効だ。
 将来、本当に矢折れ刀尽きた時、阿弥陀様と大師様と相談する事が出来る。

 優れた先人達からの贈り物、人間社会の根底に眠るドーナツ上の智慧と学問、
 そしてある種の人間関係にしか無い、特別の愛情と歓び。
 これらの業と神秘に、畏敬と憧憬を表明する。


 二十七歳の前半には、沢山の出会いがあった。
 「天才老人」「マシンのようなDr.」「おばちゃん達」。
 彼らから、私は本当に沢山のものを頂いた。彼らの恩義には、いつか報いたい。

 二十七歳の後半にも、信じられないような出会いがあって、実に多くを頂いた。
 Cat's-Eye the Diamond. 翼を失わない「能力者」、ツバメの如く天駆ける精神。
 あの時頂いた全ては、これから先の俺にとって、掛け替えのない財産になるだろう。

  ネット世界でも、以前とは全く異なる思想と技術と人間性を持った、風変わりな
 人々が私を受け入れてくれた。そして、そこから得るものはあまりにも膨大だ。
 赤蝮殿、rouge殿、TAKEX殿、スミダ殿ほか、本当に沢山の方から沢山の着想を得た。
 彼らには、感謝してもし足りない。出会いを、心から嬉しく思う。

 この一年、本当にたくさんの人達から、たくさんの贈り物を頂いた。
 私も彼ら彼女らと関わる事によって、出来うる限り多くをお返ししたい。与えたい。
 互いに贈りあい、そして、切磋琢磨して強くなる機会を与えて下さったこれらの
 人々に、感謝と愛着の念は限りない。


  そして、今までも支えてくれた人々。
 同居人や家族はもとより、それまで私に関わり、私が「吸収」する事を
 許してくれた人々すべて。彼ら彼女らがいなければ、現在の私は無い、
 いや、他の私がいるばかりで、今年の豊作を祝うこの私は存在しない。
 日に日に自我が強化され、つまりは我が侭にもなっていく頑固者の私に
 対しても、変わらぬ光を与えてくれる、あの愛すべき人々すべてに、
 感謝と愛情を表明する。

  私は私であり、私は上手の利己的な人間として、一人の人間として1997年に
 灰の中から生まれ変わった。
 私は私である以上、最終的には利己的であり、それと引き替えに自らに対する
 強い責任と権利を主張・履行するものである。
 さりとて、私は私を構成するのに一役買った人々の集合体であるという視点も
 成立は可能で、そういう意味では、彼ら彼女らは私の親であり血肉でもある。
 もうじき、別離を余儀なくされるひとであっても、最早そのひとは私の一部だ。
 取り込んだまま、永遠に私の中で生き続けるに違いない。

  こんな身勝手な私だのに、私は私のみにあらず。
 多くの血肉によって構成されている。
 中核はやはり私だとしても、私の爪、私の髪、私のことばは常に彼らのものでもある。
 私はこんなに私で、私は私の為ならなんびとも見捨かねない卑劣な人間だが、
 私を作ってくれた、そして28歳以降の私を作ってくれる人々に‥‥つまり私の育ての
 親でもあり血肉でもあるあれらの人々に対して、やはり何らかの感謝を捧げたいと思う。


  今の私の、28歳に移行せんとする私を形作る事に寄与してくれた特別の
 人達と、26歳より若かった頃の自分に、限りない感謝を。
 私が愛した人々と、私を愛してくれた全ての人々に。
 本当にありがとうございます。
 あなた達のお陰で、今の私はあるんです。いつか、お礼をさせて下さい。
 そして、これからの私も、あなた達と共にあると信じています。いつまでも。

  そして、これから先の自分と新しい出会いには、限りない期待を。
 27人の俺達を無駄にするなよ、これからのシロクマよ。
 失敗したってはみ出したっていいが、精一杯やるんだぞ。
 まだ止まるなよ。まだ見限るなよ。
 太陽が南中に達するその時までは、まだ翔び続けろ。



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