自分のことば 
自分自身への戒めも込めて



[比較的短いもの4]


 ・情動と情念の違いは、畢竟、毛が生えているか生えていないかの

  違いでしかない。



 ・形態だけでなく構造まで模倣できたとしても、まだ完璧ではない。

 施行者の意図までも取り入れて初めて、模倣は完璧な模倣として機能する。



 ・その時代特有の知識を知りたいならば、その時代の本を読め。

  高確率で、その時代に最も役立つ知識をあなたは得る事ができる。

  人類普遍の智慧を得たいならば、昔から生き残っている本を読め。

  いくらかの確率で、人類のいかなる時代にも当てはまりそうな知恵を

  あなたは見いだすことが出来る。



 ・【当世世論事情】

  世論は様々なものを批評する。しかるに世論が自らを批評する事は

  きわめて稀で、自省反省となるとまず見かけるものではない。



 ・色恋沙汰は時として人間から大脳を奪い取ってしまい、脳髄だけしか

  持たない雌と雄を現出する。こうなるともう考えたり判断したり出来ない。

  犬やネコのように、ただただ刺激に対して反応するばかりである。



 ・【追記】
  大脳が奪われた当然の帰結として、その哀れな恋人達は尊厳も誇りも失う。



 ・【さらに追記】
  もし、女は子宮で思考するという言い伝えが本当ならば、大脳を失っても

  女は何らかの判断が可能かもしれないし、尊厳も誇りも失わないかもしれない。



  ・食欲とマクドナルドの関係は、性欲と○○の関係である。

  マクドナルドのフライドポテト同様、こんな性愛が街には溢れかえっている。



 ・宗教に優劣があるかはともかく、信仰には明らかに優劣が存在する。



 ・人類みな兄弟。なるほど、そうかもしれない。

  歴史に残る数多の兄弟達を思うとき、この言葉もなかなか諒解しやすい。





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