自分のことば
自分自身への戒めも込めて
[比較的短いもの6]
・「これだから女は‥‥奴らは頭じゃなくて子宮で考えてやがるんだ!」
女性の振る舞いについてこんな風に馬鹿にする男が世の中には沢山いる。
でも僕は知っている。
そういう野郎にかぎってペニスでものを考えるやがるって事を。
・理解を示さない上位者にこそ、御しやすい駒だと思われて
おかなければならない。先に退場する連中に、出る杭を
打たれては全くつまらない。
・明日忘れてしまうようなものは読むな。
それぐらいなら明後日まで覚えている可能性のあるものを読め。
もっと言えば一年先、十年先でもおぼえているようなものを読め。
きみが、違ったきみへと変わりたいのなら。
・近頃は「永遠」の保障期限も随分と短い。
永遠は三年、いつまでもは三ヶ月、ずっとは三週間。
現代というのは、そういう時代なのだろう。
・【追記】
“死ぬまで”なんて言う人は、ザリガニのように何度も脱皮するのだろうか。
・常識的な判断のもとに生まれた非常識な行動や選択は、堅牢で頼もしい。
非常識な判断のもとに生まれた常識的な行動や選択は、不安定で信頼できない。
・私のような凡人は、自由な空気を楽しむにも手枷足枷が必要である。
・「情報や知識を消費する」ということは、必ずしも「情報や知識を獲得する」
ということとイコールではない。
・【魅力について】
行使する能力は、あったほうがいいなと思う。
行使する機会は、あまりないほうがいいなと思う。
・短期的にもしくは長期的に、人間は自分が住まう環境に自分が持てる最適の形で
適応しようと試みる。そして適応する能力が許す範囲では、最適の形での適応を
成し遂げている。傍目にみて、どうにもならないざまのように見えても、である。
・男性の評価尺度からみると、女性の大半は能なしにみえる。
女性の評価尺度からみると、男性の大半はとんまにみえる。
・一つの喜びがあるなら、一つの悲しみがあっても不思議ではない。
しかし一つの悲しみがあるとて、一つの喜びがあるとは、限らない。
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