峯享男の磯釣り論

公開年月日:2007/11/03


うきのお話

 うき釣りには2つのタイプがあります。
それは、棒ウキと中通しウキです。

 棒ウキはうきの足先から道糸が通り、中通しウキはうきの頭から道糸が出るものであります。
どちらも一長一短はあります。

 中通しウキは製作しやすく機械による大量生産が可能なため色々なタイプがあり、市場にも出ているほとんどはこの中通しウキです。
そのためか、今は圧倒的に中通しウキの釣り人が多いが、初心者にとっては魚の当たりなのか波による動きなのかの見極めがつくまでには時間が必要となります。
 一方、棒ウキは波による上下動が多く、感度は良くても見極めが、特に食い渋り時には難しいものです。
棒ウキの上下動の大小は、ウキの肩から足先部分にかけてのアール角度に起因しております。

 中通し(円錐)ウキに、トップと足を付けたような形状のみねうきは、上記した中通しウキと棒ウキの両者の長所を兼ね備えたものであります。
棒ウキの短所である波による上下動は、みねうきの肩の張り出しと足先までのアール角度によって解消され、常に安定した状態を保ちます。さらに棒ウキにある高感度を兼ね備えております。
また、1本1本に心を込め、丹念な切り出しナイフによる手作りであります。決して機械では製作できないアール角度や形状を有したうきなのです。
そのため、大量生産が不可能なため、特定の釣具店と私の会(峯友会)の会員さん以外は入手ができない状態で『幻のうき』とまで言われた時期もありました。

 現在では、第一線のメーカーやトーナメント取材等も少なくなり、峯友会の実釣講習会程度の状態になり、やっと、うきを削る時間ができるようになりました。
 使用したことのない釣り人さんやこれから磯釣りを始めたいと言う方々は、是非、一度使用してみて下さい。
販売だけに留まらず、売った限りはうきの特性をしっかりと実感して頂くように、多岐に渡るご質問等も受け付け、ご返答して参ります。

 是非、寒グレや春のチヌの時期にでも試してみて下さい。その良さが実感できるはずです。


 みねうきによって皆様に感動と喜びを味わって頂ければ幸いです。

以上

2007年11月3日

峯 享男

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