峯享男の磯釣り論

公開年月日:2008/05/30


赤潮発生

 赤潮は、急激な表面水温の上昇によるプランクトンの死骸が原因で、特に海峡の狭い瀬戸内に多く見られるものであります。
 また、太平洋側や日本海側でも湾内で発生することがあります。

 赤潮は毒性を有すものもあり、多い時には水面から2m前後までゆらゆらと浮遊しています。
 特に瀬戸内のような海域は時間差潮と言って、込潮時の流れ、引き潮時の潮流が逆流する海域では、やっと自分の前から流れ去ったと思っても、4〜5時間後に再び帰って来るものです。

 赤潮は魚の食いにも悪い影響を与え、高濃度にしたがい悪影響が大きく、ウキ下は深めに釣らないとなかなか魚は食って来てくれません。
 中通しうきの場合、全くうきが見えないことが多いものです。
 うきは見えなくなるわ〜道糸に付着するわ〜でとてもやっかいなものです。

 こんな時に、水面から出て視認性の高いみねうきが大変、有利となります。

 入梅になり雨水が多く混じる頃には、赤潮は消滅します。

 チヌ(黒鯛)も終盤に入っておりますが、東北方面では6月いっぱいはピークとなります。
 太平洋側では「梅雨グレ」シーズンを迎えるが、餌取りが非常に多くなり、撒き餌の打ち方に一工夫も二工夫も必要となるシーズンです。
 餌取り対策は撒き餌の打ち方次第でカバーできるものであります。

 私が各地で実施している実釣講習会では、みねうきの使い方はもちろんですが、撒き餌ワークをその時期や潮流の状態でご指導しております。

 みなさんも、みねうきを使用して、その威力を実感してみてはいかがでしょうか?
 また、実釣講習会にも参加され、実戦に即した釣技を身につけてはいかがでしょうか?

以上

2008年05月30日

峯 享男

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