峯享男の磯釣り論

公開年月日:2009/09/30


海中抵抗の少ない【みねうき】

 暑さ寒さも彼岸まで・・・と言うように、秋磯から冬磯への季節が来ました。


 水温の低い日本海側では、小型ながらグレが良く釣れ始めました。
30cm前後が中心ですが、時には40cmを越える型や、青物のハマチ、カンパチも釣れます。
 太平洋側、特に和歌山「南紀」では黒潮の接岸により本カツオが乗合船で連日50〜60cmの型が20〜30匹と始末に困る程であります。
 秋磯の方にも時々回遊し、一発で道糸から高切れしてしまい、うきまで持って行かれてしまうケースが多いものです。

 このような青物に限らず、魚の習性として竿を立ててやりとりを行うと、魚は底に逃げようとする。したがって、魚とのやりとりの場合には極力竿を立てずに寝かせながら行う必要があります。
 右に寝かせると魚は左に走る。そしたら、竿を左に寝かせてやりとりを行う・・・この繰り返しによって、魚は自然と海面付近にあがてきて、かつ、引き寄せさせることができます。
 しかし、このような竿さばきをしても、中通しの丸ウキでは、海中抵抗が大きいため、魚はいつまでも逃げようとする。逃げれば逃げるほど、丸ウキの抵抗が大きくなり、さらに海底に、そして遠方へ走り回ることになってしまうのです。
 この点、棒型の【みねうき】は抵抗が非常に少ないので、青物に限らず、これからの大型グレ、マダイ等でも魚の走りが止まるのが早い事が特徴の一つであります。

 遠投しても良く見え、海面で上下しない視認性の高さ、海中の抵抗の少なさを有した【みねうき】を一度使ってみませんか?
 日一日と水温低下で当たりは渋くなり一方、これからのシーズンにはお勧め致します。
 きっと、あなたの釣果が変わります。

以上

2009年09月30日

峯 享男

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