峯享男の磯釣り論

公開年月日:2010/2/2


格言通りの天候!グレ来る!

 今年の小寒は全国的に大荒れで1月前半は北西の風が当たる釣り場では竿を出すことさえままならない状況で、多くの釣り人はいらいらした事でしょう。

 しかし、大寒に入ると、前回の格言通り和らいだ日和が多くなり、春を思わせるような暖かい日々でありました。

 東北の日本海側は大雪に見舞われたようですが、太平洋側は海水温が16度前後を保ち、特に和歌山県の潮岬に黒潮が当たり、その反転流が南紀や中紀に流れ込み例年にない釣果実績があがりました。
 中には2桁数を釣り上げる釣り人、さらに、40cmオーバーも混じる状況であります。
 いよいよ、本格的なシーズンインと言えます。

 また、沖に大量のグレが遊泳し、磯に付くのも近いと思われます。

 ただ、太平洋側を低気圧が通過すると、北〜北東の風になり、海水温を下げるのが心配です。
 しかし、2日もその水温を維持していれば、喰い渋りはあっても釣れてくるものです。
 そして、大型グレが多いのがこの時期でもあります。

 うきの当たりは千差万別で、中通しウキに当たりが出るのは3分の1程度で、ましてボイル餌を使用すれば、更に釣果は激減してしまいます。
 釣りをしている時、沖で多くのカモメが舞っているのはボイル餌が浮遊、流失していると思って下さい。当然、魚も沖に沖に、自分の磯場から離れていってしまいます。
 このような釣りをされている釣り人は結構居り、基本である潮流撒き餌の方法、ウキの選択を理解されていないようです。
 これは、多岐に渡り出版等されている活字や映像、また、ショップに陳列された商品選択の悪影響と思われます。

 一度、これから本格化する抱卵グレ、大型グレ、チヌの微妙な当たりを確実に見分けられ、視認性もバツグンのみねうきを使用してみて下さい。
 【みねうきは、私の50余年に渡った磯場での経験の結晶であり、1本1本、丹念に手作りしているものです。
きっと、感動と喜びを得られるはずです。

以上

2010年 2月 2日

峯 享男

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