峯享男の磯釣り論

公開年月日:2012/ 5/ 1


チヌ釣りシーズン真近

 昔桜前線も北東北へ!

 二潮程度遅れ気味の太平洋側のグレの産卵期もいよいよ終盤に差し掛かりました。

 しかし、3月〜4月は毎週のように土日の天候が大荒れ続きで、釣行ができれば好釣果が期待できたのに、週末しか釣行ができない釣り人には随分ストレスの溜まる寒グレシーズンとなりました。

 一方で、海の状況に合わせて釣行のできる釣り人は、四国宇和海、南紀方面では型良し、数良しの釣果に恵まれました。

 和歌山の田辺湾などでは、グレとチヌの両方の魚が釣れる珍現象もあり、随分と楽しんだ釣り人も多く居りました。これは、ここ3年余り黒潮本流が室戸岬に接岸していたためです。

 しかし、数週間程度前から黒潮は潮岬の40km沖に離岸してしまいグレはもとよりチヌも釣れる数が少なくなってしまいました。

 潮流は生き物のように変化するので、早く元の流れに変わってほしいと願うばかりです。

 青葉と共に関西方面では、瀬戸内のチヌ、日本海のチヌと釣り人は移動すると思われますし、これからが瀬戸内や日本海のチヌ釣り本番となります。

 近年の日本海は海水温度の上昇に伴いグレの良型も釣れますので、梅雨グレ時期まではチヌ狙いは良いかと思います。

 チヌと言う魚は、何でも口にする魚ですが、餌を食べる時には大きな胸びれで急停止をして捕食します。グレのように、海底から急上昇をして捕食し、直後に海底に急降下する魚とは全く違います。

 何でも食べるのに警戒心が強い魚です。付けエサをくわえた時にウキ等の抵抗を少しでも感じれば、即、餌を吐き出してしまいます。

 また、グレのように群れていないことが多く、どちらかと言えば単独行動です。1匹釣れれば、次は時間をおいて1匹・・・と言う釣れ方の方が多い魚です。

 特に、チヌは前記したように、『とても警戒心の強い魚』であるため、昔から棒ウキを使う釣り人が多いのはそのためです。
 しかし、棒ウキは波の押し上げに弱いため、魚の当たりなのか波の影響なのかが不明瞭です。

 また、最近では、グレ用の中通しウキを使っている釣り人も多く見られますが、チヌが捕食する際にウキの抵抗を感じて餌を吐き出されてしまったり、微妙な当たりが分からない場合が多くあります。

 私が1本1本丹精込めて手作りしているみねうきは、波の押し上げに強く安定しています。海面から足長部分が水中にあるため潮乗りが良く、道糸の風による影響も激減します。
 また、使い慣れると付けエサの有無が分かるほど敏感なウキですので、魚の小さな当たりも確実に教えてくれますし、捕食した時に魚に違和感を与えません。
 「モゾ」、「モゾモゾ」、「スーッ!」っと海中にウキが消える当たりは抱卵グレと同じ感触を味わえます。

 まだ、使用したことのない釣り人の方は、是非、みねうきで感動と喜びを味わってみて下さい。

 購入された方々には、私が仕掛けの見本を作成し同封して発送しております。
 また、ウキの選択方法や使用方法等々を含め、普段、磯釣りで疑問を持っていること、悩みなども是非、こちらのサイトまで連絡頂ければご指導致しますし、電話で直接ご説明をすることも可能です。

 

以上

2012年 5月 1日

全国峯友会主宰 峯 享男

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