峯享男の磯釣り論

公開年月日:2012/ 9/9


気象予報

  今の時代の気象予報は降雨量や風向、風力、波高等の情報が得られるため、職業漁師から我々“アマチュア”釣り人まで広く利用しています。

  しかし、昔の人や漁師達は空の雲の様子を見て天気を予想していました。
  例えば、夏の場合は積乱雲が高く上り始めたり、雲の流れを見て夕立が何時間後に来るとか、夏の後半には鯖雲(別名 絹積雲)等が見えてくると、もうすぐ秋風が吹くだろうとか・・・。

  私は子供の頃に、このような自然現象を見たり、肌で感じたりしてきた事が心の底に残り、今現在でも役立つことが多いものです。

  特に、離島の遠征では気象予報が聞けないことも多いものです。

  曇り空の中、沖の水平線だけが晴れていることがよくあります。
  これは、何十qか先の水平線付近では突風が発生していて、それによって雲が舞上げられ一瞬晴れてるように見えるものです。

  離島に釣行する人はこのような自然現象にも十分に注意していただき、何かあれば急いで釣り道具を片づける習慣をつけるべきです。

  離島の海の荒れは早く、AやBの磯は回収出来ても、CやDの磯では回収ができない時もあります。

  昔、南西諸島で荷物を磯に置き、人間だけを回収した場面を見かけたこともありました。

  このような危険性を含んだ釣りでもありますので、リーダーを務める人は万全の事前準備、確認等を怠りなくして頂きたいものです。

  さて、今秋冬の海と言うと、太平洋側も日本海側も水温が高く、ここ三年余り同じ状態を維持し、魚たちもこの水温に慣れてきています。

  毎年6月に宮城峯友会の実釣講習会(山形県酒田市沖の飛島)では、「グレ」の型が良くなり50cmオーバーも3年ほど前から出始め、とても楽しみな釣果が出ています。時には尾長グレやイスズミを見かけることもあります。
 
  特に今年は太平洋高気圧が日本海まで勢力を張り出しているため、太平洋側と日本海側では余り差のない水温が続くと思います。
  この影響で五島列島でも男女群島まで釣行しなくても60cm台のグレを釣ることが可能かと思いますので、今からとても楽しみです。

  水温が高い分、餌取り対策はとても重要な要素になります。

  ウキの頭に撒き餌を打つだけでなく、風向きや潮流を良く確認して撒き餌を打つ事が好釣果を得る秘策かと思います。

  恐らく、釣り場にもよりますが、10月や11月は青物も多くなると予想されます。

  青物は非常に良く水平方向アチコチに走り回ります。ウキの抵抗があればある程、その走りは止まってくれないものと頭に入れておいて下さい。

  青物やマダイ等を釣り上げるためには、ウキは極力抵抗のないものが望まれます。

  ここで威力を発揮するのがみねうき】です。私が手作りで1本1本丹精込めて製作しているみねうきは、このような魚の走りにも抵抗をほとんど与えることがないため、魚に違和感を与えません。口から針が外れた・・?と魚は感じ取り、走りをすぐに止めてくれます。
  また、視認性が非常に高く、棒ウキ同様の当たりの良さを持っております。

 まだ、みねうきを使ったことのない方々は、是非、使ってみて下さい。

 視認性や当たりの良さ、魚をかけた後は魚に異様なストレスを与えないためスムーズな取り込みが可能となります。
 きっと、目から鱗状態です。
 あなたも、みねうきで感動と喜びを実感してみて下さい。

 購入して頂いた方々には、御礼のお手紙を添え、仕掛け見本も同封しております。さらに、ウキの使用方法等を含めた磯釣りに関する質問等も是非、お寄せ下さい。

 一人でも多くの釣り人に、楽しい釣りを伝授したいと思っております。

 

以上

2012年 9月 9日

全国峯友会主宰 峯 享男

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