峯享男の磯釣り論

公開年月日:2012/ 11/10


美味しいお魚

 木枯らし1号も吹き、いよいよ本格的な釣りシーズンが始まりました。

 太平洋側の親潮周辺では海水温が24〜25度、何キロか陸地側では20度を割る海域もあり、思ったよりも海水温の低下が早いようです。

 先々週末に実釣講習会と大会で島根県隠岐の島に鳥取峯友会のメンバーで釣行を行いました。

 その日の天候は大荒れで、思ったような磯の釣りは出来ませんでしたが、それでも45cmを頭に参加メンバーはクーラー満杯状態でグレを釣り上げました。

 餌取りは20cm前後のコッパグレや鯛、ウマズラ、アイの入れ食い状態で、鍋には早いものの食べても美味しい魚と引きの強いアイの40cm前後で楽しむことができました。

 アイは釣り上げた直後に頭と腹を出して三枚に卸し、塩をまぶして一晩冷蔵庫で冷やし、その後に焼けば白身の魚で美味しく食べられます。

 昔、九州の実釣講習会でアイを釣って足蹴りしている釣り人を多く見かけました。私はアイの卸し方、調理の仕方等を教えたところ、その後、アイの美味しさを理解して頂き、現在でも大切に持って帰るようになっています。

 食べ方の分からない釣り人達は、釣った魚を粗末に扱いますが、アイは白身の魚で本当に美味しく頂けます。

 唯一アイで注意してほしいのは、背ビレや胸ビレに毒針を持っているのでハサミ等で先端を切っておく必要があり、さらに調理の時には刺されないように注意する必要があります。

 ここ数年は太平洋側の親潮も日本海の対馬暖流も海水温が高めで流れているので、寒波が来ても極端な水温低下ではなく、じわりじわり下がって来るようです。

 したがって、季節風に合わせた釣り場選択が重要であり、それが釣果を左右する要因となります。釣行の際には陸風向を考えて安全で好釣果に繋がる釣り場選択をして下さい。

 また、潮流の読みと撒き餌の打ち方、及びウキの選択を考えながらの釣行をすれば、さらに良い釣果がありますので、皆さんがんばって下さい。

 私が手作りしているみねうきは、強風や波の影響をほとんど受けず、撒き餌と同調しながら流れて行きます。また、魚に違和感を与えないため、ウキはすーっと海中に消えていきます。

 是非、ウキの選択の際には、ご検討下さい。

 

以上

2012年11月10日

全国峯友会主宰 峯 享男

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