峯享男の磯釣り論

公開年月日:2013/ 9/ 1


潮流や風などを計算した釣り

 今年の夏は記録づくめの猛暑と降雨。そして海の方も、特に日本海側の海水温は30度とか。

 海のお魚達も人間同様にバテバテになり、水深のある深場に潜っているのではと思います。

 高水温に強い「イカ」は福井県では爆釣との噂も聞きます。

 

 昔から言い伝えられている「二百十日」・・・9月1日、今、南海上を北上中の台風15号は東よりに進路を変えれば日本海にまたまた被害が出る可能性も。

 島根県下の被害の上に、さらなる被害に見舞われないと良いが・・・と気にかかる処。

 江ノ川は鮎釣りで有名で、昔、大鮎を狙って良く釣行した河川です。
  今頃は大鮎釣りで京阪神じゃらも釣り人が多く釣行する河川ですが、今年のこの天候ではそれも望み薄かも。

 

 一方、太平洋側の海水温は、例年とあまり変わりないので、秋磯から冬の寒グレシーズンに以降していくと思われます。

 秋磯シーズンには、餌取り対策を頭に入れ、「撒き餌」と「浮き」の投入位置を十分に考えた釣りをしないと、本命の魚にありつくことは難しくなってきます。

 「潮流」と「風」の強弱、それに加え「タナ」を計算した撒き餌ワークが基本となります。

 何となく「撒き餌」を打ち、何となく「浮き」を投入しても本命の魚にはなかなかありつけません。

 良く計算しながら「浮き」を投入すること、撒き餌の配合剤も頭に入れておく必要があります。

 撒き餌はボイルのオキアミだけでは思ったところに投入することは無理と思って下さい。
  さらに、ボイルのオキアミは海水面上に浮き、潮流に乗って遠くまで流れてしまい、その結果、本命の魚も自分から離れていってしまいます。

 また、この時期の当たりは、水温が高い割りには、結構渋いものです。
  「刺し餌」のみ取られることも多く、餌取りだと思い込まない方が良いです。これは「本命の魚」の可能性が高いです。

 中通しウキでは「ボコボコ」で、渋い当たりを取られることはほぼ不可能です。

 みねうきの場合、海水面から出ているトップに微妙な変化が現れます。
  その変化は、「ユラユラ」、時に、微妙に押さえ込まれるような感じ、、、です。
  また、みねうきは抵抗が非常に少ないため、魚に違和感を与えません。そのため、浮きは「スパーッ!」っと海中に消し込む場合も多々あります。
  その反動(条件反射)で合わせ切れする人もたま〜に見かけます。

 これからはグレの好シーズンとなります。

 皆さん、良い釣りができますようお祈り致します。

以上

2013年 9月 1日

全国峯友会主宰 峯 享男

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