峯享男の磯釣り論

公開年月日:2013/12/11


寒グレシーズンは本番に突入

 猛暑の夏から短い秋へ・・・台風は30個を数え、日本列島は被害の大きかった地域も多くありました。

 台風の発生海域となる20度ラインにある「フィリピン」の台風被害には目を被いたくなる全島の大被害でした。

 その地域の高い海水温もやっと下がり始め、和歌山県潮岬沖では22度前後、南紀方面ではやっと20度を切り、黒潮本流も20マイル沖まで接岸しています。

 その反転流で南紀和歌山方面では40cm前後の良型グレが出始め、寒グレシーズンも本番に突入しました。

 ただ、南紀方面は冬の北西風に弱い所が多いため、天候に合わせられる釣り人は良い釣りが出来ますが、サンデーアングラーにとっては分の悪いことも多くあります。

 今冬のように一気に海水温が低下すると、ウキ下は深くなり、当たりがあっても見逃してしまうことが多くあります。

 特に、中通しウキの当たりはボコボコで終わることが多く、当たりなのか波の影響なのかの判別がつきません。

 こんな時に威力を発揮するのが、手前味噌ながらみねうきと自負しております。

 冬の強風時でも水面下18cmに道糸が沈んでいる分、頭からラインが出ている中通しウキより断然有利となります。

 「モゾモゾ」した微妙な当たりでもはっきりと分かる視認性と感度です。さらに、水中での抵抗が非常に小さいため、魚は違和感を持たずに一気に食い込んでくれます。

 中通しウキは工場生産が可能なため、大量生産ができますが、みねうきは私が一本一本削って製作する手間が掛かります。しかし、手間以上に当たりの良さは他のウキとは比較になりません。

 また、棒ウキタイプの感度はみねうきとほぼ同等ですが、波の押し上げに負け、ボッコンボッコンとした上下動があり、当たりが分かりにくい弱点があります。

 みねうきの場合、足から肩にかけての微妙な手作りならではのアールがるため、波の押し上げに強く上下動はほとんどありません。また、小さな当たりでもウキのトップがブルブルと動いてくれます。

 ウキを手作りし始めてから60余年、切り出しナイフで削り続けたこの微妙なアールは機械では決して出来ない芸当です。

 一度、みねうきを試してみては如何でしょうか?

 これからの寒グレ釣りには釣果アップとなります。

以上

2013年12月11日

全国峯友会主宰 峯 享男

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