峯享男の磯釣り論

公開年月日:2015/ 4/ 1


寒グレ 〜 チヌの乗込み

  各地から桜の開花のニュースが頻繁に聞かれる今日この頃。

  関東南部〜西日本では桜が満開ですが、今週半ばからの長い雨で散り葉桜となる心配があります。

  一方、海の方は各海域で海水温が上昇し、グレも多く釣れてきています。

  抱卵期の口太グレのほとんどは雄が多く、食べてはフグの白子と同様に非常に美味しいく、これは釣り人の特権とも言えますが、短期間で終わってしまう所が残念です。

  いよいよチヌの乗込みが最盛期を迎える時期になりました。

  日本海側と瀬戸内ではこれからが本番となり、たまに真鯛も釣れることもあって嬉しい外道のお魚です。

  同じ鯛の仲間でありながら、赤い方(真鯛)は一気にウキを消し込んでくれますが、黒い方(黒鯛;チヌ)は大半がモゾモゾした微妙なウキ当たりです。

  これは、チヌには大きな胸びれがあって、これを使って停止しながら捕食する習性があるためです。

  さらに、チヌは非常に警戒心の強い魚なので、少しでも違和感があれば吸い込んだ付け餌を吐き出して逃げ出してしまいます。

  それ故に、昔からチヌ釣りでは長い棒ウキを使う人が多く居ました。

  しかし、棒ウキには大きな欠点があり、うねりがある場合は波の押し上げに負けて上下に動いてしまい、結果として魚の当たりが良く分からない場合が多くあります。

  一方、近年では釣具屋さんで簡単に入手できる中通しウキを使用されている釣り人さんがほとんどです。

  中通しウキの場合、水面で波紋が出るような当たりが多いため、微妙な当たりを見逃してしまうケースが非常に多くなります。

  これが、チヌの数釣りができにくい理由となっています。

  自負になってしまいますが、私が手作りしているみねうきは、長年削り続け、試行錯誤を繰り返し、棒ウキと中通しウキの欠点を克服したウキです。

  微妙な当たりはもちろん、捕食時に違和感を与えないため、チヌは安心して食い込んでくれます。

  さらに、鳥の羽のようにスーっと遠投することが可能で、本流でどこまで流しても視認性が非常に高いです。

  食い渋りの寒グレ釣りや警戒心の強いチヌ釣りには、もってこいのウキで、特にチヌの乗込みシーズンにかけては大好評で今の時期は削っても削っても品不足状態が続いています。

  どうしても1本1本を手作りしておりますので、少しでも早めのご注文をして頂ければ幸いです。

  なお、1本のみのご購入でも、私が手作りした仕掛け見本も必ず同封させて頂いております。

  是非、この季節、みねうきで感動と喜びを味わって下さい。

 

以上

 

2015年 4月 1日

全国峯友会主宰 峯 享男

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