峯享男の磯釣り論

公開年月日:2015/ 5/ 7


チヌの習性とウキの重要性

   好天に恵まれた今年のゴールデンウイーク。

 昨年11月に鳥取峯友会で実釣講習会と大会を予定していましたが、悪天候のため4月末週に変更しました。

 時期的にチヌ(黒鯛)の実釣講習会となり、南西の風がやや強い状況でしたが天候に恵まれ水温も上昇し、グレ(メジナ)を加えた良い釣りができました。

 20名ほどの鳥取峯友会の会員さんは、グレとチヌの両方のお魚さんを堪能していました。

 通常であれば、鳥取七類港からのチャター船で島根隠島、海士で実釣講習会を行いますが、今回のようなチヌの講習会は初の試みでした。

 湾内は広い場所ですが、海藻が非常に多く、それも竹枝のように枝が発達しています。

 チヌを掛けてもハリスや道糸がその枝に絡みついてなかなか釣り上げることができない状態です。

 釣り上げるには上手く「チヌの習性」を利用して沖に走らせてから取り込みを始めることです。

 これは決して難しいことではありません。

 しかし、釣り人は気の早い人が多いため、なかなか待ちきれずに竿をあおってしまいチヌは興奮して背ビレを立ててしまいます。

 その背ビレでハリスが切られたり、海藻にラインが絡んだりで結局チヌを釣り上げることができなくなってしまいます。

 海上で5分待ってと言っても地上では1時間も待ったような気がするのも釣り人の性格です。

 その海藻からチヌを出す方法を実釣で見せるのが私の役目で58cmのチヌを海藻に2回突進されながらも最後はタモ入れすることができました。

 グレのようなスピードは無いので竿を叩く取り込みを味わいながら「ゆっくり、ゆっくり」竿のテコの応用をすることで大型チヌでも楽しんで楽に取り込むことができます。

 竿は決して空に向けて真上に上げないこと。斜め45度以下〜水平、時には穂先が海面に突き刺さるようなタメをすることが大切です。

 真上に上げると、魚はそれに逆らい深部に逃げようとします。斜めにタメれば、捕食した水深よりは深くは逃げ込まないもんです。これは大型グレや真鯛を釣る際にも必須の竿さばきです。

 チヌのウキ当たりはグレのような強烈な当たりでウキが一瞬で消えて見えなくなることは少なく、微妙な当たりが特徴です。

 それは、餌を捕食する時には、大きな胸びれを使って泳ぎを急停止し、口をモゴモゴさせながら捕食する習性があるからです。

 チヌは雑食性で何でも食べる魚であるにも関わらず、非常に警戒心の強い魚だと頭の隅にでも入れておくと好釣果に繋げることができるかも。

 昔のチヌ釣りでは棒ウキが多用されていたのは、ウキ当たりが微妙なチヌを釣るための武器だったんです。

 現在では中通しウキ(玉ウキ)が主流ですが、チヌの微妙な当たりを視認することは非常に難しいものです。

 私が手作りしているみねうきは、棒ウキの欠点である波の押し上げに負けて上下にボッコンボッコンと動くことがなく、棒ウキと同様に微妙な魚の当たりを視認することができます。

 それは、肩から長足にかけての微妙なアール(カーブ)によって得られるものです。

 これは機械による大量生産では決してできるものではなく、私が半世紀以上、試行錯誤して完成させた手作りならではの結果です。

 微妙なウキ当たりはチヌだけに留まらず、寒グレでも同様です。

 寒グレでみねうきを使用された釣り人さんは、好んでこの時期のチヌ釣りでも愛用されています。

 「たかがチヌ、されどチヌ」です。

 このネットを通じてご購入の釣り人さんには、1本だけのご購入でも必ず仕掛け見本を作って同封して発送しております。

 一度、みねうきをお試し下さい。

以上

2015年 5月 7日

全国峯友会主宰 峯 享男

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