峯享男の磯釣り論

公開年月日:2016/2/18


難しい釣りの寒グレシーズン

  節分も終わり、いよいよ寒グレシーズン到来!と釣り人は期待していました。

  しかし、20度ラインに存在していた「エルニーニョ」の暖かい潮の“分散”によって、各海域ともに思ったとおりの水温にはならず我々人間にはどうすることもできない状況です。

  水温の高い海域、逆に水温の低い海域とばらばらで、今後の予測も非常に困難です。

  水温が低いと思ったら高水温であったり、その逆もありです。

  実際に釣行して竿を出してみないと全く分からない海域が多くなり、竿をまげて喜んでいる人、しょぼんとして帰る人、泣き笑いの人等々、難しい釣りの寒グレシーズンとなっています。

  富山湾の職業漁師さんは、ブリの回遊が非常に少なく一網に2〜3匹と言う日もあり、我々釣り人のように移動することも出来ないので、潮流の流れを期待するしかなく、今年の潮流には頭を痛めているようです。

  今のところ、和歌山県下の潮流は潮岬20km沖に接岸しており、その反転流で南紀と称される和歌山県南部の磯場では比較的好釣果となっています。

  また、これらは、全て自然現象を期待した結果ですが、状況が悪い中でも釣り人の釣り方の工夫が一番大切な事ではないかと思っています。

  南紀方面では40cmオーバーも顔を見せ始めているので、順調に潮が流れてくれれば例年通りにグレは釣れると思いますが、その釣果の大小は釣り人それぞれの工夫の大小に比例します。

  磯釣りの工夫で最も重要な事は、ウキと撒き餌を潮流を見て上手に操れるかどうか。。。考えた釣りができるかどうかです。

  これは、寒グレに限ったことではなく撒き餌の作り方(配合ブレンド等)や撒き餌の打ち方を潮流を見て十分に考えた釣り方をすれば好釣果が期待できると思います。

 

  今期の寒グレシーズンは全体的に遅れ気味なので、3月や4月がピークとなりそうです。

  ウキの選択、潮流に合わせた撒き餌ワーク、十分に考えた釣りを実践すれば、結果は自ずと出てくるはずです。

  大事に釣りをして下さい。

 

以上

2016年2月18日

全国峯友会主宰 峯 享男

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