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インド

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2005年4月12日から17日に行ってきました。
バンコクからはTG(タイエアー)のダイレクト便で3.5時間です。


 バンコクからは、インドまで2時間半と日本に比べ近いですがフライト時間が夜中なので結構つらいです。
 インドは良くも悪くも言う人さまざまですが、一度は行ってみたい国です、カースト制は無くなっているのですが、結婚は身分を問われるそうです。

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着いた日は、ホテル泊まり次の日は朝からアグラに向け出発

 到着した町は、デリー、すぐにホテルへ夜だったので街の雰囲気はわからず。
 バスは強力なエアコンの付いたものですが、メイドインインディアトラックの荷台部分に豪華な?設備を載せた感じで、乗り心地は今一。
 通貨はインドルピー(RS)、当時は1US$=45RSでした。
 昼過ぎまでかかってアグラへ到着、ここで昼食。


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 行く途中、ヤギ飼いの人に会いました、田舎の道では色々な動物を飼っています。
 さすがに野良牛も多かったのですが、この辺ではうまく撮れず、小さな町ではゴミ(ビニール)拾いの子供がけっこういました。
 みんなたくましく生きてます、日本の不況など大したこと無い気もしてきます、日本の場合生活水準を落とせないことが問題なんでしょう。
 昼食はお決まりのカリーです、ナンも出てきます、意外と辛くなくていけます。
 しかし、最後に出てきたデザート・・銀色に輝いています、本当に食べれるのか?食感がシャリシャリ、甘い!


アグラ城

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 16世紀中頃にムガール朝の都でしたが約100年足らずで他の都市に移ってしまいました。
 1504年ローディー朝のシカンダル・ローディの都とされてから1526年にムガール朝第5代皇帝・シャージャハーンがここからデリーに都を移しました。
 今、残っている史跡はアクバル帝以降のものとして保存されています。
 ムガル帝国第3代皇帝アクバルが造ったアグラ城。アクバルが好んだ赤い砂岩で造られています。
 外壁は質素ですが内部は白、赤、グレイの大理石がふんだんに使われてしかも繁栄の象徴としてモーティ(真珠)の礼拝堂などがあります。
 ここは1646年から1453年に建造されたものです。
 ジャハンギール宮殿。
 アクバルが、息子4代皇帝となるシャハンギールと妃のために建てました。
 ここはヒンデュー、イスラム建築が混ざっています
 
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 赤砂岩で作られたお城と、大理石で作られた建物、当時のマハラジャの強大な権力が判ります。
 写真で、天井の一部が修復されていましたが、お金が掛かりすぎて中止、ほんの隅だけ黄金色に輝いていました。


タジ・マハール

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 写真は1630年ぐらいに立てられた大量の大理石、赤砂岩のほか、世界から集められた貴石などを使ってインド・ペルシャ(現・イラン)ウズベキスタン・イタリア等の技術者がこのタジ・マハール建築に携わっています。
 有名なのは白い大理石で建てられたj宮殿ですが、入り口の門など本当にすごい作りです。
 ここは、シャージャハーン皇帝のお妃・ムムターズ・マハルのお墓で(1629年に高熱を伴い死去しました)、生前にマララジャ(シャージャ・ハーン)と約束して建ててもらった物です。
 約束の中に、次の奥さんはもらわないと言うのもあったらしいので、さすがと言うかなんと言うか。(意味不明な発言ですね・・)
 正式な名前はアルジュマッド・ハーヌ・ベーガムです。
 この美しいタジ・マハールの入り口はコーランが書かれています。
 敷地幅は約300m、奥行きは580m北に向かって作られおり、お墓自体はイスラム建築様式で、このお墓は2層からなっています。
 下層:赤砂岩で建築  上層:白大理石(高さ40メートル)
 シャージャ・ハーンのお墓もここにあります。
 なぜかと言うとムスリム(イスラム)王は生前に自分のお墓を作る習慣がありましたので、実際はこのタジ・マハールの裏手に川があ、そこに黒大理石で自分のお墓を作り橋で結ぶ計画をされました。  ところが内紛により、作ることが出来なくなり、結局このタジ・マハールで眠ることになりました。
 この川と言うのは、ガンジス川の支流でジャムナ川です。(このジャムナ川はデリーから流れてきており、この地までおよそ200キロです)

 インドは宗教が様々です。代表的なものでもバラモン教(古代ヒンヂュー教)、ヒンヂュー教、仏教、シーク教等。
 ヒンヂュー教は紀元前4世紀・マウリア王朝から確立しています。
 代表的な神の名前はシヴァ神、ヴィシュヌ神、ブラフマン神などです。
 


大理石の象眼細工

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 タジ・マハールは大理石に宝石・輝石などをはめ込んで、細かな細工がしてありとても美しいです。
 しかし、当時宮殿が完成するとその時の技術者や職人は殺されたり、指を切られたりしたそうです。
 後に同じ物を作れないようにだそうですが、自分のお墓を作る時どおするつもりだったのか?マハラジャはわがままな気がします。
 現代では、またその技法が再現されテーブルとか宝石箱など色々作られており、けっこうな値段で売られています。
 写真は、細工の一部を撮った物ですが、これは60CMほどのテーブルで2万5千US$もします。
 万と言う石がはめ込まれて、絶対変色せず、割れなければ何百年ももつ物ですが、このレベルは買えません。
 私は、石が600ほど使ってある、安い宝石箱を一個買いました。


ホテル

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 今回の旅行で使ったホテルは、5スターばかりでしたのでホテルの中に入ると別世界です。
 ホテルの外では、物乞いや誇りっぽい街なのですがホテルの敷地内は庭、森、プールとギャップが大きかった。
 やはり、貧富の差は大きくインド経済は中国同様貧富の差をどのように対策するかにかかっているでしょう、どこの国も難しい問題を抱えています。
 日本も最近は格差が広がり、問題となっていますね、これは日本の福祉制度がうまくいっていないしわ寄せをサラリーマンへ持って行っているので、会社も正規社員を減らす悪循環となっている、お金が国民に回らず、企業内部と政府の無駄使いでダメになったと思います。
 今後伸びる国は、日本のような問題を学習して伸びて行って欲しいと思います。
 インドにも投資しています、今年はまださえないので、がんばって欲しいと言うのが本音です・・・
 
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 タイと違ってあまり屋台の食事は見ません、それに屋台をやっているのは男の人で女性は商売をしていないようです。
 タイはほとんど女性なのですが・・・タイの男性はあまり働かず、女性が稼ぐ、インドは男性が稼いで女性は家の中のような気がします。
 どっちが理想なのか??
 インドを走っていると、色々な物を見ます。
 汎用エンジンを使ったトラック、らくだ(けっこう荷物運んでました)。
 日本では絶対町の中をこんな物で物運ぶことは出来ないですね。


ファテプール・シクリー

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 シャイーブールへ向かう途中、ファテプール・シクリーの遺跡に着いた。おまけくらいにしか考えていなかったが、すばらしい建築群で感激。
 アグラ城を造ったアクバル帝が、男の子が産まれるとの予言が実現したのに感謝してジャングルの中に作りました。
 水源が無く運ぶのが大変で、たったの14年で廃都となってしまいました。
 あまり使用されていなかっただけあって、400年以上たった今でも建物の傷みがあまりないが、観光客も少なくがらんとした感じでした、暑かった。
 ヒンズー教とイスラム教とユダヤ教の嫁さんがいて、お祈りの為に違った様式の建物を幾つも建てたそうです。
 権力者は奥さんのために一杯お金を使ったようです、今の社会も同じか・・・

シャイーブール、アンベル城

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 シャイーブールのアンベル城、ここへは象のタクシーで長い坂道を登ります。
 タイの暮らしが長いので、象に乗るのは別段珍しくもなく、子供はなんだ象かと贅沢なこと言うし、暑い温度計を見たら40度です。
 象のタクシーに乗っていると、物売りがついて来て、白檀の小物や人形買えと無視していてもほとんど頂上まで着いてきました。
 日本語で、「4個1000円」最後には「10個1000円」安いんですが、欲しくないので買いません。
 なんと言っても、インドに来る前にバンコクのインド人街でお土産の値段を確認、それよか安くないと買わないぞーと、しかし、安物お土産はバンコクより安いのは見つかりませんでした。(本当、恐るべしバンコク)
 家の家族はチップだけで済みましたが、他の人で途中で象が止まってしまい象使いが「ボールペン」と言うので、象でも突っつくのかと思い渡した所、降りるさいに返せといっても返してくれなかったそうです。
 象のタクシーに乗るときは気をつけましょう、バックに挿してあった、ペンが無くなった人もいますので。


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 アンベール城の敷地は広く、一般謁見の間(ディワーニ・アム)、勝利の間(ジャイ・マンディール)、歓喜の間(スクー・ニワス)、鏡の間(シーシュ・マハル)、貴賓謁見の間等、イスラムの影響を強く受けているらしく幾何学的な模様で飾られた部屋が見所。
 中庭には手動の噴水があり、水を汲んできて自分で流すとちょっとした噴水が楽しめるという・・・面倒そうですが、山の上水は運んでこなければなりません。
 涼をとるために、水がそれぞれの部屋を巡るようにパイプがつけられていたり、水に関しての様々な工夫が面白い。
 また、風の宮殿のように、窓から風は通すけれども上手く日光を遮るように出来ている。暑いインドならではの造りに感心しました。
 ここも、水の問題で長く使われなかったそうです、もったいない。
 しかし、戦争が多かったので、攻められても良いように山に作ったそうです。
 ここで、よくテレビでやったような蛇使いも見ました、やはりコブラなんですね。 

風の宮殿、ジャンタル・マンタル

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 ジャイプールの旧市街の街並みは、赤に近いピンク色に、見事なまでに統一されています。
 それは王様が大好きな色だからだそうです。
 それゆえピンク・シティーという別名を持っている。
 ピンクの壁に囲まれているのは市内の一部に過ぎないが、そこだけはメルヘンチックというか、まるでおとぎの国のような空間です。
 風の宮殿は、そんなジャイプールのシンボルとも言われる。正面から見ると、かつて女の人達がここから町を見下ろしていたというテラスが重厚な感じだが、実際は張りぼてのように奥行きがない。
 その分、名前の通り、風通しが良さそうです。

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 ジャンタル・マンタル(天文台)には、石造りの観測器がたくさん並んでいます。
 よくある日時計のようなスタンダードなものから、これが本当に観測器?というような巨大なすべり台の形をしたもの、オブジェのような奇怪な形ものまであり、外から見たらまるで遊園地のようです。
 日時計クオーツ時計と比較して確認、最小で20秒単位まで測れる日時計すごく正確に合っていました。
 300年近くも昔からこんなに細かい技術があったとは、しかもまだ現役で使えることにも驚きます。
 インドはソフトウエアー屈指の国、昔からすごかったんですね。
 

マハラジャホテルでチャイを飲む

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 マハラジャがお客さんをもてなすために作った建物がホテルになっています。
 たしか、マハラジャの財閥グループ「タージGrp」、ちゃんと不動産収入でお金を稼いでいるようです。
 行く途中、リクシャーで牛乳を売りに行く人を見かけました、インドの家ではけっこう水牛を飼っていて毎朝、牛乳を売りに行きます。
 これを使ってインドで有名な「チャイ」を作るんですね、ちなみにチャイの葉っぱを買って来ましたが、普通の牛乳で作ると濃厚すぎます。
 水牛の牛乳は薄めなのでしょう。
 またまた、外の街とは全然雰囲気の違う所でのお茶、こんなに優雅で良いのか?少し後ろめたいお茶でした。


クトウプ・ミナール、フマユーン廟

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 クトゥプ・ミナールは世界遺産、そういえばインドの遺跡はほとんど世界遺産です。
 クトゥプ・ミナールは基部の直径が14.5m、高さが72.5mもあるヒンドゥーとイスラムの様式が混じった塔で、赤砂岩、大理石等の側面の彫刻が細かくて本当に綺麗です。
 残念ながら現在は事故とかがあって登れないので、外観のみの見学です。
 昔は100mあったとか、カミナリで折れてしまったと聞きました。
 この塔の、すぐ側に作りかけてそのままになっている、塔があります、これは次のマハラジャがクトゥプ・ミナールより高い塔を建てようとしましたが、戦争で作れなくなってしまいそのままになっています。
 塔の近くにはインド初のモスクである、クワットゥル・イスラーム・モスクがあり、その中庭にぽつんと立っている高さ7mの鉄柱は鉄の純度が高く、4世紀頃に作られたのにも関わらず、未だに錆び朽ちていない物です。
 日本でも弥生時代から「たたら鉄」の技術があり99%以上の鉄を作っていたので昔の人は手間と時間をかけてすばらしい物を作っていたと思います。
 純度の高い鉄は、フィンランド(鉄鉱石そのものの純度が高いので作れる)を除き、最近になってやっと工業的に作れるようになったと言うのもありますので、すごいと思います。
 ここは公園のようになっていて、良い所でした。
 世界遺産「フマユーン廟」は、ムガール帝国第二代皇帝フマユーンの墓廟であり、第一皇妃ベガ・ベガムにより、1556年から10年ががりで建設されたインド・ムガール建築の原点とも言うべき建築物です。
 本格的なイスラム建築で、建物本体は左右対称に構成され、イスラム建築によく見られる尖状アーチが反復して用いられており、建物本体の高さは21メートル、幅48メートルで中央の丸屋根には白大理石が使われ、建物の砂岩の赤色を引き立たせています。 
     墓廟は、高さ7メートル、幅80メートルの基壇の上にあります。
    なお、フマユーン廟は、のちの「タージ・マハル」のモデルにもなった美しい建造物です。


インド門

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 インド門は、1972年のインド独立25周年にあたって、 無名戦士のために永遠の火がともされた将兵の合同慰霊碑です。
 高さ42メートルのアーチには1万人あまりの将兵の名が刻まれていると言ます。
 ここでの観光は最後の日、飛行機の時間が夜中なので夜ライトアップされた時間に行きました。
 多くのインド人が、観光、涼みに来ていまして、屋台やお土産屋などすごい賑わいです。
 世界の平和を祈って、今回のインド旅行は終わりです。
 しかし、最後に油断して、お腹を壊しました、完全な食中毒症状帰ってきたから1日寝込みました。
 インドでは油断禁物です!!


お土産は

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 買った物は、インド綿とインド綿のスカーフ、カシミアのショ−ル、大理石の宝石箱、インド綿とショールです。
 宝石箱はけっこう値切って納得の価格になりましたので購入、600以上の石が使ってあります、落として割らなければ何百年でも使える・・・(笑)。
 インド綿自体はそんなに安く感じませんでしたが、種類が多く気に入った柄がありました、ショールは日本で買う物の3分の1から4分の1の値段で、これはお買い得。
 織りがすごいです、他にも高い物は良い物が多かったですが、そんなに沢山あってもどうするのになってしまいます(笑)。
 最後まで、観光の参考にはならないページを見ていただき、ありがとうございます。