イメチェン〜服従するは我にあり〜
猫のホテル
いつもお芝居が終わるまで劇場でいただく作者や演出者からのご挨拶文ですら読まないように情報を入れないように気をつけているので、今回もお芝居がすっかりおわってから「ご挨拶」を読んだ。
で、なるほど、と。そう思った。演出の福原氏の「内面が外見を浸食する」は確実にあると思っているのだ。なるほどなのだ。
お竹さんは、先生のときも秘書のときもずっときっとお竹さんであり続けたのだ。先生だからって何かが変わるわけじゃないのだ。そういうことだ。そういうものだ。
いろいろわかっているからこそ大人は切ない。なのだ。
もちろんまことさんが素敵だったんだけど、しんぺーちゃんよかったなぁー。さすが罪と罰だなー。CD持っててよかったなー。サインつきだしなー。
という、至極大雑把な感想でしめくくる。
そして、たぶんだけど、修学旅行中にまく人たちはお友達じゃないからね、きっとね。でも、その感じなさは無敵よ。
2010.12.25/ザ・スズナリ
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母を逃がす
大人計画/本公演
年末のお楽しみ、大人計画本公演へいざ。
伝説の「母を逃がす」の再演を逃すとか、想像しただけで身の毛もよだつので、チケットはお早めに手に入れようと先行発売日のさらに前日にウッカリ行列する始末。2日がかりで並んだ割にはまぁまぁの席を入手。マヌケ故の2日がかりなのだから致し方ございますまいて。
当日もご飯を食べる時間がちょいと足りない感じでなんとか劇場に滑り込んで『イザ!』と意気込んだのもつかの間。アンケートという難関が待ち構えていた。
「大人計画の芝居は何本みたか」とか「今回の直前にみた大人計画の芝居のタイトルは」とか難問を投げかけてくる。こちとらさっきご飯を食べたもんだかはっきりしない身の上なのに、なんたる難問。
「斉藤幸子だったはず」と書き込んだ途端、「ちがうやん!斉藤幸子は斉藤由紀出てたやん!サッちゃんの明日じゃん!もーーっ。同時期に似たようなタイトルだったから混乱するわー」と大騒ぎ。体力をひとしきり使ったところで開幕となった。
「あー、これが伝説なのね。」そう思った。あの部分もこの部分も松尾ちゃんで松尾ちゃんで。恋しさとせつなさと心強さと松尾ちゃん。
トビラの扱いやらリクと地介の関係やら。初演で衝撃を受けた皆様にさんざ言われたからか、そのときのその人達よりも圧倒的に歳を取っているからか、覚悟していた程のエグミは感じずに済んだ。それがよかったのかもったいないことをしたのかは考えないことにする。
改心した(らしい)地介というか皆川さんの「グロスで愛してる」って言葉がツボ。笑ってね的箇所に組み込まれているけれど、でもでもそれって、と深読みをしたりして楽しめた。
とにかく良かった。DVDとかなにかで観ないでよかった。劇場に勝るシチュエーションはないもの。本当によかった。大人計画をグロスで愛してる。
2010.12.04/本多劇場
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鋼鉄番長
2010年劇団☆新感線30周年興行<秋>豊年漫作チャンピオンまつり
橋じゅんが腰痛に倒れ、ナルシーもアキレス腱やっちゃってもショーマストゴーオン。三宅マンが立ち上がってくれた。すごい男だぜ。
なんとか手に入れたチケットを握りしめて劇場へ。
事前にご飯を食べようと勇んでいた割に、家を出るのがギリギリで劇場にもギリギリ到着で大汗をかいた。
客席は見渡す限りの人。三宅マンだから払い戻しちゃう!なんて人はいなかったみたい。ビバ、お客さん。
もうどれもコレもオモシロ過ぎてゲラゲラ笑いっぱなしで疲れたくらい。
ちょびーっと痩せて調子に乗ってるらしい古田さんも相変わらずキレのいいダンスでステキでござった。
ちっさめの人のあれも青っぽい人のあれも全く見てないのに、充分通じる共通言語だよなーと感心しきり。
あれから我が家では右近さんごっこが流行ってる。
ほんと、三宅マンありがとう!かっこよかった!
2010.11.03/サンシャイン劇場
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アラン!ドロン!
表現・さわやか/第7回公演
待ってましたの新作祭り。祭りではあるけれど、山パン山車は無し。もう無し。
開演前のおなじみの注意事項放送が村上さんだったんだけど、それが軽くイラッとする。
そして案の定の女装@巨乳にてイケテツ登場。
ブルーマンに悶絶。「そんなティムバートンがお送りする、ショートコント。ティムティムティムティム・・・」がツボ過ぎて倒れそうだった。
夏フェスの掟もすごい。やっぱ怖くて夏フェスには行けないと思った。
あいかわらず最後の挨拶などで見せるイケテツの顔にじんとする。本当に好きなんだなぁ。こんなにも好きなことがある人は素敵だなぁ。
2010.09.04/下北沢駅前劇場
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スリーベルズ
咲く・演出・出演:後藤ひろひと
あれは出演でしょうか、大王?まぁいいけどね。いつもだからね。アルバイトにもなったみたいだしね。でも、クドカンみたいな扱いをされるようになれるといいっすね。
小ネタがいちいち面白くて。スキャットマン・ジョンとのりピーを重ねてくるあたり、もう泣いたらいいのか笑ったらいいのか。
いつものある意味ベッタベタのいい話ではあるんだけど、ただのいい話じゃないから大王。
ウーイェイよしたかの用途が秀逸であった。しゃべるだけで納得する適役だった。意外!
福引きハガキ忘れて行って取りに戻ろうかと思ったす・・・。
2010.08.28/パルコ劇場
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ガラパゴス
少年王者舘/vol.34
いつもの少年王者舘。どこから来て何処へ行くのか。
アレはいつで今は何処なのか。
我が家では進化論の体現がかなり流行ったものです。
また、ライブハウスなどで自由にしていい場所では踊りの真似っこも楽しみました。
スズナリでよくぞあそこまで踊ってくださった。本当にすごい。
2010.08.19/下北沢ザ・スズナリ
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さらば八月のうた
劇団M.O.P/最終公演
ありがとう、としか。
登場人物の誰も彼もが愛おしい。
もう会えないのが悲しいけれど、何事にも終わりがあるので仕方ないと諦める。
2010.08.07/紀伊國屋ホール
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さっぱり!親子丼
動物電気2010年初夏公演
いきなりよーすけちゃんが登場するのだ。よーすけちゃんリターンズ。
もう相変わらずのおもしろさなので細かいことはいいや。動物電気でしたよ、ということだ。
2010年らしさと言えば、恒例の換気タイムに「換気タイムなう、ってTwitterでつぶやいてくださいねー」と言い出したこと。大受けして観劇後に周回おくれで「換気タイムなう」をポストしておいた。
コバケンは綺麗さっぱり脱いでた。ステキだった。
辻くんが少々元気ない感じがしたので体調大丈夫かなぁと思ってしまった。何せ細いし。
みんな元気でまた次回も楽しませてくださいなー。
2010.06.06/下北沢駅前劇場
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THE LEFT STAFF
Piper #8
下北駅で井の頭線で移動中の動電コバケンを発見しつつ会場に到着。さて、今回も楽しめそう。
早めに到着しても大抵はフライヤーを眺めて同行者とぼそぼそと話すくらいなのだけれど、いきなり仕掛けにひっかかるわたし達。
来場記念に名前を書くといいよ!と舞台中央にボードが用意されていたのだもの。お名前書くじゃないのよ、そりゃ書くわよ。
そんなこんなで大王が登場し、いつものように開始。残りの一人が正しい一人だ、とするメンバー選抜大会が催されている様子。
Gさんて呼ぶのをいやがったり、Aさんが二人じゃいやだったり、同姓同名が居たりとおもしろポイントがそこここに散りばめられていた。
お気に入りは「Eさんフロムペルー」に決まり。訳も無く言いたくなるもの。
ダンスもマイムパフォーマンスも全部楽しかった。
座席の右隣にいた夫婦が交代でトイレ行くわ、地声(でかい)でおしゃべりするわ、首でも絞めてやりたかったことは記しておこう。静かにしろな。あと、トイレは行っとけ。芝居前に行っとけ。ったく。
2010.04.24/青山円形劇場
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博覧會 〜世界は二人のために〜
作:千葉雅子、演出:池田成士
作者、演出者、出演者のすべてが好きな人達だけで塗り固められているという個人的には涙モノの作品。特に篠井さんを一度拝見したかった身には嬉しい限りであった。
ちょいちょい挟まれるおバカさんな会話としょーもないキャラクター達だけれど、やっぱり哀しい。夢をぶら下げられて踏みつけられる。
何処まで耐えるかの根比べか。
誰もが幸せになっていいし大切な人が幸せであって欲しいと祈っていい。なかなか上手くいかないし下手するとかえって不幸にしたりもする。そんな生き物なのね、わたしたち。
生まれて初めて観たいわゆるお芝居での座長だった大谷さんを遠くまで来た今のわたしがまた観ている。それが不思議で嬉しかった。お芝居と関係ないけど、ね。
あ、あと、ご飯がっちり食べすぎだからね。お腹いっぱいになるからね。気をつけて。
2010.04.10/東京グローブ座
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アンチクロックワイズ・ワンダーランド
阿佐ヶ谷スパイダース
どうしたらいいんだろう。もうワンダーでワンダーで。
相変わらずイケテツはいい声だなぁ。とか
伊達さんは男前だよなぁ。とか
しょーもないことしか言えないワンダー加減でありました。
出だしの妻の台詞でラストが予想できたわけだけれど、それにしてもワンダー。
2010.02.14/下北沢本多劇場
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スーパースター
劇団鹿殺し10周年記念公演・第一弾
久々の単独行。いつもの相方はお仕事だと泣きながら訴えていたが、それはそれ。鹿殺しは休めない。
「Evey dog has his day」。そんな日を待ち続けている若人のお話。若い若い。
それを「こんな日もあったよね。過ぎて来たよね。」というように少々俯瞰な感じで見せてくれるので違和感を持たずに済んだ。これが「待ってます!イエスっ!青春っ!!」とかだと暑苦しいのでお年寄りなわたしには辟易となってしまう。このあたりのさじ加減が最高だった。
ブッチャーも勿論ヒーローなのだけれど、とにかくわたしのツボはママさんコーラスの先生。まったく目が離せなかった。
お芝居終了直後に恒例の役者自らの物販を物色。前回の公演後に購入しようとしたら明日からなのーと買い逃した「赤とうがらし帝国」のCDを購入した。オレノさん手ずからお釣を渡してくださった。いやぁ、幸せシアワセ。
チケットの注文時にぼんやりしていたため、舞台の並びあたりの席になってしまったことだけが悔やまれたのだった。
まだまだ10周年を楽しませていただくよ。
2010.01.23/青山円形劇場
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キミ☆コレ
シベリア少女鉄道スピリッツ
いやぁ〜、待った!待ったよ。2年も待ったんだよ、シベ少。
お陰様で整理番号3番をゲットし、一番前のど真ん中にドカンと着席して観ることができた。
今回は外れじゃなかったけど、シベ少は気をつけないと一番前が不利になることもあるので賭だったんだ。よかった、ホント。
とにかく面白かった。大ネタのあのアニメを1秒たりとも観たことがないという人非人なわたしでも心から楽しめた。
ここのところお財布を出す際には必ず「はいっ!おぉかぁねぇーっ!」と心で思ってしまうのが今回の後遺症。
せめて年に1度はお会いしたいです。いつもいつも大変だと思うのですが、よろしくお願いしたい。
藤原さんが帰ってきてくれた、嬉しい。加藤さんが毎度おなじみだった、嬉しい。客演がゴキブリコンビナートからいらしていてくれてようやく観る機会が持てた、嬉しい。
毎日観たかった−。
2010.01.09/タイニイアリス
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