02. Appeal to Wedding Businesses (The Real Thing)(J)
(Outline of a lecture given in Tokyo to about one hundred business people in 1998)

チャペル・ウェディング事業に従事しておられる方々へ

次に二通りの考えが書かれていますが、このどちらかを選択するかによって、チャペル・ウェディングの成果は大きく左右します。

1.「かっこいい!」形にあこがれてくる二人の気持ちを利用して余分に利益をあげようとする構え。
2.それとも、「本物」の式をあげ、本物の体験をしていただこうとする構え。

「本物」とはどういうことでしょうか。

1.真心のこもった指導と挙式
結婚されようとするお二人は互いに結ばれるべく契約を交わし、一つの人生を共に歩もうとしています。お二人は掛け替えのない、大切な存在です。この決断はお二人が経験することの中で、最も重要なことでしょう。
そこに目をつけて、結婚式の打ち合わせをする時に、よりお金を使わせようとしていませんか。彼にとって特別な時である結婚式を、心を込めて行うという心構えに徹しているでしょうか。
もし、自分の娘がそこに立っていたとしたらどうでしょう。娘の結婚式が、真に意義深く、感慨深い、最も美しいものとなるために、スタッフや司式者に一生懸命にやってもらいたいと願わないでしょうか。
出来るだけ多くの利益を得たいという願いは、このような時に優先されるべきでしょうか。

2.真の司式者
真心を込めて行う人
 −上に述べたように一度限りの大切な式であるということに一心に焦点を合わせて行う人。
 −結婚式を執り行うことに召されていて、使命感のある人。正当な資格を有する人
 −真実、且つ、まねごとをする人ではなく、意識的に福音を携えている人。
 −生ける神に、神との個人的な関わりを通して、真実で、正直な祈りをささげることの出来る人。
 −司式者に対して責任を持っている団体から、クリスチャンの司式者として認められている人。
適切に行う能力のある人
 −自分の言葉を真に感情を込めて伝えることの出来る人。
 −言葉(日本語、これは外国人牧師の場合)を十分に習得している人。
 −厳粛さと、礼拝の雰囲気をかもしだすことのできる人。

3.正当な建物
教会、及び、そのシンボル、また装飾品などは、キリスト教会を正確に表すものであるべきです。聖堂は回り舞台装置や、キラキラ光るライトなど、派手で目立つものであってはなりません。

4.適切な準備
これは結婚式に先がけて、お二人のために行われる、オリエンテーションのことを意味します。
 −教会式結婚式の背景と意義が説明される。
 −誓約を含む式の一部が、その意味と共に説明される。
 −結婚における夫婦関係に関してのアドバイスが与えられる。

5.適切な時間
快く、意義深い時を提供するには、25分から30分を要します。厳粛で、良く配慮され、思いを馳せることの出来る雰囲気を造り出すことが必要とされます。式には、列席者がくつろぐことが出来、行われていることが理解出来るのに十分な時間を掛ける必要があります。
ご家族やお友達に、「次の結婚式を行うために、わざと時間を短くしたり、丸暗記した意味のない式文がただ単に唱えられているだけ」と感じさせるものであってはなりません。

6.教会堂は神聖なことのために使用されるものという認識
その意識は、一つ、もしくはそれ以上の特別な儀式を通して指示される。
  −キリスト教式起工式
  −キリスト教式献堂式
それらの儀式は教会堂が、生ける、創造主なる神が宣言され、神の御声が、聞こうと欲する者に聞かれるために、聖め分かたれた、聖なる場所であると言う事実に則っています。いかなる状況であっても、教会堂に関する儀式は、神道の神主や、その他の宗教を司る人達によって行われてはなりません。

本物の反対とは何でしょう。

ベルト・コンベアー式考え方
1.出来るだけ多くの収益を得る為に、短時間に出来るだけ多くの式を行うこと。
2.派手な目立つ方法で、見込み客の注意をひくこと。
3.結局お客は「かっこよさ」だけを期待しているのだから、それと引き換えに喜んで彼らのお金をもらうという考   え方。
4.事前オリエンテーションなどの、余計な時間と、費用のかかるものを避けること。

私の訴え

1.教会結婚式の意義や、結婚の誓約の意味を知らないお二人や、その家族を利用しないで下さい。
2.人々に教会やクリスチャンの誤ったイメージを与えないで下さい。それらの神聖なシンボルの真の意味を無視したり、隠したり、個人の利益の為にそれらを不適当に利用し ないで下さい。偽牧師を司式者として用いないで下さい。また、キリスト教会や教会結婚式に関する間違った考え方を伝えることや、また、間違った方法で式を行うことによって、自ら偽物とならないで下さい。

なぜ本物か−霊的な面
生ける神は、金儲けの為の虚為や、ご自身の名前が間違って利用されるのを軽く見られません。彼こそは宇宙の造り主であり、全ての主であられます。彼は私たちの態度と行いを裁く方であり、私たちの心をごらんになり、行動を起こされます。

なぜ本物か−実際的な面
「良い結婚式ができた。」と喜ばれることによって、また、それによって信頼を得ることによってこそ、お客様に満足していただくことができ、長続きする関係がうまれてくるのです。もしお二人とそのご家族が、別の結婚式場で行われている式の方が、より意義深く、より心のこもったものであるのを見られたら、「偽物をつかまされた。」と思わないでしょうか。そうしたら彼らは二度と戻ってこないでしょうし、友人達にも勧めないでしょう。

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私は、挙式から正当な収益を得るという、ビジネス面の必要性と、ウェディングドレスや、その他の「かっこよさ」の面に訴える必要性を認識しています。そのことは間違っていません。私たちは、お二人の理解の程度にしがって応えることが出来ます。しかし、私たちは、彼らの期待以上のことをするべきでしょう。彼らが堅く結ばれた、持続する結婚関係を築く助けをする為に、私たちは、彼らが背景と、やっていることを理解出来るような、心のこもった、意義深い結婚式を提供しなければなりません。                   

それが本物です。                                                                

ドイル・ブック  1998年3月