花のDJ稼業

夜も深まる勉強部屋に、
勉強しているふりをして
深夜放送を聞いている
多くの少年少女達
そしてここにあらゆる
就職口を振り切って
念願のDJになった
男があった。

西に夕日が沈む頃、
みんなが会社を終える頃
家からのそのそ這い出して
放送局へと向かい行く
舌先三寸生きてゆく
花の花のDJ稼業

ハガキの量の大小で、
俺の人気が決められて
10月、4月の改編期、
番組サッと降ろされる
半年先はメド立たず
花の花のDJ稼業

大学も出ました。
ソロバンも3級です。
しかし、この業界、
学歴って関係ないんですね
目立った奴が勝ちみたい。
なぁ、田中!

君は随分、稼ぐねと
いろいろ皆は言うけれど、
カタギの衆よ、驚くな
放送ギャラのこの安さ、
サラリーマンやっときゃ
よかったな
花の花のDJ稼業

一度やったら、この世界、
のめりこんでく、アリ地獄
身分保証やボーナスや、
健康保険もなんにもない
いつまで出来るこの商売
花の花のDJ稼業

俺、長男だしなぁ、
親を養わなきゃ
ならないしなぁ
嫁さんも欲しいし、
子供の給食費にも、
おののかないような
立派なDJになるぞ!


作詞・作曲:つボイノリオ 
編曲:野村豊

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