つボイノリオ還暦祝いコンサート
に行って来ました。

2009年4月18日、つボイノリオさんの60歳の誕生日に合わせ、愛知県一宮市で行われた還暦祝いコンサートのレポートです。

出演:つボイノリオ、つボイロイト祝祭管絃楽団
開催日:2009年4月18日
場所:一宮市尾西市民会館
主催:CBCラジオ


このポスターやパンフレットのデザインは、
楽団員(女性チェロ奏者)が手がけたもの。
CBCの中継車が3台も。
ここらへんから“何か”が匂ってきます。


(DVD化決定 夏販売予定)
折角のお祝い事ですのでお花を
贈らせて頂きました。

・・・が、欲張ってたくさん書き込んだのでこの通り。
ここが素人の悲しさ。 (つД`)
今後に活かします。

つボイさんに見て貰えるのも嬉しいのですが、
つボイファンの方々が花と一緒に写真を撮って
いるのを見て更に嬉しく思いました。


“松葉区寿司組合”さんには負けました。
←熱烈なつボイファンであるTシャツ業者さん
からのプレゼント。

新しいシンボルマークですね。
愛らしいリスが栗を舐めています。
リスと栗、ではなく、反対です。

リスを漢字にすると“栗鼠”。
本当にクリが好きなんです。

後ろの勾玉もアイナメ度を増しています。


右は終了後、ただ「一宮の夜」ということで。


プログラム

T部
ヨハン・シュトラウスU世:喜歌劇「こうもり」序曲 Op.367 "Die Fledermaus" Overture Op.367
つボイノリオ、山本雅志:「怪傑黒ズキン」 ※ Wunder, eine schwarze Mönchskutte
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」 La Traviata "Libiamo ne'lieti calici"
伊福部昭:「SF交響ファンタジー」第一番 Symphonic Fantasia No.1
U部
つボイノリオ、山本雅志:「一宮の夜」 Nacht von Ichinomiya
つボイノリオ、山本雅志:「極付け!お万の方」 Oman, Ich bin äußerst
プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」 A musical tale Op.67 "Peter and the Wolf"
アンコール「金太の大冒険」
アンコール「ラデツキー行進曲」
 ※つボイさんの作品として正式には「怪傑黒ズキン」ではなく「傑黒頭巾

プログラム補足、説明

T部 沢山の中継車、クレーンカメラまでセッティングされた会場。ただならぬ雰囲気で幕を開けたのである。
喜歌劇「こうもり」序曲 Op.367 単につボイノリオ目的で来ているファンにとって、クラシックコンサートとは一体どんなものか、
どんな感じで聞いたらいいのか、そんな不安を取り除く軽快でポピュラーなオープニング。
つボイさんは単純にこの曲が終わった6時9分に登場したかったらしいが、結局少し押して
登場は6時11分だった。
ここではつボイさんはまだ登場せず。
怪傑黒ズキン つボイさん登場し指揮を取る。歌、合唱の無いインストゥルメンタルからは、この曲が放送禁止になった
過去は微塵も感じない。クラシックが手拍子で盛り上がるのは異様に感じるが、観客との一体感を
つボイさんだけでなくスタッフも喜んだそう。
気持ちよくタクトを振れたが、一つだけ気に入らない音があると言うつボイ氏。
よく楽団を見てみると、ホルン奏者の中に小高直子アナが紛れていた。カツラまで被って。
つボイさん曰く、「大太鼓が2つあるかと思ったわ」。
歌劇「椿姫」より「乾杯の歌 難易度の高い指揮のため、つボイさんが最も時間を費やした曲。

CBC“聞けば聞くほど”木曜日、法律相談コーナーで活躍の大塚ラ子(いくこ)弁護士が歌いました。
真っ赤なドレスで登場した彼女は聞けばリスナー以外には無名ではあるが、リサイタルも開く本格派。
何よりつボイノリオをこよなく愛するひとり。
SF交響ファンタジー」第一番 伊福部昭(Wiki)作曲
映画ゴジラの音楽の作者、と言えば誰もが想像できるだろうか。

この「SF交響ファンタジー」は、この6本から構成されている。
・「ゴジラ」(1954)
・「キングコング対ゴジラ」(1962)
・「宇宙大戦争」(1959)
・「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965)
・「三大怪獣地球最大の決戦」(1964)
・「怪獣総進撃」(1968)

今回のつボイロイト祝祭管絃楽団は、つボイさん言うところの「皆が手弁当で集まってくれた」、プロアマ混合の楽団。
コンサートの企画が出来、“つボイさんと楽しい事をやろう”と集まってくれた彼らは報酬どころか「参加費」を
払ってこのコンサートを成功させたという。これはただつボイノリオを好きというだけでナンチャッテ団員が集まると
演奏が疎かになるという指揮者永田氏の発案。
楽団員は手弁当でやる代わりにこの交響曲をプログラムを演奏させてという希望だったらしい。
U部 T部とはガラッと変わり、楽団員は全てTシャツ姿で登場。(栗とリスのマーク付き)
楽団員は白T、つボイさんは還暦ということで赤T。
一宮の夜 つボイノリオ氏が生まれたのは一宮市奥町。そこからほど近いコンサート会場で還暦コンサートを
開けた事は何物にも代えられない想いがあるのだろう。オーケストラをバックにしっとりと歌い上げた。
極付け!お万の方 小高「本当にやるの?」
つボイ「気持ちよくやりますよ、気持ちいいお万」

「お万、お前は素晴らしい女だ。俺はいつかお前を超えることが出来るだろうか。
俺はいつかお前を越したい。お万、越したい!」


訳もわからずつボイファンに誘われてこのコンサートに連れてこられた方の驚きを察します・・・。
俺の尻を舐めろ。きれいにきれいに、ね。 番外編。モーツァルト作曲のカノン方式の声楽曲(ケッヘル233番)を紹介。

「俺の尻を舐めろ。きれいにきれいにね。舐めれば舐めるほど、きれいになる。俺の尻を舐めなさい。
それは焼き肉やバターのように脂ぎった願望なのだ 二人よりも三人で舐めてみよう。
さぁ、舐めて、舐めて、舐めまくれ。みんなで尻を舐めるのだ!」
交響的物語「ピーターと狼 少年ピーターと小鳥が、狼を生け捕りにする、という内容をオーケストラで表現。しかし、その舞台はまさに一宮市。

ピーターのお爺さんはUFO見つける謎の老人だったり、狼を仕留める罠が荒縄にローソク、最後には三角木馬
まで登場し、亀甲縛りで縛られた狼の運命は如何に!
(ゲスト登場) 現一宮市長とミス一宮七夕クィーン登場。
一宮市長→つボイさん、一宮ミス七夕クィーン→指揮者永田氏、小高アナ→コンマスへ花束贈呈。

「10数年前にスナックで友人が歌った「金太の大冒険」がなんて面白い歌なんだと思ったが、今回のコンサートの
資料からそれをつボイさんが歌っていると初めて知った。去年の七夕祭りでは語りだけで30分も盛り上げてくれたので
TPOをわきまえているひとだと思った。」(市長談)

(ミス七夕に、つボイさんを知っていましたかの問いに)
「つボイさんのことは知っていました。カタカナ・・・。」、 「そんだけですよ・・・。(笑)」(つボイ氏)
(今日のコンサートはどうでしたかの問いに)
「クラシック音楽は素敵な音楽なのに面白かったのでファンになりました。」
とりあえず終了。そしてアンコールへ。
金太の大冒険 (アンコール1) 「1曲、忘れてました。あの曲でございます」 いつものように大振りで熱唱。
ラデツキー行進曲 (アンコール2) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートにて、アンコールの末尾を飾る曲として有名。
サプライズ! 観客に配られた1枚の還暦を祝う赤い紙。これは最後の最後につボイさんを驚かそうというものでした。
小高アナの「さぁ皆さん準備は宜しいですか、つボイさん還暦!」のかけ声の後、

皆が「おめでとう!」と赤い紙を頭上ではためかせる。楽団員も赤いハンカチを振る。
つボイさん、「ありがとう、知らんかった・・・。」と絶句。
「本当に今日は皆さん、我がふるさとに来ていただきましてありがとうございました。
人生最高の誕生日を迎えることが出来ました・・・。」

つボイさんの目元には光るものが。それを見る自分も視界がぼやけて来て・・・なんだこの目から流れる水は!
閉場