つボイノリオさんのインターネットラジオ番組、『楽耳王(らじおう)』の収録スタジオにお邪魔し、収録の一部始終を拝見させて頂きました。つボイさんのスタジオでの様子を記録した独占レポートです!
(収録の妨げにならぬようノーフラッシュで撮影したため、画像のブレが激しいことをご容赦下さい)
インターネットラジオ 『楽耳王(らじおう)』とは | |
ハラショー(http://www.harashow.net/)はNECO家が配信するインターネットラジオ番組。 |
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19:10 スタジオ入り | |
取材は7月某日、東京の某スタジオで行われた収録にお邪魔しました。つボイさんは地元名古屋で帯番組(CBCラジオ『聞けば聞くほど』 月曜〜金曜 午前9時〜12時)を持っているため、これを終えての来京となります。過密なスケジュールではありますが、つボイさんは「人のお金で東京に来られる」と楽しんでいるご様子。つボイノリオの蘊蓄の基本は、とどまることなく「見聞きし、体験すること」がベースになっているようです。 スタジオ入りは19:10。いつものように沢山の荷物を持って現れたつボイさんは、先ず手洗いを済ませ、次にするのが「コンビニで買ってきたお菓子」のスタンバイです。コンビニ・フリークでもあるつボイさんは新製品が出ると必ずチェックします。今回の目玉は東ハトの“暴君ハバネロ”。激辛スナックがブレークしている今、注目の一品です。 |
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食べきれないほどのお菓子 | 暴君ハバネロは・・・見るだけにしておきます。 |
19:20 録音室に入る | |
ここのスタジオはデッキやミキサー等が設置してある8畳ほどのレコーディング室の奥に、防音処理をされた4畳ほどの録音室があります。つボイさんは買ってきたお菓子をおもむろに録音室のテーブルの上に広げていきます。 Qシートというメモに本日分の番組の流れが書いてあります。このメモに加筆しながら今日はどのコーナーをやるか、どういう流れで進ませるかを書き込んでいきます。リスナーから寄せられた膨大な量の投稿は全てA4用紙に印刷され、コーナー別に束ねられてあります。つボイさんはこの投稿に全て目を通し、どの投稿を採用するかを考えます。 (現在の番組の出演者はつボイさんと、ハラショーのディレクター兼アシスタントのタケポンこと原さん) 【作業1時間10分】 |
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レコーディング室には所狭しと機材が設置してあります。 | タケポンが手にしているのは僕が差し入れた 中村屋のカレーパン。 |
20:30 パソコンを取り出す | |
投稿をチェックしたあと、つボイさんは持参したノートPCと携帯用キーボードを広げました。今日来たメールをチェックし、チャカチャカと返信。このまま深夜までかかる収録ですので、自分宛に来たメールは先に処理してしまいます。 【作業30分】 |
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送られた投稿一つ一つをチェックするつボイさん。 その眼差しには気迫が感じられました。 |
軽快なブラインドタッチで打ち込み。 |
21:00 投稿再チェック | |
その後簡単に投稿を読み直していきます。 【作業15分】 |
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21:15 夕食 | |
速いテンポの収録の時は1本目を録音し終わってから夕食を食べに行くこともあるようですが、この日は出前で済まされました。録音室に缶詰状態のつボイさんが唯一室外に出ていた時間です。 【所用25分】 |
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21:40 “音楽実技”作品チェック | |
音楽実技とは、リスナーが作った楽曲や替え歌、巷で話題の音楽などを取り上げるコーナーの一つです。まずはどの曲を使うかを決め、次にキューが出たらすぐに流せるようにセッティングしておきます。ミキサーや機材の操作は全てスタジオ専属エンジニアのYさんが一人で行っていますが、オープンリールテープのセットやコンソールの操作がとても軽快で目を奪われました。 ミキサーの上にあるCDプレーヤー2台で採用作品のスタンバイをします。この日はカセットテープに録音してきたリスナーさんがいたので、このソースも一度オープンリールテープにダビングし、スタンバイさせておきました。 【作業40分】 |
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音楽を聴きながら入念にチェックする両人。真面目に聴いているが、流れている曲は下ネタまじりの歌や、ギャグソングばかりでした。どんな下ネタにも手を抜かないというのがつボイさんのモットーです。 | |
22:20 いよいよ収録(1本目) | |
スタジオ入りから実に3時間余り、いよいよ録音が開始されます。録音室のドアを閉め、つボイさんとタケポンはヘッドフォンを装着、Yさんに合図してテープが回り出します。(音源はDATに録音されますが、バックアップとしてオープンリールテープにも録音します) 楽耳王のオープニングテーマとして使われている「名古屋はええよ、やっとかめ!」が流れ出し、つボイさんの軽快な挨拶から始まります。 「みなさ〜〜〜ん! また始まりましたですよ〜〜!」 録音室にはモニターがあり、つボイさんの声が大きく響いてくる。アンプを通したからということではなく、明らかに平常時とは違う声の張り。日常生活でお話しする際は決して大きくないつボイさんの声だが、マイクを前にするや腹の奥底から出されるメリハリのある声にプロを感じました。 録音現場で分かったことといえば、「編集しない」ということです。つまり最初から最後まで1テイク。オープニングや途中のジングルも全て用意済み。収録時間イコール放送時間となるわけです。 【収録1本目所用1時間10分】 |
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投稿を読むつボイさん | この笑いのツボはなんだっけ |
23:30 1本目録音終了 | |
1本取り終えると軽く休憩のあと、すぐに投稿チェックとパソコン打ち込みが再開されました。 【作業1時間35分】 |
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手洗いを済ませ、録音室に戻るつボイさん。 (完全にブレブレです) |
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01:05 2本目収録開始 | |
この時点で深夜の1時過ぎ。朝の番組からやっているのにどうしてこんなにタフなんでしょうか。僕のまぶたの方が先に落ちてきそうです。2本目とはいえ、つボイ節は相変わらず響いてきます。 | |
02:10 2本目録音終了 | |
お疲れ様でした〜、ということでこの日の録音終了。これで終わりと思いきや、ハラショーのトップページを飾るつボイさんの動画の撮影、そしてスチルの撮影。(どちらもタケポンの携帯電話にて撮影されました) この日はタケポンがセッティングしたサンプリング・マシンにつボイさんの声を録音し、テンポのいい曲に合わせて色々な言葉を掛け合わせるという試みがされていました。 ズンズンチャチャ♪「アホ」、「チンポ」、ズンズンチャチャ♪「コマン」、ズンズンチャチャ♪「タレ」、「ブー」・・・。 狂ったようにボタンを押して再生するつボイさん、レコーディング室のJBLスタジオ・モニター(スピーカー)から大音量で流れるえげつない言葉の一つ一つはとてもシュールな気分にさせてくれました。 |
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02:30 終了 | |
スタジオ入りから約7時間。外に出ると、眠らない街といわれる東京ももはや闇の中。つボイさんもさすがにお疲れの様子であり、タケポンの車に乗ってホテルへ向かうのでした。(お疲れ様でした) | |
この日のスケジュール | |
19:10 つボイさんスタジオ入り 19:20 投稿下読み開始 20:30 パソコンに打ち込み開始 21:00 投稿再チェック 21:15 夕食(出前) 21:40 音楽実技投稿チェック 22:20 スタジオドア閉め、第1回目録音開始 23:30 第1回目録音終了 01:05 第2回目録音開始 02:10 第2回目録音終了 02:15 トップページ用ムービー、写真撮影(タケポンの携帯にて) 02:30 解散 |
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最後に | |
今回、快く取材を受けて頂いた(有)NECO家の原さんに重ねて御礼申し上げます。そしてもちろんつボイさんご本人にも感謝。いつもファンを気遣っていただいて、つボイさんのトーク同様に人柄にも惚れ直します。 ビデオやデジカメで撮影していたので、さぞ気が散っただろうと思いますが、嫌な顔一つせずに受け入れていただきました。今回の取材はインターネットラジオ番組の様子をホームページに掲載することが目的でありましたが、自分自身へのいい体験となりました。 |
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