冬の終わり


夢みがちな春 公園のベンチでの昼休み
見上げた空の下に あなたの笑顔を見つけた
それから私は 恋に落ちてしまった
廊下で 仕事場で 
あなたを見ずに居られない
あなたは守る人が居る
それが 罪だと分かっていても

噂が怖かった 隠れるように過ごした夏
そっと肩を寄せ合って ドライブした夜に
あなたの素顔を 心から愛した
触れてはいけない人 
知って自分を止められない
誰かを裏切り傷つける 
それが 私を苦しめていても

もう忘れて 私のことは
でも忘れないで こんなに愛したこと

もう忘れて 私のことは
でも忘れないわ だれよりも愛した人
 

黄昏の秋 あなたの横顔に落ち葉が降る
めったに笑わないのは あなたでなく私
愛したことは 嘘ではないけど
雪の舞う冬の町 
思い出も仕事も夢も
すべてを捨てて歩き出す
そして 笑顔を取り戻すから

もう忘れて 私のことは
でも忘れないで こんなに愛したこと

もう忘れて 私のことは
でも忘れないわ だれよりも愛した人
 

もう忘れて 私のことは
でも忘れないで こんなに愛したこと

もう忘れて 私のことは
でも忘れないわ だれよりも愛した人
 


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