LONELINESS

躯にまとわりつく たばこの煙
僕を捉えて離さない
形のない苛立ちのように
振り切って走り出したい
どこかへ でもどこへ

生まれてくる時代を 間違えたような
そんな気がするLoneiness
いるべき場所ではないような
駆け出して探し出したい
何かを でも何を

車を降りて荒れた海に向かい
激しい風に躯をぶつけた
風が剥ぎ取って行けばいい
孤独も弱さも
すべて思い出せぬほど

頬を打つしぶきを拭いもせず
大きく畝る海を見つめた
波が洗い落とせばいい
叶わぬ願いも
すべて忘れるくらいに

無くしたものばかりを 数えているよう
そんな気がするLoneiness
誰もが僕のこと 拒んでる
向かい風 冷たい雨が
止みかけた今でも

海の彼方に閃光が見えた
新しい朝 何かを感じた
時がすべて癒してくれる
誰かが言ってた
本当にそうだろうか

生まれてくる時代を 間違えたような
そんな気がするLoneiness
それでも明日から歩きたい
捜しだし手に掴みたい
信じられるものを

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