■折々のギャ句(夏井いつき選) 巻頭句選 No2    060601〜060630
楽しみ方:先ず原句をじっくり鑑賞し、後にギャ句の深さを味わってください。
掲載日
ギャ句
原句
06.06.01
垣根越し花の名問はれ「わからん!」と   バカボン
■『今日の巻頭』
ほんと、この人可笑しいワ!「藪蘭→わからん」とい
う台詞もさることながら、この状況がアホくさー!
垣根越し花の名問はれ藪蘭と        佐保田乃布
06.06.03 なにもなき仲とはいへぬ尼ポーラ/バカボン
■『今日の尼とバカボン』
このテーマが、すでにナンセンスな匂いに満ちておりますが…
たずね来ればもう死んだ人尼リリィ/バカボン
■もう一句、哀れバカボンの悲恋…?!
なにもなき仲とはいへどアマポーラ/たなか迪子


たずね来ればもう死んだ人アマリリス/如月真菜
06.06.05 小父さんの刺青はうごく金魚/バカボン
■『今日のナンセンス』
あんまりバカバカしすぎて、しばらく笑ってしまいました。
こんな刺青あったら…カワイイ。
貯蓄ちょきんぎょ…ならぬ…?
小父さんの刺青うごく金魚玉/西野文代」
06.06.06 食堂のジダンにお茶をすすめたる/バカボン
■『今日のバカボン人名辞典・その1』
す、すまん。バカバカしいけど、受けてしまいましたの。
向かい合って渋茶飲んでそうなこのシチュエーションを
想像すると可笑しい。
あの日からまだ泣いてます名はリリィ@ベットの上で/バカボン
■『今日のバカボン人名辞典・その2』
ああー懐かしいこの歌声。
海芋咲きここはまとむの道とあり/バカボン
■『今日のバカボン・楽屋ネタ』
ここに出てくる「まとむ」とは、
蜜柑の里・日土町在住のいつき組組員であり、自称・虫俳人。
←下五は「道と蟻」?
川岸の藻川亭河童まじめに墓洗ふ/バカボン
■『今日のバカボン・楽屋ネタ』
ここに出てくる「藻川亭河童」とは、最近iモー
ド俳壇に登場するようになった新入り仲間。
一体、どんなヤツだろうと思ってたら…こういうヤツだったのね??
食堂の紫蘭にお茶をすすりたる/佐藤晩香



あの日からまだ咲いてます百日草/松村竹心



海芋咲きここはまむしの道とあり/横田貢佳



川岸の河童祭の墓洗ふ/田代早苗
06.06.08 仰ぎみる六十尺五寸ウルトラマン@うそ!/バカボン
■『今日の円谷プロ』
こ、これって宇宙から地球を守りに来たんぢゃなくて、日本製?土着タイプ?
仰ぎみる六尺五寸立葵/前野狼騎
06.06.09 堤防をあわや横断女中菊  バカボン
■『今日の巻頭』
ははは!どちらの菊さんかは存じませんが、
「あわや」という危機感がミョーに可笑しい一句。
隠し子なるキン肉マンを愛すなり/バカボン
■『今日のスキャンダル』
バカボン君、もう一句。こんな隠し子いらねーよー!
堤防が阿波横断や除虫菊  吉林富三郎



隠し味なるにんにくを愛すなり/前田留菜
06.06.10 ひとむちの目の血走りし宝塚@決まったらギャ句に出してね!/バカボン
←なにをエール交換しよんぢゃい!
■『今日の友情』
んやからなー、ギャ句ってのは、古今の名句をギャ句るの
がルールなわけで、君らの凡句…いや凡ギャ句をギャ句り合うもんぢ
ゃないんやって!?
鞭の日の走り来し木下闇/岡田貞峰
06.06.11 不満だらけひと夜夫に愛さるる   バカボン
■『今日の巻頭』
この上五の変換は、笑うしかない!
そして、中七下五がここまで皮肉な変化を遂げてしまうことに、感嘆するしかない!
ははは!
曼陀羅華ひと夜夫に愛さるる    石井みや
06.06.12 頬裂いて鎮痛剤をのみにけり    バカボン
■『今日の巻頭』
いてー!「朴→頬」の変換は思いつくにしても、
おあつらえ向きの原句に出会うのも、実力かもねー。
朴咲いて鎮痛剤をのみにけり    馬場三四郎
06.06.13
奥山の温泉に居る亡霊かな/バカボン
■『今日の阿吽』
福岡・理酔と愛媛・バカボン、なんちゅー阿吽の呼吸でしょうか、を、を、
涙の亡霊であります。
奥山の温泉に入る芒種かな/ふらここ愛
06.06.14 六月の女わすれる荒筵/バカボン
■『今日の対決・その2』
同じ原句「六月の女すわれる荒莚/石田波郷」をめぐる対決…
←駅の落とし物係は、6月になるといろいろ大変??
六月の女わすれるアラうしろ/とりとり
←この、おアホな下五に力無く笑うしかない組長…。

朝市や陸奥静の一夜漬/バカボン
@お茶坊主バカボンから呑み助理酔さんへ
早速の投句ありが〜とさん。
折々のギャ句がなくなるとバカボンの行き場所がなくなってしまいます。
■『今日の楽屋ネタ』
こんな漬け物、食いたくねーよーッ!
六月の女すわれる荒莚/石田波郷






朝市や陸奥のなすびの一夜漬/大橋ごろう
06.06.15 ああそうだこんな味したいいちこは/バカボン
■『今日の銘柄』
ははは!
←焼酎「いいちこ」は無難な味だから、安心して注文が出来るっちゃー…できる。
それに安い!だから二倍安心。
ヨーレイヒヨーデル教えてもらひけり/いぐあな
■『今日の類句!?』
作者曰く【似たのあったっけ?】
…って、こんなこと考えつく人いるはずないと思うがなー??
ああそうだこんな味した木苺は/雪我狂流



いうれいに出口教えてもらひけり/しの緋路
06.06.16 手を軽く握りて「キス・・」といふのかナ?/いぐあな
■『今日の対決』
同じ原句にての勝負。まずは、このお方が料理いたします。
手を軽く握りてキスといふ貴女/南井のひとむち
(付句)その時来るのはいつのことやら@御意であります、バカボン殿。
組長様、ギャ句もまた名句であります。
■かたや、正直な気持ちが付句になっております。
柏餅食べてしばらく歯を磨く/バカボン
■『今日のそんな日のバカボン』
…今日は、よい子のバカボン。
手に軽く握りて鱚といふ魚/波多野爽波



柏餅食べてしばらく葉を愛す/浦野芳南
06.06.17 はたた神ライスカレーに醤油だろ!/バカボン
■『今日の主張』
うーむ、わたしゃ、賛成できませんが…
はたた神ライスカレーにソースかけ/雪我狂流
06.06.18 アメリカンレディ豊満なる肉体/バカボン
■『今日のBWH』
うーむ、お見事…!
アメリカンチェリー豊満なる果肉/北沢かおり
06.06.19 牛きざむやめたく思ふまで刻む   いぐあな
■『今日の巻頭』
こ、これって…ど、どんなお仕事なのー???
 なんせ組長、想像力豊かなものだから…リアルに想像してしまって
…おげー。
父の日にベンツを貰う漢(をとこ)かな/バカボン
■『今日の成果』
昨日は父の日でありました。さまざまなプレゼントもあったとは思いますが…
瓜きざむやめたく思ふまで刻む   山口波津女



父の日をベンチに眠る漢(をとこ)かな/中村苑子
06.06.20 赤影はひとり仕事の舟大工/バカボン
@忍者はバイト!?
■『今日の日銭』
こ、こんなナサケナイ忍者って…とほほ。
片陰やひとり仕事の舟大工/永作火童
06.06.21 引き籠もるこの世のあまり明るすぎ   いぐあな
■『今日の巻頭』
たしかに、この世は明るすぎる。
脛を傷持つ、いぐあなちゃん?としては尚更でしょう。
『かっとばせぇ〜』一大交響楽おこる/バカボン
@この間まとめて送った中に5月20日、猫じゃら
しさんのギャ句に似たものがありました。私としたことが…この頭に
ゃもう入りきらんとです。
■『今日の類句?』
こ、この原句もまたなー…。
繭ごもるこの世のあまり明るすぎ    鷹羽狩行



カッと乱れ一大交響楽おこる/のり茶づけ
06.06.22 接戦やアルプスの氷売られをる    バカボン
■『今日の巻頭』
ははは!「アルプス」をこう使うこともできるのか。
「雪渓→接戦」「水→氷」も絶妙な変換。
鞭打ちの見えて音なき遠さかな/いぐあな
@先行句有りかも・・
@今日、リンダさんと会って『西条句会』の打ち合せをしました。
万年乙女でパワフルマダムのリンダさんに、
『牛きざむ・・・のギャ句に 元気をもらった!』
なぁんて 誉めて頂いちゃいましたがね。
西条句会を、息の長い実のあるものにしたいネ、オーッ!・・と、
二人でランチ喰って気焔をあげて参りました。
組長、ヨロシクお頼申し上げます!
■『今日のお便り付き投句』
いよいよ、西条句会発足!…にしては、オソロシイ一句。
雪渓やアルプスの水売られをる    井関圭乃




麦打ちの見えて音なき遠さかな/松本たかし
06.06.23 宴会学校吾輩ハ下戸デアル/バカボン
■『今日の…林間学校?』
こ、こんな学校…ありか?…エエなあ、入りたいなあ。
林間学校吾輩ハ猫デアル/如月真菜
06.06.24 『誰か来てー!』瀬戸大橋に津波かな   バカボン
■『今日の巻頭』
ははは!こりゃ、危ない。上五の変換のばかばかしさが好き。
遥か来て瀬戸大橋の卯波かな       星野椿
06.06.25 一か八や馬の鞍にはカールルイス@ひとむち/いぐあな
■『今日の人名辞典・その1』
驚きの起用!?自分で走れよー!
一八や寺の裏庭明るうす/北澤巻葉
06.06.26 うちつけに夜の戸叩く奇声かな/バカボン
■『今日の帰ってくるなー!』
こ、こんなヤツ、家に入れたくないよなー。
発覚す女の罪の暑さかな/いぐあな
@ハハハ・・ナンやねん『脛に傷持つ』と
は?!あたしゃ、ヘソに胡麻はあっても脛に傷は無いぞぉ!・・・と、
言いながらこんなギヤ句を送る。
■『今日の女の罪』
ほーら…女って、こわいぞー…
うちつけに夜の戸叩く帰省かな/高橋淡路女



肌かくす女の罪の暑さかな/谷口田女
06.06.27 積乱雲つねに忙しき僕ら蟻/バカボン
■『今日の働き者』
この無理矢理な後半の変換。
積乱雲つねに淋しきポプラあり/金子兜太
06.06.28 外寝して妻の動くを眺めけり/バカボン
■『今日の怠惰』
働かないダンナ…そして、そ、外で寝てるのー??バカボン。
さからへず十薬をさへ使はしむ/藻川亭河童
■『今日の痔…持病』
な、なんの病気でしょうか。
ひとさまの西瓜頂いてみたりして/いぐあな
■『今日の盗人』
うーむ、先行句なかったか…と思いつつも、可笑しい!!
外寝して月の動くを眺めけり/雷淑子


さからはず十薬をさへ茂らしむ/富安風生


ひとさまの西瓜叩いてみたりして/如月真菜
06.06.29 みちのくの旅に覚えし博打かな     バカボン
■『今日の巻頭』
こりゃ、ろくでもない男ぢゃ。背中に入れ墨いれて
帰ってきたりしたら、家に入れんからなー、バカボン。
みちのくの旅に覚えし薄暑かな     高浜虚子
06.06.30 げんげはインどくだみもイン雨のカントリー/藻川亭河童
■『今日の酒・その2』
…この原句のワインって、どんなんや…?ちょっと興味ある。
…そして、雨のカントリーは、どんなボールも入り放題??
れんげワインどくだみワイン秋深まりぬ/栗林千津
6月、凄まじい勢い衰えず、投句掲載絶好調!。笑い転げて腹が痛い。治療代!雲海1本也!
  俳句の無断転載はなさらないで下さい。
著作権は放棄していません。たんぽぽ句会 いぐあな・バカボン夫妻にあります。
 業務連絡 いぐあな・バカボン夫妻へ!俳句の缶詰のメール便を06.04.01から保存しています。
必要な時はお知らせください。