珪藻類 Bacillariaphyceae 

珪藻類 キクロテラ属 (Cyclotella

生物顕微鏡像

酸処理試料の生物顕微鏡像

酸処理試料の透過電子顕微鏡像

酸処理試料の走査電子顕微鏡像
 細胞は太鼓状で,大きさ(直径)は5〜50μm,分布は広くプランクトンとして普通にみられる。小型の種類が大増殖するとろ過池を通過しやすい。

写真提供:青木節男(横浜市水道局水質試験所)

珪藻類 シネドラ アクス(Synedra acus

シネドラ アクス Synedra acus 生物顕微鏡像

シネドラ アクス Synedra acus
酸処理試料の生物顕微鏡像

シネドラ アクス Synedra acus
酸処理試料の走査電子顕微鏡像
 細胞は針状や棒状で細長く,中央部はやや幅が広い。細胞の長さは100〜300μmに達する。湖沼・貯水池等でプランクトンとして普通にみられ,春から夏にかけて繁殖する。細胞が比較的大きく,凝集沈澱による除去性が悪いため,激しいろ過閉塞を起こすことが知られている。

写真提供:青木節男(横浜市水道局水質試験所)

珪藻類 シネドラ ウルナ(Synedra ulna

シネドラ ウルナ Synedra ulna 生物顕微鏡像

シネドラ ウルナ Synedra ulna 酸処理試料
生物顕微鏡像

シネドラ ウルナ Synedra ulna 殻面
走査電子顕微鏡像

シネドラ ウルナ Synedra ulna 殻環面
走査電子顕微鏡像
細胞は棒状で細長く,先端部はくびれて円形にふくらむ。細胞は Synedra acus より大きく,長さは400μmにも達する。湖沼・貯水池等のプランクトンとして,また河川の付着藻として普通にみらる。細胞が大きいため,激しいろ過閉塞を起こすことがある。

 写真提供:青木節男(横浜市水道局水質試験所)