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 ページ「森野猫」 «新得から»


気仙沼 安波山からの眺め 枠上
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5年ぶりに訪れた東北。気仙沼が一望できる安波山に登りました。
海の色がかつて以上の色に戻り、穏やかな入江でした。将来、大島へは橋が架かるようです。

只々雑然としていた風景・走り回るダンプの姿はすっかり少なくなりました。きっと地盤沈下した港周りの土地のかさ上げ工事はほぼ終了したのでしょう。
道路が整備され、それと並行して電柱が立てられ、電線が張られ、その風景が異様に目立っていました。 脇には未だ取り残された建物もあるのですが・・・。

少し離れて高層の復興住宅ができて、すでに入居しているようでした。 山の方に目を向けると、今まさに復興団地住宅の建設中でした。

地元の働き手の方々は復興関連土木事業の仕事を選び、なかなか地場産業に戻ってこない現実があるようです。
そういえば、取りやめる町が多いのかと、勝手に想像していたスーパー堤防は、やっぱり三陸海岸沿いのあちらこちらで建設ラッシュでした。 将来、港町なのに海の見えない港町になっていくかもしれない東北太平洋側海岸沿いの観光は、いったいどうなるのか暗い気持になりました。

現実といえば、整備された土地に目立つのは都会資本のお店でした。 まだまだ地元商店は仮店舗営業か休業・廃業状態でした。
山の手の復興団地は、事前の募集で全て決まっているようです。 しかし、冬季、障害物のない山からの吹き下ろしは厳しいと想像されます。 又、そのエリアには商店はなく、買い物は山を下りなければなりません。 高齢者の多いこの土地で、足の確保は大丈夫なのか。結局はこの場所を諦め、山を下りる方々が増えるのではないかと感じました。


規模はかなり違えど、わが町新得町も同じかもしれません。
台風10号の影響で、小川が暴れて川幅が5倍にも10倍にもなりました。 沢山のものも流されました。もう大雨が降ると怖くて、この川の近くでは住めないという方もいると聞きました。 しかし、少なからず、川に今まで恩恵を受けてきました。川と人間を完全に遮断する方法ではなく、共存していける道を選んでほしいと思います。 それは、いざ、お怒りになった自然が鎮まった際に、元の生活に戻れるように、行政を筆頭に、迅速な対応ができるように、日々の準備だと思うのですが、難しいでしょうか。

(2016/10/13)


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作成日: 2002年8月25日
作成者: 森野猫