[ new cinema ]


ハリウッドのスター犬が、ひょんなことから消防犬に!
犬映画史上貴重な、アイリッシュ・テリア主演映画。



(2006/米/111分) 公式サイト
監督:トッド・ホランド
出演:ジョシュ・ハッチャーソン(『ザスーラ』)、ブルース・グリーンウッド(『13デイズ』『カポーティ』)
9月1日(土)よりT・ジョイ大泉ほか全国ロードショー
(c) 2007 Regency Entertainment (c) 2007 TWENTIETH CENTURY FOX

12/5より、DVDレンタル開始!
2008年12月5日、セルDVD発売!


管理人も楽しみにしていた『ファイアー・ドッグ 消防犬デューイの大冒険』(原題:Firehouse Dog)が、日本で超緊急公開決定!

何より、この映画はアイリッシュ・テリアが主演、というのがスゴイ! 主役デューイを体現できる犬種を吟味し決定したということですが、この起用は素晴らしいチャレンジですね。なぜなら、結構知られている名前なのに、アイリッシュ・テリアが出ている映画を見かけたことがないから(脇役でも)。実は現在ではテリアの中でも珍しい犬種になっているそうで、これが俳優犬に少ない理由のひとつかもしれません。
加えて、消防署を舞台にした映画で犬がここまで大きく絡む作品というのはないと思うので、色々な点でレアな映画と言えるでしょう。
画像やトレイラーなどを見たところ、主役犬は美しいレッドの毛並みと、知的で物言いたげなまなざしがいい感じ。さて、どんな演技と動きを見せてくれるのでしょうか?



[ ストーリー (プレス資料より。詳しい内容ですのでご注意下さい) ]

ハリウッドの高級住宅に住んでいる犬のレックスは、ズバ抜けた運動能力と前髪のウィッグがチャームポイントの超人気のドル箱映画スター犬。セレブな生活を送っていたある日、映画撮影のため飛行機に乗っていたレックスが、なんと落下してしまった!

奇跡的に助かったレックスだったが、見知らぬ町で迷子になってしまう。以前のレックスとはとても見分けのつかない薄汚れた姿で、動物管理局に追われ、逃げ込んだ廃墟のビルで火事に巻き込まれて絶体絶命!それを助けたのは、消防署の隊長コナー(ブルース・グリーンウッド)。殉死した前隊長の兄の死を乗り越えられず、同じ傷を抱える息子シェーン(ジョシュ・ハッチャーソン)の反抗にも手を焼いていた。

尊大で気難しいレックスと散らかし放題の部屋で暮らすシェーン。ひとりと一匹はたちまち衝突する。レックスの素性に気付かないまま、シェーンは仕方なくレックスをデューイと名付け、一緒に生活するようになる。しかし、シェーンはデューイの目を見張るような素晴らしい運動能力を発見、消防署の面々はその能力を救助活動に活用することに。そして、次第に一人と一匹の間には絆が芽生えていく。こうして、かつてスターだった1匹の犬は、ここに消防犬デューイとして新しい人生を歩み始めることとなったのだ!

消防隊とデューイは様々な火災現場で大活躍、次第にメディアにとりあげられるようになる。すると、デューイの姿をテレビで見た元飼い主がデューイを迎えに現れた。後ろ髪を引かれながらもデューイは元飼い主に連れられ、かつての生活に戻っていく。
そんな中、消防署の管轄内では不審火があいつぎ、いまや消防署も閉鎖の危機。その裏に隠された陰謀に気づいたシェーンの身にも危険が迫る。シェーンの運命は…?そしてデューイとの絆は…?



[ デューイ(レックス)を演じるのは、このコたち!]

主役のデューイを演じたのは、ストライダー、フロド、アルウェン、ローハンという、4匹のアイリッシュ・テリアたち。この作品のためにキャスティングされたため演技は初めてだったという彼らが、16週間の訓練を経て演じた成果はいかに??

犬が出演する映画には、とにかくスタッフの粘りが必要。いつもは人間相手の監督も、急かすことができない犬相手に、あせらずに「待つ」覚悟を決めたとか。特にこの作品は火を扱うので、しっかりとした計画と準備が必要だったそうです。

ドッグトレーナーはアーシュラ・ブラウナーを長とする4人。一流アニマルトレーナーのブーン・ナー率いる"Boone's Animals for Hollywood"の所属トレーナーです。この会社が手がけた動物の演技って良いのが多いので(『ビンゴ!』『ニューヨークの恋人』など、いっぱい!)、期待できるんじゃないかなと思っています。



[ 多くの犬の活躍 ]

・とんでもなく高い身体能力、火災現場という危険な場所で活動する勇気を持ち、賢く誇り高いけど愛情深い、というキャラクターを観る者に納得させるための犬種。確かにアイリッシュ・テリアはぴったりのような気がします。独立心のある犬と少年の友情はかなり対等なムード。実際にも神経質な面を持った犬種のため、撮影現場でもただ上の立場からかわいがるというような交流の仕方ではなかったよう。これが映像にも出て、ストーリーをうまく運ぶ効果を生んでいます。ひとつ、ちょっと残念だなと思ったのは、犬の表情を特殊効果で変えていた部分があったこと。素の犬の表情だけで十分だったような気がします…。

・消防犬としての活躍は、かなり素敵にスピーディーに描かれていますよ! アメリカで消防犬といえばダルメシアン(『ファンタスティック・フォー』にもダルメシアンが出動する場面があります。消防映画で有名な『バックドラフト』では、コモンドールがマスコット犬で面白い)ですが、この作品にもライバル消防署のマスコット犬として、ダルメシアンの“スパーキー”が出てきます。ほかにも、伯父のかわいがっていた前消防犬、ジャーマン・シェパードの“ブルー”や、消防犬役で、ドーベルマン、グレート・デーンなどが配役されています。
ほかにも、レックスが好意を寄せ失恋するダルメシアンのローラや、その彼氏のアフガン・ハウンドなど、たくさん犬が出演していて、目が奪われます!
そうそう、日本にもすごい消防犬がいたそうですよ。→ブン公


(c) 2007 Regency Entertainment (c) 2007 TWENTIETH CENTURY FOX
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