肉のしばり方

ハムやスモークチキンを作る際にたこ糸で肉をしばる必要がありますが、上手くしばれなかったりしませんか?

私も我流でしたが、別の趣味での知識を生かして(←ウソ)以下の様なしばり方をしています。

このしばり方は予想以上にたこ糸を使いますが、端の糸を切ってスライスしても全部がバラバラにならずにすむんで、私は好んで使っています。

当然、同じ方法でローストビーフやローストポークのしばり方でもありますんで、参考になれば幸いです。

ちなみにたこ糸は(ココでも語っていますが)細すぎると肉が切れてしまいます。太さは2mm以上、号は15号以上がおすすめです。


 
 
1.まずはたこ糸の端で“わっか”を作ります。

 
 
2.その“わっか”を使い、肉の塊の端から2センチ程度に巻き付けます。

 
 
3.“わっか”に力を加える様に形を整えながら「次の段」をイメージしながら位置を決め、斜めに引っ張ります。

 
 
4.糸をそのまま一回りさせる。
(「3.」で斜めに引っ張った位置と合わせる)

 
 
5.「4.」で説明した「肉を一回りさせた糸」を「3.」で説明した“斜めに引っ張った糸”の下をくぐらせ“わっか”を作ります。
ただし、完全に通すのではなく、下図の様な形にしてください。


緑の線が「3.」で説明した糸
赤い線が「4.」で説明した糸

 
 
6.「5.」で作ったわっかの中を通して結びます。


緑の線が「3.」で説明した糸
赤い線が「4.」で説明した糸
緑の線を巻き込み「わっか」を通す

 
 
7.“わっか”を通し、ゆるみが生じないように気を付けながらしっかりと結び、2段目が完成します。

 
 
8.「3.」〜「7.」の作業を繰り返し、肉の大きさに合わせて数段作り…

 
 
9.全体を巻き終わったら肉の側面に沿わせて裏側にまわす。

 
 
10.「5.」〜「7.」の作業と同じ事を裏面でも行なう。
ただし、今回「緑の線」は「4.」で一回りさせた糸。

 
 
11.“裏側の一段目”を結び終えたところ。

 
 
12.糸の間隔を整えながら「10.」の作業をくり返す。
(最後の一段をいまから結ぶところ)

 
 
13.“最初の結び目”に戻して結び…

 
 
14.後はスモーカーに吊るすための余裕を考えて糸を調整して完了。


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