検査コースはこんな感じです。画像中の右上に電光掲示表示機があります。
検査は、この表示機にしたがって進みます。前の車が検査中、前ページで説明したように、車を白線に真っ直ぐに向け、右車輪前後を線の内側に乗せるようにして、電光掲示が進入になったら、進みます。
窓を開け、身を乗り出し、場合によってはドアを開け、確実に真っ直ぐ向けます。雨の日は、この時点でライトの水滴を拭きます。
まずははじめにサイドスリップ検査です。これは車輪の向きが狂っていないかどうかをチェックします。
ポイントは、画像下の、踏み板を通過するときにハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだり、加速することは厳禁です。それをやると必ず落ちます。AT車なら、ブレーキを微妙に踏みながら踏み板の手前で充分車速を殺して、MT車ならクラッチを半クラで調整し、ゆっくりと進みます。
(注 全て敷地外から撮影。なお、分かりやすいように品川と大宮の各陸事のラインの画像を混用))
右上の電光掲示が進入に変わったら、進みます。
踏み板
踏み板通過中
踏み板を通過し、指定位置で停車。前方の車が抜けて、電光掲示が進入になるのを待つ
次に、スピードメーター、ブレーキ検査、光軸検査です。これも前方の電光掲示に従い、進入し、停止の表示が出たらとまります。万一行き過ぎたら戻れ、と表示が出ますが、そうすると慌てがちなので、慌てないようにゆっくり進入することがポイントです。まずはブレーキ踏んで待機。
ここに車を載せます。
車を載せた所
万一テスタを行き過ぎると、ちゃんと戻る指示が出ます。
はじめは、スピードメーター検査。下図のような機械が横に移動して車の前に現れ、表示機がアクセル踏む、になったらギアを入れ、ハンドルをしっかり真っ直ぐの位置で握り、ゆっくりアクセルを踏みます。時速40km/hになったら、ライトをパッシングします。速度
を一定に保つのが難しければ、一度45km/h程度にあげてからアクセルを緩めていくと安定します。
これが移動します。
まずはスピードメーター。40Km/hでパッシングし、OKならこのような表示に。
次にライト。ライトをハイビームにして点灯、検査終わるまで車の中で待機です。
電光掲示が出たら、指示に従いハイビームに。
検査中はこのような表示に。
左灯検査中
右灯検査中
OKなら、このような表示が出ます
さらにブレーキテスト。ギアをニュートラルに入れ、ブレーキを放します。このあたりは電光掲示に指示が出ます。 ブレーキ踏む、という表示が出たら、思いっきりブレーキを踏みます。思いっきりです。普段レベルで踏んでもまず落ちます。次にまたブレーキを放し、サイドブレーキ引く、と表示されたら、思いっきりサイドを引きます。これも思いっきりです。
このような指示に従います。
ここでサイドスリップ、ブレーキ、スピードメーター、光軸の検査終了。
○がすべてつけば万歳。×が合ったら再検査。でもそのまま検査を継続します。指示に従い、次に進みます。
全部OKの表示
次は排ガス検査です。
車を所定の位置に止め、このプローブをマフラー出口から30cmほど中に入れます。
右の電光掲示に、プローブ入れる〜検査中〜プローブはずす、と表示が進んだらプローブを元の位置に戻します。
なお、ガソリン車の場合、排ガス検査の場合、四輪4サイクルのCボタンを押します。
こちらも無事OK
以上の項目、サイドスリップ、スピードメーター、ブレーキ、光軸、排ガスで、○×を記録します。
こちらのシートを、プローブの脇にある下図の機械に差し込みます。向きを間違えないよう、ゆっくり入れます。
ここまでくればあと一項目。下回り検査です。
検査中
ここも電光掲示に従い、エンジンを止め、ブレーキを踏んだりします。車体をゆすられるので、初めての人はびっくりするかも。ここはピットになっていて、下に係官が入っていて検査します。
以上が終われば、画像上の小屋の横にある記録機(排ガス検査のところにあったやつの小型版)に記録し、車をラインの外に止め(かぎ忘れに注意。陸事もコソドロがいます。)小屋に中の係官に書類を渡します。
すべての項目で○なら合格、×項目があれば再検査の指示が出ます。
すべて○なら、係員に書類をもらって事務棟に行きます。