日本フリーメソジスト チャイルドケア・ミニストリー
「私達に新しい家を」

 ーインドの子供達の叫びー 

 インターナショナルチャイルドケアはインドの4地域に6箇所の施設を持っています。そこでは384人の子供達に食料、衣服、医療を提供すると共にキリスト教教育を行っています。

 ところがこれらの施設は老朽化していたり、子供があふれていたり、地元の人々から宗教的迫害を受けていたり、法外な使用料を要求されていたりで存続の危機に瀕しています。「私達を助けて!」「チャイルドケアを続けさせて!」とインドの子供達は叫んでいます。

 インドでは1971年にチャイルドケアがユムリで始まりました。それ以前は宣教師によって一部の地方で伝道されていましたが、30数年にわたるチャイルドケアによって数百人の子供達がイエス様を知ると共に読み書き・計算・日常生活の仕方を学びました。そして50人以上の子供達が牧師やクリスチャンワーカーに育ったのです。何故この様なことが実現したかというと、神様のお導きは勿論のこと親が子供達に教育を受けさせたいと熱望し、子供達がキリスト教の教えを受け入れるのを承知の上で彼らを施設に連れて来たからでした。彼らは非常に貧しく宗教的にも迷信に満ちた最悪の状況にいましたが、ケアされている子供達の変わっていく様子を見てキリスト教信仰に引きつけられて行きました。チャイルドケアは親のためにも年2回、3日間のキャンプを開き聖書について教えています。彼らはイエス様を救い主として受け入れ、実に100パーセントの親達がクリスチャンになりました。それはチャイルドケアの働きと子供達の疑う余地のない立証によるものでした。

 しかし今インドのチャイルドケアは大変な危機にさらされています。アジア地区総主事ヤーディ先生は600人の子供達を安全に十分にケアするために、土地購入、施設の新築・修理、教会建設費用として25万ドル必要だとおっしゃっています。チャイルドケアの代表アン・ヴァンヴェイラン先生は、「施設は子供達をキリストに導くためにとても効果的であり、子供達にすばらしい祝福をもたらす。子供達をこのままにしておけない、インドでチャイルドケアを続けるために新しい施設を建てなければならない」と力説されています。そして神様のお導きとスポンサーの方々のご支援により必要が満たされると確信しておられます。

日本のチャイルドケアではポーリー・ホウ先生の要請もありインドホステル建設基金に50万円送金しました。例年ならこの様な余裕はないのですが、昨年度は特別にお父様や息子さんを亡くされた方からの献金があってインドのチャイルドケアのために送金出来ましたことを感謝をもってご報告致します。