賃貸派だった私たち夫婦も、家を建てることを決意! 決意してから、土地を探し購入するまでの経緯をお話します。
世間でちらほらインフレ懸念がささやかれはじめたこともあり、賃貸派だったわたしたち夫婦も不動産購入を考え始めました。 住宅ローン減税もぎりぎり受けられることもあり、買うか!と二人で話し合い、不動産めぐりをはじめました。
アパートの家賃は6万円。 これから約50年生きると考えると(現在夫41歳・妻28歳)、 一年間で→72万円。50年間→3600万円。 維持・修繕費や固定資産税なども考慮し、かつ土地が資産として残るので、3000万円程度なら出してもいいと結論を出しました。
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土地を探し始めると、なかなかいいところが見つかりません。 住宅雑誌は購入せず、インターネットオンリーで土地探しをしました。
住ismでは、競売物件も見れたので毎日のようにチェックしてました。 しかし、やっと予算的にも環境的にも良い土地が見つかっても、電話すると既に売却済みと言われることがたびたびあり、やはり不動産購入ラッシュなんだなぁ。。と、しみじみ実感。 予算的にも地域的にもバッチリで、嬉々として見に行ってみると、急斜面。 市街化調整区域で、数年後には道路沿いの土地をあやうく購入しそうになったり。。 そんなこんなで、なかなか良い物件にはめぐり合えませんでした。
やっとのことで、予算的にも手が届く土地が見つかりました モノレール徒歩圏内で、実家のすぐ近く!高台で大変涼しく、地盤も固く粘土質。と、かなりの好条件。 しかし、建築条件付だったのです。 その土地を買う場合、決められた施工先で建てなければならなかったのですが、その会社がどうもうさんくさい。
以上のことから、やはりこの会社に建築はまかせられないと考え、断りました。
しかし、建築条件をのぞけば、かなりの良い土地で魅力がありました。 あきらめきれず、近くの不動産屋に行ってこの土地のことを聞くと、その不動産屋でも扱っているとのこと。しかも建築条件なし! この土地は、売主があちこちの不動産屋に紹介させていた土地だったのです。 仲介手数料も、こちらの不動産が30万円ほど安い。 このことをその不動産屋さんに聞くと、法律で仲介手数料の上限は決められているので、その仲介業者は明らかに違反しているとのこと。 土地を購入するとき、一つの不動産屋だけではなく、周辺の不動産屋をいくつか回ることをおすすめします。
土地を購入する前に気になったことを一つ一つ確認して不安を消していきました。
などなど、他にも細かいことをいろいろしつこいくらい確認しました。 『予算内で思いどおりの家を建てる156の方法』 『我が家を手に入れる前に読むQ&A80』 『絶対に後悔しない一戸建て選び』 という本を参考にしたのですが、非常に役立ちました。おすすめです。
いろいろ確認して不安事項がなくなったので、土地購入することに決定しました。 そこで問題になったのが、誰の名義にするかということ。わたしの母親がしつこく共有名義にするように言うので、最初は共有名義にするつもりでした。 しかし、いろいろ調べた結果、共有名義にすると高額の贈与税がかかることがわかりました。(20年以上連れ添っている夫婦ならば、特例で最高2000万円まで配偶者控除が受けられます。くわしくはこちら。) 私達夫婦は、共有名義にしてもなんとか贈与税がかからないようにできそうだったのですが、いろいろ面倒だったので単独名義にしました。
そんなこんなで、紆余曲折ありましたがようやく土地購入の日取りが決定しました。 一番大変だったのが、お金を一つの銀行にまとめる作業。ATMで送金作業をやると金額の上限があるため手数料が多くかかってしまいました。仕方なく窓口で送金するために会社を休まなければなかったのが痛かったです。送金手数料もバカにならないし。 この経験をふまえてオンラインでいつでも送金でき、手数料の安い『イーバンク』をこれからは利用することに決めました。金利も高いですしね。
土地の残金支払と権利の移転手続きを司法書士にお願いしました(司法書士にお願いする費用は売主が全額負担してくれました)。 司法書士、不動産屋、売主、私達夫婦で抵当権をつけている銀行に行き、そこで手続きをしました。 抵当権解除証書も見せてもらい、ひとまず安心。 後日、土地の権利書と登記簿謄本を届けてもらいました。ちゃんと抵当権が抹消されていることを確認し、大きなお買い物を無事終えました。