1.心構えと段取り

新しい方法を始めるにはまず、心構えと段取りが何より大切と思います。

想念観察は(あなた)の生き方そのもの、つまりライフワークですから、できるだけしっかりとした心の準備をすべきだと言いたいのです。

退路を断つ意味から、できれば大義名分があった方がいいと思います。

私たちが始めた当初は、心構えや段取りについての考え方が甘かったと思います。

宇宙の人の説明は、私たちのこれまでの迷走の原因を明確にしました。

 

********************

心構えとは真剣さです。

真剣さは、意気込んで力むことではありません。

真剣さとは、やむにやまれぬ、静かに絶え間なく続く永遠の問いかけです。

これ以外の心構えは必要ありません。

 

段取りはとても重要です。

同化の(あなた)が何の準備もなく想念観察を進めようとすることは、暗闇の中で明かりもなく建物に入ろうとするようなものです。

結局は入り口も探せず塀に当たって、建物の周りを回るだけになってしまいます。

建物は(あなた)が建てたものでも、中へ入ることができません。

(あなた)は、想念観察のつもりが塀の外から背伸びしてうかがうばかりで、建物の中がどうなっているのか知る由もありません。

従って(あなた)は暗闇の中をすごすごと引き返して、明かりを探してこなくてはならないのです。

 

明かりとは、「根源のものさし」に他なりません。

これまでに説明した基本的な理解や想念観察の視点は、「根源のものさし」の根幹をなすものです。

取りあえずこの明かりで入り口を探し、(あなた)の建物の中に入って下さい。

建物の中も暗くて、明かりがなくては何も見えません。

明かりはまだ心許ない明るさですが、足下だけでも照らして進んで下さい。

曲がりくねった履歴の廊下と、階段と沢山のドアと、いろいろな名前の執着の部屋が連なっています。

(あなた)はそのひとつひとつに入って、小さな明かりで中を照らし、それぞれの存在(執着)に出会って旧交を温め、あるいは涙し笑い怒りののしられ、時には殴られ傷つきながら、自身の様々な遺産(課題)を整理します。

どのぐらい過ぎたころでしょうか、やがて(あなた)は、足下を照らす必要がなくなったことを知るでしょう。

そう、(あなた)が明かりになったのです。                  

そして建物も、いつの間にか跡形なく消えているでしょう。       

*********************

 

宇宙の人たちが言うまでもないことですが、想念観察を実際に始める前に第一章の基本的な理解だけでも、なんとしても記憶にとどめておいて下さい。

特に「自身の本質が意識体である」事実を認識していないと、本来的な想念観察と言えるものにはなりません。これがとりあえずの最小限の明かりです。

ふつうの観察に想念を加えて、少しメリハリをつけた程度の表層・顕在的な観察を目指しておられるなら、はっきり申し上げますが、他に幾らでも有効な従来型自己啓発の方法があると思います。

初めに「根源のものさし」を理解していなかったために、これまで私たちがどれだけ無駄なことをしてきたか、どれだけの人が挫折していったか、もう言いたくもありません。

 

********************

観察にはどうしても先入観に伴う判断がつきまといます。

従って結局は、エゴレベルでない「根源のものさし」からの視点との対照がなくては、エゴレベルとの違和感が明確になりません。

エゴレベルに気づけないと、抜け出しにはなりません。

この気づきと、それに伴う「変化のサイクル」を繰り返す内に、「根源のものさし」は徐々に身に付き、地球のものさしと入れ替わっていきます。

「見守り」と「根源のものさし」は想念観察という名の車の両輪です。

どちらが欠けても迷走して本来の観察にはなりません。

*********************