・絶体絶命

「ピンチはチャンスでもある」「逆境は成長のきっかけだ」などとよく言いますが、想念観察の視点からもこれは当てはまります。

宇宙の人は、この諺の真の意味を説き明かします。

 

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肉体的な絶体絶命でなくても、「もう終わり」「もう駄目、後がない」「もう逃げられない」と精神的に追い込まれてしまったとき、そこまでいかなくても違和感・分離感でとても辛いと、深刻に自分を追い込んでしまった経験が、あなたにも一度はあることでしょう。

この、あなたの絶体絶命のピンチは、実は(あなた)には絶体絶命のチャンスです。

つまり、あなたが追い込まれてどうにも身動きできない状況は、同化の(あなた)が、あなたの呪縛から逃れて自由になるチャンスでもあります。

あなたの違和感覚は、(あなた)の調和感覚です。

同化の(あなた)は本来、あなたの世界と一線を画しているはずであり、あなたが追い込まれるようなものさしは持ち合わせないので、全く第三者のように平気であなたを見守っていることができるはずです。

現に、同化の(あなた)をサポートする意識体チームは、いつもそうしています。

ところが、強い同化の(あなた)は、あなたにつき合って一緒に真剣に悩んで、むしろ進んでピンチに立ってしまいます。

「私はあなたと一体よ、地獄の底までつき合うわ」とね…。

とてもつき合い切れる相手ではないのにね。

 

(あなた)が絶体絶命や違和感覚を、ピンチと捉えるかチャンスと捉えるかは、(あなた)が、あなたか(あなた)のどちらの立場に立っているかで、状況が180度違ってきます。

解決できないピンチなどありません。

あなたが借金苦なら、さっさと破産してしまえばいいのです。

あなたが家庭内暴力の被害者なら、さっさと逃げ出してしまえばいいのです。

あなたが失恋したのなら、さっさと他の縁を探せばいいのです。

あなたが大失敗で苦しんでいるなら、さっさと苦しみ抜けばいいのです。

あなたが罪の意識で苦しんでいるなら、さっさと告白してしまえばいいのです。

あなたが強いトラウマで苦しんでいるなら、さっさと傷に向きあえばいいのです。

(あなた)は何をぐずぐずしているのですか?

その握りしめている「エゴ体のものさし」(執着)を捨ててしまえばそれでいいのに、なぜ未練がましく手放さないのでしょうか。

 

違和感覚も、そして調和感覚もいずれは全てを捨てなくてはなりません。

正確には、学んだら自然に離れます。

そして次々と学んで生かし切って手放していくと、やがて、違和感覚でも調和感覚でもないイメージ(気づき)がやってきます。

これが(あなた)の深く高い意識レベルです。

あなたと(あなた)が、その世界で意識レベルという自覚もなく当たり前に暮らすように、(あなた)の意識体チームも、私たちもいつもこのレベルに住んでいます。

強い同化の(あなた)の立場でもエゴレベルのあなたの立場でも、元々深く高い意識レベルでないものはありません。

深く高い意識レベルでなくては、宇宙に存在していません。

あなたと(あなた)はただ「それ」に気づいていないだけ、ただそれだけです。

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