2.記事(やや古い=Mar.1, 1995)の概要は次のとおり。
(1)保険庁によって初めて行われた調査により、Californiaの車のうち 27.75%が無保険であることが判明した。
(2)Los Angeles County では、37%の運転者が無保険。ZIP(郵便番号)で 157に区分してみると、一部の地域では、3分の2以上が無保険となっている。
(3)無保険者の割合の高い地区は、多くは Minority、Low Income の住民の多い地域(いわゆる、"Inner Area")であり、保険会社も積極的には保険を販売したがらない。
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note: calif1.htm
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急速な自由化が進むことが明らかになった以上、これに前向きに対応することがまず第一。自由化に反対することは、もはや、できない。
ただし、一方で、この記事のような議論が米国であることも、冷静に見ておく必要がある。(ここを強調しすぎると「業界のエゴ」になってしまうが。)
米国の場合、単なる保険料率だけの問題ではなく、人種問題・教育問題・低所得者問題がまさに’"inner area" に集約されているのも事実。ここは日本と大きく異なる。