【97年3月12日(水)】Californiaの無保険車

(読売新聞記事 97.3.12関連)


1.3月12日(水)の読売新聞記事「無保険車、米には2500万台」関連で、California Insurance Department の Publish している記事があったので、紹介する。

2.記事(やや古い=Mar.1, 1995)の概要は次のとおり。
(1)保険庁によって初めて行われた調査により、Californiaの車のうち 27.75%が無保険であることが判明した。
(2)Los Angeles County では、37%の運転者が無保険。ZIP(郵便番号)で 157に区分してみると、一部の地域では、3分の2以上が無保険となっている。
(3)無保険者の割合の高い地区は、多くは Minority、Low Income の住民の多い地域(いわゆる、"Inner Area")であり、保険会社も積極的には保険を販売したがらない。

当該記事へ
note: calif1.htm

−−−コメント−−−

急速な自由化が進むことが明らかになった以上、これに前向きに対応することがまず第一。自由化に反対することは、もはや、できない。

ただし、一方で、この記事のような議論が米国であることも、冷静に見ておく必要がある。(ここを強調しすぎると「業界のエゴ」になってしまうが。)

米国の場合、単なる保険料率だけの問題ではなく、人種問題・教育問題・低所得者問題がまさに’"inner area" に集約されているのも事実。ここは日本と大きく異なる。


【「米国保険業界・会計情報」へもどる】

【最初のページへもどる】