【97年5月16日(金)】
IBMとEIU、保険会社幹部への調査結果を発表


IBMコーポレーションは、IBMの協力の基に、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)(ロンドンを本拠とする通信・情報サービス企業であり、「エコノミスト」紙を出版するエコノミスト・グループの一員)がまとめた

『21世紀への国際保険産業( Global insurance to the 21st century) 』

の研究報告を発表した。

この 研究報告では、将来の保険会社は現在と根本的に異なるものになると結論づけているが、そのためには、以下の5つの点が必要であると保険会社の幹部は認識している。

1.安全で利用しやすい電子通信の活用
2.代理人依存の減少
3.自社ブランドの活用
4.消費者に時間・場所を問わないアクセスを提供
5.消費者に対する知識の向上


発表要旨(IBMのサイト)へ


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このレポートは保険専門部局を持つIBM(すなわち、保険業界を大きなClientとして考えているIBM)が後ろ盾となってまとめたものである事を含んでおく必要がある。
(したがって、保険業界としては、レポートで強調されている「システムの必要性」を若干、割り引いて認識しておく必要がある。)

しかし、最近続いている保険業界・ブローカーの合併においては、どのケースにおいても、情報化の推進に伴うコスト負担を軽減することが重視されている。

「将来の生き残りには情報化は必須」というのは紛れもない事実だ。


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