自分自身は Underwriting 責任(保険責任)を負わない。
(すなわち、Fee Business=Administrator に徹する)。
保険責任は保険会社にしっかりと移転しておく。
事務処理の要は自分で握り、大切なデータは保険会社には渡さない。
もちろん、「秘密主義」と思われ、疑念が生じないように、「言われたこと」には誠実に対応する。
未経過保険料の計算も自分で行い、保険会社には詳細は教えない。
会計処理・分析力・契約書チェック能力の弱い損保をパートナーに決め、「事務はすべてこちらで引き受けるので、保険証券のみ発行してくれれば良い。」と持ち掛ける。
Policy Year のデータは決して示さない。
(「新しいもの好きの会社」「何かとりあえず成果を出さねばならないと思っている会社」をターゲットとするのが絶好)
Pricing において、相手会社の actuary や分析力のある社員の関与をできる限り避ける。
プログラムの全体像をつかまれぬよう、相手の損保の関係者はできる限り多くしておき、相手の責任者があいまいになることを利用しておくのも良い。
契約後、ビジネスのボリュームを急激に拡大させる。
(ここがポイント)
ロスのデベロップが進まない段階で、「リザルト(カレンダーイヤーの)が良い」ことを理由にしてプロフィットコミッションをもらう。
(この条項は、契約書等にあまり厳密に書かない。また、その後ロスがデベロップしても、一度もらったプロフィットコミッションは返さなくて良いようにしておく。この部分を法的に整理し、論争にならないようにしておく。)
金の管理・事務処理の実務も自ら握る。
(相手の損保には勘定書を送るのみにしておく。)
4−5年経過したら何かと理由をつけ、次第に手を引く。
(相手の損保の担当者も変わっていたらしめたもの)
−−−コメント−−−保険会社にとって、係数的な理解は不可欠だ。それと、プログラム全体を理解すること。