【97年12月5日(金)】

KPMGのSECルール Violation(NYTimes 971205)


KPMG Peat Marwick ( Ernst & Young との合併 が発表されている)が、自分が Management を行っている企業の Financial Audit を行ったとしてSECから違反との指摘を受けている。

【SECの立場】
●Auditor と Auditee の間には Conflict of Interest があってはならず、Auditor としては 独立の意見を述べる立場にあるが、これが守られていなかった。
●これによって、1996年4月の Audit Report は投資家をミスリードした。

【KPMGの主張】
●コンサルティングを行っている KPMG Baymark は Audit を行った KPMG とは無関係の partnership として1995年1月に設立された。
●したがって、Audit は独立性が保たれている。

Note: BF971205.htm, KPMG1.htm, KPMG2.htm

−−−コメント−−−

たび重なる Accounting Firm の合併により、Conflict の生じうる局面が増えて来る。発注(Audit、Consulting、Management等)する側としても注意が必要。

KPMG Peat Marwick と Ernst & Young の合併関連へ
Coopers & Lybrand と Price Waterhouse の合併関連へ


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