【98年4月1日(水)】

インターネットによる保険販売(その4)
(LATimes, Business Wire)


IVANS による全米での調査結果。

【結論】
本やCDなどの消費財、さらには銀行取引にはインターネットを使いたいが、自動車保険や火災保険にはあまり使いたくない。

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自宅からのインターネット接続を有する2000世帯を対象にしたリサーチの結果は以下のとおり。

銀行取引をインターネットで行いたい ⇒ 50%以上
本やCDなどの消費財をインターネットで買いたい ⇒ 44%
自動車保険や火災保険をインターネットで買いたい ⇒ 27%

保険をインターネットで買いたいと思わない理由
@ 対面(または電話)での説明が重要 ⇒ 50%
A セキュリティ(通信取引の安全性)の問題 ⇒ 34%
B 手続きが複雑すぎる ⇒ 8%

ただし、保険の事故報告については、50%の人が「インターネットで行いたい」と言っている。

note: ivans.htm

−−−コメント−−−

Amazon.com(本)や CD-Now(CD)の成功例から見て、消費財がインターネットに流れるのは良くわかる。
保険は変数が多く、一般的にはあまりインターネットには向いていないと言えよう。

しかし、継続契約や、今回の記事にもあったように、保険事故報告についてはインターネットへの移行が徐々に進むだろう。


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