【97年3月22日(土)の日記】

Adobe Photo Deluxe の使用感



Adobe Photo Deluxe を買ってみた。 最近、デジタルフォトを使うことが増えてきた(用途はホームページのみ)ので、どうしてもカラーバランスをうまくコントロールしたくなったからだ。

雑誌の記事を見ると、アマチュア用では、Adobe Photo Deluxe が断然評価が高かった。本来なら、同じ Adobe の Photoshop を買うのが当然(しかし、安くなったと言っても600ドル位する)なのだが、僕は、デジタルフォトに関してはそんなにseriousでないため、"Poorman's Photoshop" である Photo Deluxe で十分と考えた。

値段は1桁安い50ドル。これなら「遊び」として許せる。

今までは、シェアウエアである GIX と Lviewpro を使っていたが、どうも操作性が良くないのと、切り貼りがしにくいのでいらいらしていた。

さて、使用感。操作がしやすい。満足。 僕は主に色のコントロールに使うつもりだ。

見えたとおりに写真を完成させるのは本当に難しい。写真を「加工する」のは邪道だという意見もあるし、僕にもその感覚は大変よくわかる。しかし、レンズのガラスを通った光を銀粒子に当てた後、化学的に定着させた結果としてのフィルムまでの段階で、既に何段階もの人為的なプロセスを経ている。さらにプリントするに到っては、プロセッサーの技術の善し悪し、品質管理が如実に結果に表れる。

何が本当の姿(ファインダーに見えた被写体の形・色・状況)か、真実は何か というのはきわめて主観的なのではないか。

ファインダーに見えている物が本当にそのとおりに存在するのか? そんなことは誰にもわからない。 目の前の風景が、横にいる誰かに同じに見えている保証などどこにもない。 「そこにある風景」が全く見えてない場合だってあろう。

自分に「主観的に」見えたものを他人に伝える手段の一つと考えれば、デジタルフォトを加工することは、最低限、意味のあることではないか。

ただし、一般的な最終output を print としている段階の僕にとっては、Adobe Photo Deluxe を使う機会はそんなに多くないと思う。

僕はまだデジタルカメラは当分買わないつもりだ。銀塩写真のクオリティに追いつくのはいつだろう? 追いついたらぜひ買おうと思う。




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