遊佐刺し子の魅力一冊に (06.07.07(金) 山形新聞より)
研究会の女性三人出版
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「遊佐刺し子とその歴史」研究会を組織する遊佐町の女性三人が、
刺 し子の古里遊佐町から〜遊佐刺し子に遊ぷ」を出版した橇曳(そりひ) き法被、文様の特徴、
パッチワークとの融合の三テーマを三人がそれぞ れ担当し、一冊の本にまとめた。カラー写真を
ふんだんに使い、遊佐刺 し子の魅力を多角的に紹介している。 文様や歴史多角的に紹介 衣類を
補強し長く使う 手法として知られる刺し 子だが、遊佐町では型紙 を使わず、糸の目数で模 様を
刺し表す独特の技法 が生まれ、「遊佐刺し子」 と呼ばれている。 遊佐刺し子を研究する 会は
今年一月に結成され た。庄内地方を中心とし た刺し子を収集する佐藤 いづみさん(51)、地域で
刺し子を指導する池田ち ゑさん(58)、パッチワー ク教室を運営する土門玲 子さん(60)の三人。
研究 のアプローチがそれぞれ 違うことから、成果を集約した本出版の計画が生 まれた。 研究会
代表を務める佐藤さんは、冬場のまき集 めや農作業の荷を積んだ そりを引く際に身に着け た
「橇曳き法被」と呼ば れる衣服についてまとめ た。約八十人に聞き取り をし、歴史を振り返ると
ともに、町内に残る二十 点を紹介している。 池田さんは「刺し子文 様図鑑」と題して、縫い 手から
見た橇曳き法被の 文様の独自性を図解入り で解説した。順序よく一 方向に刺しつないで仕上 げた
「一目刺し」の手法 を用い、厚みを持たせて 保温性を高めたと書いて いる。文様には家内安全 や
豊作祈願などの願いが 込められている。 土門さんは、伝統的な 遊佐刺し子を時代に合っ たものに
変えて残してい こうと、刺し子とパッチ ワークのコラボレーション 作品に取り組んだ。国 際展示会に
出品された作 品など、十数点を作り方 を添えて紹介している。
佐藤代表は「三者三様 の視点でとらえた。遊佐 刺し子に込められた先人 の思いを知り、未来へ
伝 えていくきっかけになれ ば」と話す。
A4判、六十二n。ブックスほんま で販売している。2100円。問い合わせは土門まで0234(72)2238。