あなたのことばは不思議な歌詞のようだし、 わたしのことばはゆらゆらと宙に漂ったまま… 誤解とすれ違いに満ちている。
ならば相手に聞いてみたい。
「話せる医療者 ―シミュレイテッド・ペイシェントに聞く―」
医学書院 より |
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特別講演2題・・・・・・・・・午後から(13:00〜16:00)
アメリカのカーネギー財団の心理学者たちが、人が成功するために必要な要件に関する徹底的な調査を行いました。その結果、医療界において成功するために必要な要件は、「専門的な知識・技術を持っている人」というのがたったの15%であり、あとの残りの85%が「人間関係(コミュニケーション)の上手な人」であるというデータをまとめました。
コミュニケーション関係の上手な人ということは、つまり患者さんにとって好ましい性格の医療従事者ということになります。好ましい性格の歯科医師・歯科衛生士となるためには、患者さんとの医療面接において、自分の役割および態度に常に注意して一歩一歩向上していくことが大切になります。
今回の学術大会は、まず歯科医療従事者として、患者さんとのコミュニケーションをどう構築するかがテーマとなっています。それには患者さんの訴えを十分にききとることができるかどうかが重要な鍵になります。そして聴き取ったうえで、信頼してもらえるようにしなければなりません。これらのことについて、色々な角度から検討を加え、少なくとも現地、大分における歯科医療に少しでも前向きの風が吹いてくれることを願って行うものです。
・ 特別講演-1 「話せる医療者」
医学教育の世界でコミュニケーション教育のお手伝いをしているのが、シミュレイテッド・ペイシェント=模擬患者です。患者さんが信頼できる医療面接を医療者ができているかどうかは、素人にしかわからないのです。医療面接やその技法についての本は、すでに優れたものがたくさん書かれていますが、なぜ「話せる医療者」をまとめたかといいますと、3つの理由があります。
まず第一に・・・。医療面接を医療を行う側からだけ語っても限界があります。医療を受ける素人と医療者との間には深い溝があり、その溝は医療者側からは見えにくいものです。「話せる医療者」とは、相手にわかってもらえるように話すことのできる医療者でもありますが、それ以上に「この人なら話しかけてもよさそう」と患者さんが思える医療者のことです。患者だけでなく誰の話でも、他人の言うことを「良く聞ける」人なのです。(「話せる医療者」より抜粋)
医療面接の患者役になって、医療者に症状を話したり、
・ 特別講演-2 「ここだったら行きたい、ここで働くのは楽しい!」
『慢性の病気を持っている患者は、自分が主治医となるべきである』L.L.WEEDというアメリカの心臓外科医の言葉です。歯科の患者さんは慢性の病気を持っているといえるのではないでしょうか。であれば、患者さんが自分自身の主治医となるべきです。そのためには、自分のことをよく知ってくれている歯科医院が必要になります。そういう歯科医院が見つかれば、患者さんは予防のための定期健診に喜んで来院されるようになります。
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