夏休みになりました。                               2000年7月   2002年8月更新

夏休みになると小学生の頃の工作を思い出します。芋虫のようにのびたり縮んだりしながら進みます。

 この図はちょっとわかりにくいかもしれませんが、電池ボックスの乗った台車とモーター付きのギアボックス(田宮のテクニクラフトシリーズNo4ウォームギャーボックスHE)の乗った台車を作ります。タイヤは、ミニ四駆のタイヤ2台分。
ミニ四駆ももうブームが過ぎました。なかなかおもしろい部品があったのですが。
 ギアはモーターによる回転運動ですが、クロスホーンとアームにより、往復運動に変わります。これにより、二つの台車は、近づいたり離れたりします。このとき、タイヤが一方向にしか回転しなければ、ゆっくりと進むことになります。一方向にしか回転しないタイヤは、ミニ四駆の普通のタイヤなら、下側の図のように台車にペットボトルの切れ端で爪を作ります。これでタイヤは時計方向にしか回転しなくなります。この爪を二つの台車に取り付けます。また、ミニ四駆のタイヤでも、ホイル部分にギアを入れるオプションのタイヤは元々一方向にしか回転しません。これならタイヤの軸を台に固定すればできあがりです。二つの台車は、重さが同じくらいになるよう電池とギア部分を別々にしました。後は、上に適当なカバーを掛けてください。
 当時は、プラモデル全盛時代で、模型のパーツも簡単に入手できました。今の時代、遊びの素材としてのおもちゃがほとんどありません。悪貨が良貨を駆逐するとはこのことでしょうか。

 さて、今年、(平成14年)子供が夏休みの工作にこれを作ることになりました。 材料は、モーター・ギアとタイヤ、0.3ミリ厚の真ちゅう板、タイヤの軸に使ったステンレス棒、銅パイプは東急ハンズ、その他は近所のホームセンターで購入しました。

ベニヤ板に線を引いているところ。

のこぎりでベニヤ板を切っているところ。

上から見たところです。

下から見たところです。

タイヤは、片方向にしか回転しないようになっています。

回転部分は、ダブルナットで止めています。

分解すると、このようなパイプが入っています。これは私が作ってやりました。

ダブルナットは、上のナットをレンチで固定し、下側のナットをゆるむ方向に回して締め付けて止めます。 

                                            動画です

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