3人寄れば、烏合の衆
−聖剣伝説3より−
「第一回ぃ、ケヴィンのためのオナニー講習ぅ!」
「おおぉう!」
「ちょっと待てぇい!」
楽しげな声と、それに応える元気な声、そして、どこか必死な抵抗する声が宿屋の一室に響き渡った。
部屋にいるのは、三人。
一人は、年若い青年。端正な顔立ち、すらりとした体躯、どこか軽い感じのする印象を受ける。
名前をホークアイ。砂漠を根城とするナバール盗賊団のだったが、今はわけあって、盗賊団を乗っ取った謎の一団を打倒すべく聖地の妖精に導かれ、聖剣を求め旅をしている。
一人は、少年。姿格好は筋肉が整って大人びてはいるがその表情はどこか幼い。
名前をケヴィン。獣人たちの国ビーストキングダムの獣人王の息子だが、兄弟のように育った狼のカールを生き返らせるためにマナの力を求め旅をしている。
一人は、青年。草原の王国フォルセナの傭兵。粗野で無骨、負けず嫌いで気が荒い性格。
亡き父の親友である国王を尊敬しており、国を襲った紅蓮の魔道士を倒すために聖剣を求めている。
同じくする目的のため、冒険に挑む彼らがなぜこんな騒ぎをしているかというと、彼らも年頃の男。えっちなことに興味もあれば、してみたい。
だが、一番子どもだと思っていたケヴィンが自慰すら知らない本当の子どもだとわかり、お兄さんぶったホークアイが手ほどきをしてやろうと言い出したのだ。
デュランは、そんなこと自然に知るものだから止めておけと言ったのだが、調子に乗ったホークアイの見事な縄さばきにあっという間に動きを封じられ、手際よく衣服を剥がれ、今や皓々としたランプの光の下、逞しく鍛え上げられた小麦色の裸体を晒している。
「はぁ〜い、教材は黙ってること」
ぴしゃりと言い放ち、ホークアイは、身を起こし抗議するデュランをベットに押し伏せ、講義の準備を始めた。
まず、左手と左足、右足と右足を縛り、両足の間に棒をかませ、足を閉じられないようにする。
「いい格好だな、デュラン。
フォルセナの名高き傭兵の全裸で大股開きなんて、滅多に見られるもんじゃないよな」
ホークアイの揶揄にデュランは、恥ずかしさにカーッと顔を真っ赤にさせた。
「ケヴィン、こっち来な」
呼ばれ、ケヴィンは、いそいそと全裸のデュランに駆け寄った。
「よく見てみな。これが大人チンポだ」
「うおぉ〜。オイラのと形違うな。毛もサモサだ」
晒されたデュランのモノをマジマジと見つめ、ケヴィンは感嘆の声を上げた。
それは、先端からずるりと剥け、雁首も立派に張り出し、髪と同じ色の陰毛を生やしたモノだった。
「なかなか立派な持ち物だな、デュラン。
でも、先っぽピンクだし、お前、まだ童貞だろ?」
図星を指摘され、デュランは、紅潮した顔を背けた。
「当たりか? やっぱりなぁ〜。
お前、見るからに奥手そうだし。
でも、ムケムケなのって、子どもの時からオナニーしまくってたんだろ?」
無造作にギュムっと掴み、ホークアイは、デュランのモノを弄んだ。
「オナニーすると、こんな大人チンポになるのか?
オイラ、オナニーしなかったから、子どもなのか?」
「う〜ん、そうとも言えるかな?
ま、心配するな。
今から、優しいデュランおにーさんが興味津々なオナニーを教えてくれるからさ」
言いながら、ホークアイは、片手で弄んでいたデュランのモノに懐から取り出した小瓶の中身のトロリとした液体を垂らし、なじませるようにすり込んだ。
「ひゃっ」
いきなりの冷たい感触にデュランが声をあげる。
しかし、ホークアイの手が液体を絡ませていくたびに、だんだんと熱いものがこみ上げていき、萎えていたモノがムクムクと立ち上がり、息も荒くなる。
「おお、元気元気。童貞くんにはこの薬、ちょっと強かったかもしれないな」
「く、薬?」
聞き返すデュランにホークアイは、にんまりと笑った。
「そ、薬だ。気持ちよくなって、先っぽから精液、噴き出さなきゃ我慢できなくなるお薬さ。
盗賊だったときに金持ちのお貴族さまの家から盗み出したものさ」
「ああぁ!」
完全にたちあがったモノをギュッと強く握り、ホークアイは、快感に喘ぐデュランを見て、嬉しそうに笑い、腰に差したダガーを抜き放ち、右手足を戒める縄を断ち切った。
「さあ、デュラン、もう我慢できないだろ?
いつもしているみたいにシコシコ、オナニーして見せてくれよ」
「……い、いやだ、あ、あうあぁ!」
鉄の自制心でデュランは拒否するが、先端を指先でクリクリと攻められ、ロクに動けない身体を捩った。
「根元を抑えて、イけないまま、このピンクの先っぽ弄り倒してやろうか?」
いぢ悪く微笑むホークアイの言葉に、デュランは、おずおずと自由になった右手を伸ばし、いきり勃ったモノを握り、ゆっくりと上下に扱き始めた。
擦るたびに先ほどの液体がクチュクチュと音を立て、デュランの手の動きがだんだんと早くなっていく。
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「いいかぁ、ケヴィン。
オナニーって言うのはな、まず、ビンビンに勃起したチンポをこーやって擦ることから始めるんだ」
「お、おう」
どこか緊張した声で、ケヴィンは、食い入るようにデュランの痴態を凝視した。
「き、気持ち良さそうだな」
ゴクリと喉を鳴らすケヴィンを見て、ホークアイは、悪戯っぽく笑った。
「ケヴィン、どうだ? チンポ硬くなってきたか?」
言われて、ケヴィンは、自分のズボンを見た。
すると、そこはこんもりと盛り上がり、恐る恐る触ってみると痺れるような快感がじんわりと疼いた。
「触るの加減しとけよ。
今は、じっくり、デュランのオナニー見てるんだ」
初めて味わう快感を抑え、ケヴィンは、ホークアイの言うとおり、喘ぐデュランを見つめた。
「もうすっかり夢中だな。
デュラン、ど〜だ? イきそう?」
ホークアイの問いにデュランは、荒い息を吐きながら、コクコクと首を縦に振った。
「ちゃんと声に出して言えよ。
どんな感じなのか、ケヴィンに分からないだろ?」
「あ、あぁ、き、気持ち良い!
チンポ、ヌチュヌチュして、イイ!
手、止まんな……ああぁ!」
言うたびに手の動きが早くなる。
もう限界が近いようだ。
「うあぁ! い、イく、俺、イく、い、イくぅ!
ああんぁあぁ!」
一際、大きく鳴いて、デュランは、身体を大きく震わせて、右手で握り締めたモノの先端から白く濁った精液をビュクビュクと吐き出し達した。
「……あぁ…ああ、んぅ……あ……」
右手と下腹部をドロドロに汚したまま、快楽に余韻に浸るデュランの戒めを解き、ホークアイは、ケヴィンに裸になるように言った。
緊張しているのか、もどかしげに服を脱ぎ捨て、ケヴィンは、ホークアイに向かって足を大きく開いて座ってみせた。
ケヴィンのそこは幼いながらもいきり勃ち、ピンクの先端を半分覗かせた先からは、早くも透明な液が溢れ、やっと産毛が生えかけた下腹部をしっとりと濡らしていた。
「へぇ、半剥け先汁多め、か。やらしいじゃないか、ケヴィン」
言葉の意味は分からなかったが、ホークアイの言いように、なぜかケヴィンは、ゾクゾクとしたものを感じた。
「じゃ、やってみようか」
「お、おう」
ホークアイに促され、ケヴィンは、小用と風呂の時以外で、初めて自分のモノに触れた。
根元から竿の部分をギュッと握り、ケヴィンは、見よう見真似で、手を上下に動かして扱き始めた。
ズンッと痺れるような快感がソコを中心に湧き上がり、擦るたびに先端と皮との間がクチュクチュいいながら、頭の中がどんどん快楽に染まっていく。
「おぁ、おおう、おう、おおぉ!」
獣人の性からか、獣じみた声がケヴィンの口から漏れる。
「乳首も勃たせて可愛いな〜、ここもピンクだし」
初めての行為に夢中のお子様に、ホークアイは、悪戯心を起こし、背後から両の乳首を指先でクリクリと弄り始めた。
「んおおうぅ! んはぁ! や、やあぁう!」
いきなりの別の快楽に、ケヴィンが甲高い嬌声をあげる。
「ここ、感じるだろ? でも、ケヴィン、いい素質してるなぁ。チンポ弄る手は止まってないし」
クスクスと笑いながらも、ホークアイは、乳首を攻める手を休めない。
「はあぁ、おあぁ! んやあぁ!
あ、あおぅ! ん、んぅああぁっ!」
初めてのオナニーにケヴィンは、もう耐えられなかった。喉を反らして、大きく声を上げ、ビクンビクンッと身体を痙攣させて、気を放った。
「おー、イった、イった。初めてじゃ、こんなもんか?
でも、ホントに初めてだったんだなぁ。精液、まだ薄いしさ」
シーツに飛び散った精液を指ですくい、ホークアイは、腕の中でぐったりとしたケヴィンを見て、楽しそうに笑った。
しかし、突然、背後から身体を引き寄せられ、強引にベットに押し倒された。
「でゅ、デュラン!?」
それは、デュランだった。はあはあ、と荒い息をつき、興奮した顔で、ホークアイの服を乱暴に引きちぎった。
「ちょ、でゅ、デュラン! こ、この、大人しく……しろっ!」
「ぐあ!」
ギュムっと急所を握り、デュランの動きを封じる。
「お、お前、なんて……とこ……」
「落ち着いたか? まったく、どうしたってんだよって、まあ、分かるけど……」
ホークアイの手の中のモノは、一度精を放ったにもかかわらず、ギンギンに勃起していた。
「しょうがないなあ、この童貞エロ小僧」
「う、うっせえなあ!
人のことバカにしやがって。そういうお前はどうなんだよ!」
「俺か? ほら、見てみろよ」
言われ、デュランは、自分で服を破り捨てたホークアイの全裸を見た。
細身ながらも筋肉のついた肢体。
そして、肝心のモノは、細身ながらもデュランと同じようにいきり勃ち、その色は使い込まれているのか、赤黒く色素が沈着していた。
「げっ」
「な?すっごいだろ? 女も男も何人も体験したさ」
「お、男ぉ!?」
「ああ、けっこイイもんだぜ?
ま、最初は、けっこキツイもんあったけどな」
そう言いながら、少しさびしそうな目をするホークアイにデュランは言葉を詰まらせ、思わず身を話す。
「……なぁ〜んてな? 気持ちイイって言ってるだろ?
どうだ? 俺に突っ込んでみる?」
おどけながらホークアイは、足を大きく開き、自分で尻の肉を割り開き、奥で息づく後孔を晒した。
パクパクと誘うように蠢くその部分を凝視し、デュランは、居ても立ってもいられず、ホークアイに覆い被さった。
「焦るなって。
ほら、自分でチンポ握って、先っぽ入る場所確認して……そうだ、そこ、あぁ!」
声を上げ、ゆっくりと侵入するデュランの剛直を受け入れ、ホークアイは、快感に身を震わせた。
ぎっちりと咥え込まれ、デュランは、埋め込んだモノからの快感に息をつきながら、ゆっくりと腰を動かした。
「おっきいな、デュランのチンポ。カリ、中えぐって、すご……イイ……」
耳元で囁かれ、興奮したデュランの腰の動きが次第に早くなっていく。
「はあ、はあ、すっげ、中、ああぁ! はあっ!」
喘ぐデュランの背後から、ケヴィンが再び勃起したモノを扱きながら近付いてきた。
「ど、どうした、ケヴィン? お前もチンポ入れたいのか?」
「う、うん! オイラも、い、入れたい! チンポ、気持ち良くなりたい!」
「じゃあ、お前はこっちだ」
そう言って、ホークアイは、自分の上で必死になって腰を動かすデュランの足を絡め取り、両腕を伸ばして、デュランの尻を割り開き、秘むべき後孔を晒した。
「ほ、ホークアイ! お前、まさかケヴィンに!」
驚くデュランを無視して、ホークアイは、ケヴィンに晒された後孔を舐めるように言った。
「ひぅあぁ! あ、う、や、止め、け、ケヴィン!」
「唾をよく絡ませろよ。ビチョビチョに濡れたら、今度は、指だ」
言われるままに、ケヴィンは、デュランの濡らした後孔に人差し指を突き入れた。
「かぁ!」
異物感にデュランは、苦しげに呻く。
「でゅ、デュラン? 大丈夫か?」
「い〜から続けろよ。ゆっくり指で中を掻き回すんだ」
怯えながらも、ケヴィンは、指をゆっくりと動かし、探るように内部を掻き回した。
「ひやぁ!」
突然、デュランが嬌声を上げた。
「そこだ! ケヴィン、今、触ったところもう一度触るんだ!」
「こ、ここか?」
「ああぁ! あ、だ、ダメ、止め、ひう!」
ケヴィンが内部のぷっくりとした前立腺を触るたび、デュランが声を上げる。
「よ〜し、場所は分かったな?
じゃ、今度は、デュランの尻にチンポ突っ込んで、その部分を重点的に突いてやるんだ」
「や、止めろ! ケヴィン、止めてくれ!
お、俺、そんなことされたら、狂っちまう!」
「デュラン、ずるい! オイラもチンポ入れたいんだ!」
デュランの懇願を払いのけ、ケヴィンは、自分のモノに手を添えて、唾液で濡れた秘孔を乱暴に貫いた。
「ぐわあぁ!」
「……ぁんおおぉ!」
苦悶の声と歓喜の声が同時に上がった。
「ど、どうだ? ケヴィン、チンポ気持ちイイか?」
デュランの背中にしがみつきながら、強烈な快感に耐えるケヴィンに後ろへの刺激で、一際大きさを増したデュランの剛直に頬を染めるホークアイが尋ねた。
「お、おれ、デュランの、な、中、ぎゅーぎゅーで……
あ、うやぁ! きも、気持ちい、いいよぉ!」
本能的に腰を動かし、ケヴィンがデュランの中を思うさま蹂躙する。
ケヴィンの腰が動くたび、パチンパチンと音を立て、それは次第に早く、乱暴になり、快楽を貪る。
「ケヴィン! だ、ダメだ!
は、激し、あ、うああぁ! ひゃう!」
「け、ケヴィンに突っ込まれて、俺の中でビンビンじゃないか。
あっ、え、エロいよな、デュランってさ……あうぁ!」
ケヴィンの激しい腰使いが同じく貫かれたままのホークアイにも伝わり、腰をうねらせて、自らも快感を味わった。
「あ、ああぁ!
え、えぐれて、俺、チンポ、中で、中で、い、イクぅ!」
何度も前立腺を容赦なく抉られ、背中を弓反にして、デュランが身体をガクガクと揺らして、ホークアイの中で精を放った。
「おおおぉ! おう! おお、おおおぉ!」
そして、同時にデュランのキツイ締め付けに、ケヴィンが獣の咆哮を上げて、突き入れた幼い勃起から熱い精液を迸らせ、秘孔へと注ぎ込んだ。
「ふうぅ……しょうがないな、俺、まだなのに……」
放心し、重なって倒れるデュランとケヴィンの下から抜け出して、ホークアイは、いまだ硬度を保つ自分の勃起を握り締め、扱き出した。
膝立ちになり、腰をくねらせ、空いた手で濡れた先端をこね回し、弱々しく喘ぐ二人を見ながら、ホークアイは自慰を続け、そして、
「ん、ああぁ! うっ!」
ビクンビクンッと数回、腰を震わせて、倒れ伏す二人に向かって、白濁した精液を浴びせた。
「チンポ、もっとチンポ……あむぉ!」
ホークアイに貫かれ、デュランのモノを口で舐りながら、ケヴィンは、淫蕩に声を上げ、腰をくねらせた。
「いいぜ、ケヴィン!
お前の中、トロトロのグチャグチャで、俺の締め付けてくる!」
「舌、先の、そうだ、切れ込み、舐め……ああぁ!
くる、ああ! もっと強く吸うんだ!」
そう言いながら、二人は、貫かれるたびにプルプル震えるケヴィンのモノをクチュクチュと弄り回し、剥き下ろしたばかりの敏感な先端は、次々とあふれる先汁と精液とでグチャグチャに濡れていた。
「ああぁ! チンポ、チンポ、オイラ、チンポ、イくイくイくぅ!」
二人の手の中で、ビュクビュクと精液を噴き上げ、ケヴィンは、何度目かの絶頂を迎えた。
そんな中、マナの樹が根を下ろす聖地より、世界の危機を救うために旅立ったマナの妖精は、宿主のホークアイの内部からこの男の饗宴を見続けて思った。
(……世界……もうダメね)
―了―