CONGRATULATION

エリル 「せーの」
全員 「エルツ全クリ、おめでとー!!」
エリル 「はぁ〜い!
 エルツ完全クリアのコーナー。
 司会、エンディングでは晴れてアルとラヴラヴぅ〜になったエリルでぇ〜っす! よろしくぅ。
 んじゃあ、各キャラクターの人に一言ずつ語ってもらいましょう!
 最初の人は、熱血ヒーローのふりして、裏じゃ双子の女の子とドロドログチャグチャ。
 完全懲悪ダンザイバーこと、神鏡 衝さぁん!」
「誰がドロドログチャグチャだ!
 おっと、みんな、元気か?
 俺が完全懲悪ダンザイバーこと、神鏡 衝だ!
 みんなは真っ先に俺でクリアしてくれたよな?」
エリル 「そんなわけないじゃない。
 エリルが最初だよねぇ。
 誰が好き好んで、男キャラを真っ先にクリアするのよぉ」
「甘い! 甘いぜぇ!
 普通の男キャラならいざ知らず、某宇宙刑○○○○○な俺に郷愁感を抱く20代後半の人間は多いはず!
 然るに、俺を使って真っ先にクリアする奴も続出ってわけ。
 分かったかな? 巨乳装甲」
エリル 「誰が巨乳装甲よ!
 寄生装甲よ。寄生装甲!
 って言うわりには、変身してないじゃない」
「フフハハ・・・。待ってたぜ、その言葉!
 お望みとあらば、お見せしましょう!」
エリル 「え、や、別に・・・」
「遠慮すんな、遠慮すんな。
 行くぜ! 零着っ!」
(キィン! ガシャーン!)
エリル 「話し聞きなさいよぉ!」
ダンザイバー 「完全! 懲悪! ダンザイバー!」
エリル 「だからぁ、変身してもビジュアルの変化がないんですけどぉ」
ダンザイバー 「さあ、良い子のみんな! 俺と後楽えぐぉ!」
エリル 「版権キワキワな発言はやめなさい!」
ダンザイバー 「ぐぅ・・・ヒーローだったら、一回は言ってみたい憧れの台詞を・・・よくも・・・」
エリル 「はい、帰って、帰って。
 はあ、じゃあ、気を取り直して、次は、エリルのハートを盗んでいった憎いアンチクショー!
 アルでぇ〜っす!」
アル 「どうも! アルティ・ラーゼルです!
 よろしく!」
エリル 「あれ? ミドルネームは?
 取っちゃたの?」
アル 「ああ、僕、宮廷魔導師やめちゃったから」
エリル 「えー、そうなの?
 なんか、そこはかとなく語られる『2』への伏線!」
アル 「エリル、『2』ってあるの?」
エリル 「だいじょぶ、だいじょぶ!
 言うだけだったら、タダ、タダ!
 それにこう言っとけば、開発者だって作らなきゃいけなくなるってもんよ!」
アル 「で、でも、このコーナーって買ってくれた人の中で、何人が見てるのかな?」
エリル 「あ・・・」
アル 「それに、ひょっとしたら『音声だけ録音して、入りませんでした。テヘっ』、ってパターンかも・・・?」
エリル 「アルぅ。縁起でもないこと言わないの。
 みんなエンドレスで聞きまくるに決まってるわよ」
アル 「そ、そうなのかな?」
エリル 「そうそう。
 じゃあ、ブルーな話は置いといて、アル、みんなに一言どーぞぉ!」
アル 「あ。遊んでくれてありがとうございました!
 またお会いしましょう!」
エリル 「はい! マイ・スウィート・ハート!
 アルでしたぁ!
 はあ、なんか疲れちゃうなこのコーナー・・・。
 おいおい、長いなぁって思っているモニターの前のみんな、まだまだ続くわよ!
 次は、陰険陰陽師!
 漢字にすると『こざとへん』が4つ重なって変な感じを醸し出す慧矢さんでぇす!」
慧矢 「どうも。
 もう少しまともな紹介お願いできませんかね?」
エリル 「小さい事は気にしないで、一言どうぞ!」
慧矢 「えー、私はともかく、他の脆弱な方々を使ってクリアされるのは本当に大変だったと思います。
 エリルさんたちに代わって、お礼を申し上げます。
 どうもありがとうございました」
エリル 「相変わらず嫌味丸出しのキャラねぇ。
 せっかくこういう場なんだから、ゲーム中とは違って実はいい人ってパターンでもいいのにぃ」
慧矢 「生憎これが地なもんでね。
 それに事実を述べさせてもらったまでですよ」
エリル 「う〜。生きてんだか死んでんだか分かんないエンディングのクセしてぇ!」
慧矢 「そう。そこなんです。
 あのエンディング、思わせぶりなんですよ」
エリル 「あ、生きてたとしても、そんな性格じゃ『2』には出られないわよ」
慧矢 「え、『2』ってあるんですか?」
エリル 「同じリアクションしな〜い」
慧矢 「いやぁ、悪役の振りをするのは辛いです。
 あえて憎まれ役を演じてきましたが、エリルさんにもゲーム中はご迷惑をかけちゃいましたねぇ。申し訳ない」
エリル 「なぁに言ってんだか」
慧矢 「あ〜、みなさんにはできましたら、アンケート葉書の好きなキャラクターの欄には『慧矢』くんの名前を書いてもらえると嬉しいかなぁと・・・是非是非、お願いしますね。
 じゃ、失礼します」
エリル 「思いっきり卑屈な性格してるわね。
 はあ、じゃあ、次は熱血格闘少女、翠さぁん!」
「みんな、おまたせぇ!
 封~領域エルツヴァーユ完全クリアおめでとう!
 このゲームは面白・・・あ、あら?
 どうしたんだい、あんた?」
エリル 「・・・ああ。だって、なんだか、まともな出だしなんだもん。
 思わず涙が・・・」
「あ、そりゃ良かったねぇ・・・って、そんなこと言っちゃったから展開が崩れてるような気がするんだけど・・・」
エリル 「あー!! エリル大失敗ぃ! どうしよ、どうしよぉ!
 あ〜、翠さん! もう一度最初からやって!
 お願いぃ!」
「そんなこと言われてもねぇ・・・」
エリル 「・・・うーん、翠さんに質問のコーナー!
 ドンドンドン! パフパフ〜!」
「はあ?」
エリル 「こ、このコーナーでは翠さんに質問をしたいと思いま〜す!」
「な、なんか趣旨変わってんじゃない?」
エリル 「翠さん、不韻流にはライバル流派はないんですか?
 あと跡目争いとか?」
「う〜ん、後継者はあたし一人だけど、ライバルってのは大阪にいるねぇ。あんま思い出したかないけど・・・」
エリル 「ふ〜ん。こんなところにも『2』への伏線アリアリねぇ。
 以上、姫野 翠さんでしたぁ!」
「無理矢理だねぇ、あんた・・・」
エリル 「はあ、やっと半分終わったぁ。
 お次は制服マニアのプログラマーさんが一押しの斎月 セツナちゃんと華麟ちゃぁ〜ん!」
セツナ 「どうも、セツナです」
華麟 「華麟です」
セツナ 「あのぉ、エリルさん。
 この場を借りて訂正したい事があるんですけど」
エリル 「は? なになにぃ」
セツナ 「エリルさん、さっき言ってましたけど、プログラマーの方は制服マニアでも何でもないそうですよ」
エリル 「え、そうなの?
 家にも3着ほど有名学校の制服持ってるって聞いたけど」
華麟 「さ、3着というのが真実味ありますが、そんなことないそうですよ」
エリル 「でもでも、気に入られてたほうが『2』にも出演できる可能性高いわよ」
セツナ 「そんなことしなくても続編には出れるって聞きましたけど。
 なんでも『女子中学生戦士』より『女子高校生戦士』のほうがゴロがいいって」
エリル 「あまぁい!
 小学生が変身しまくる昨今、『女子高生戦士』ってだけで出演できると思ったら大間違いよ!」
セツナ 「え、そうなんですか?」
華麟 「どうしましょう、セツナ」
エリル 「ああ〜、こんなところで悩まれてもなぁ・・・。
 以上、セツナちゃんと華麟ちゃんでしたぁ!
 さあ、帰った、帰ったぁ!」
セツナ 「そっかぁ・・・そうなんだ・・・」
華麟 「セツナ、元気出してください」
エリル 「ああ〜、何だかなぁ〜。
 急いで次の人いっちゃいましょう!
 ガリィさん、どうぞ!」
ガリィ 「ハッハー! 待たせたな、俺様がガリィだ。
 今日は完全クリアのご褒美に俺様のピアノを12楽章ほど聞かせてやるぜ」
エリル 「あの〜、そんな時間CDに余ってないんですけど・・・」
ガリィ 「水臭ぇな。俺様に気ぃ使うことはないんだよ」
エリル 「もしもぉ〜し、聞いてますかぁ?」
ガリィ 「そりゃ、お前らが俺様の演奏を聞けるなんざ、一生に一度あるかどうかの、めでてぇことだろうが・・・(バギ)・・・ぐえっ!」
エリル 「あ、ガリィさんは気分が悪くなられたみたいなので、次の人呼びまぁ〜す。
 ライさん、とっととどうぞ!」
ライ 「よお!」
エリル 「おおー! 今日のライさんはバチッと決めてますねぇ!
 今時あまり見ない鋲つきの黒ジャケットに蛇の皮をなめしたような変な光沢のあるパンツ。
 おまけに不必要なまでに金具のついた警報機鳴りまくりの尖がったブーツ!・・・って、なんだかラジオドラマみたいなセリフぅ〜」
ライ 「けっ、お前らと違って、俺は続編があったとしても出られねぇんだからよ。
 こんなところで愛想振り撒く必要なんかねぇんだよ」
エリル 「あ、了解でぇす。
 以上、続編には完全、絶対、100%出演見込みのないライさんでしたぁ!」
ライ 「え、ちょ、ちょっと拗ねてみただけじゃ・・・」
エリル 「はいはい、お疲れ様でしたぁ〜」
ライ 「ま、待てよぉっ!」
エリル 「予告編でもこんなパターンだった気もするけど・・・まいっか。
 いよいよ最後はカクちゃんとイハちゃんでぇっす!
 2人揃って、どぉぞ!」
イハドゥルカ 「だから、イハちゃんはやめろと言っているだろうが!」
エリル 「う〜ん。長い前振りだったよねぇ」
幽祢 「いいじゃない。可愛いわよ、イハちゃぁん!」
イハドゥルカ 「む、むぅ・・・」
エリル 「で、さっそくだけど、一言ずつどうぞどうぞ!」
幽祢 「えっと、クリアしてくれてありがとうございました」
イハドゥルカ 「うむ」
幽祢 「これからも末長く遊んでくださいね」
イハドゥルカ 「うむうむ」
エリル 「ほら、イハちゃんも何かしゃべるしゃべる!」
イハドゥルカ 「・・・う・・・ぁ・・・イハちゃんでぇ〜っす!
 プレイしてくれて、すっごぉくうれしいでぇ〜っす!
 アンケート葉書の好きなキャラクターのトコはイハの名前書いてくれなきゃとダメダメだからねぇ〜。
 イハからのオ・ネ・ガ・イ〜・・・う、ぬぅ・・・」
エリル 「・・・あ、あまりの寒さに脳のシナプスが100億個は死んだかも・・・
 こんなところでエルツ完全クリアのコーナーは終わりまぁす!
 じゃ、みんな出てきて出てきてぇ。
 最後にもう一度みんなでお礼を言います!
 エルツを遊んでくれて・・・」
全員 「ありがとうございました!」
アル 「・・・で、結局このコーナー、誰かついてきてくれたのかな?」
(ひゅぅぅぅ〜・・・)

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