斎月 セツナ
守護天使(ガーディエンジェル)
セツナがその内にある華麟の力を解放した際の名。
一定の呪術的韻律を発する事により華麟の力を解放した彼女は、常人を遙かに超える運動能力とそれに耐えうる身体能力を併せ持つと同時に、霊的攻撃・防御キャパシティが飛躍的に上昇し、人有らざるものに対抗可能な力を得る。
ガーディエンジェルとは、守護者(=guardian)と、天使(=angel)からなる造語。
因みに華麟解放の韻律は以下の通り。我が路を照らし、陰裂きし者。
セツナの名をもて至愛を誓う。
今求めしは其が力、今望めしは其が心、
其が真名の元、我が身を喰らえ!「守護天使セツナ」
第1幕「セツナ 華麟」
VS完全懲悪ダンザイバー
第2幕「勝手だとしても、わがままだとしても」
VSエリル・プローズ
第3幕「私のセツナ」
VS天法院 慧矢
第4幕「瞳に映る私」
VS斎月 セツナ(鏡像)
第5幕「喰らわれし者と・・・」
VSラインドウェル・レインリクス
第6幕「そして私はここにいる」
VS姫野 翠
第7幕「彼女のフィールド その時、心は震えた」
VSガリィ・'バニッシュ'グレッグマン
第8幕「想いの向こう側(前編)」
VSアルティ・アル・ラーゼル
第9幕「想いの向こう側(後編)」
VS幽祢
最終幕「セツナと華麟」
VSイハドゥルカかりん
セツナが幼少の頃に飼っていた雑種犬(雌)。
幼いセツナはかりんを溺愛していたが、ある日散歩中の事故に遭い死別してしまう。
この時の悲しみ様は、翠といえどもしばしの間、懸ける言葉を失う程であった(但し、セツナに立ち直るきっかけを与えたのもまた、翠の言葉に他ならない)。華麟(かりん)
セツナと融合している意識体であり、外見はセツナより少し年かさな少女の姿をしている。
この世ならざる存在、「邪陰」に襲われていたセツナを助け、自らも何らかの理由で「邪陰」に追われていた事から、共通の敵を倒す為にセツナを宿体とする(セツナが戦闘状態に入ると、おぼろげにその姿を確認する事ができる)。
その正体はセツナ達が住む世界において、幽祢に滅ぼされた「リア」の力の欠片が自我を持った存在である(「欠片」に過ぎない華麟と、「存在・イハドゥルカ」の間にある力の差は歴然とした物だが、純粋な力であるが故、彼女の爆発力はイハドゥルカのそれを越える)。
温厚かつ冷静な性格だが、ことセツナに危害を加える存在に対しては一切の容赦を持ち合わせていない。華麟・パーソナルデータ
年齢 16歳位(人間換算時)
誕生日 9月 2日(セツナと出会った日)
出身 地球某所
身長・体重 155p位・41s位
BWH 75 60 70(位)
血液型 B型
趣味 特になし
好きな食べ物 チョコパフェ
好きなもの セツナですわ
嫌いなもの セツナに敵対するもの干将莫邪クラウ・ソラス
セツナが使用する聖別の処理をかけられた両刃の西洋剣。
「干将・莫邪」とは古代中国の刀工が、妻の髪を炉に入れて作り上げた二振りの剣の事であり、転じて名剣を表す。
また、クラウ・ソラスは別名「炎の剣」、「光の剣」とも呼ばれる。斎月 セツナ(さいづき せつな)
本名、斎月 雪那。
意識体「華麟」をその身に宿す女子中学生。
普段は名門と呼ばれる私立御神路学園中等部(通称:ミカ中)に通っているが、「邪陰(やかぎ)」と呼ばれる深闇に組みするものから人々を守る「守護天使」としての一面を持つ。
凛とした性格をしているものの、名前という概念がなかった華麟に、以前飼っていた犬の名前を付けたり、チョコパ好きといった少女らしい一面も垣間見せる。
姉的存在である翠には、「邪陰」との戦いに巻き込む事を恐れ、華麟に関しては何一つ喋っていないが、それがある種の後ろめたさにつながり、結果、彼女に気付かせる一因となってしまっている。斎月 雪那 ・パーソナルデータ
コピー 守護天使<ガーディエンジェル>
年齢 14歳
誕生日 11月 1日
出身 日本(露日クォーター)
身長・体重 155p・41s
BWH 75 60 70
血液型 A型
趣味 映画鑑賞
好きな食べ物 チョコパフェ
好きなもの 華麟と翠姉さんです
嫌いなもの カンパン残光乱(ざんこうらん)
クラウ・ソラスの持つ聖なる力を7振りの剣として具象化させ、目標を攻撃する技。
複数の剣を一斉に生み出して集中砲火する攻撃パターンと、クラウ・ソラスから打ち出した刀そのものを、相手に突き刺した状態で解放する攻撃パターンの2種類が存在し、どちらの技も高い攻撃力を誇る(特に、耐聖能力を持たない存在に与えるダメージは絶大)。瘴気
空間に澱む負の属性を持つ悪気であり、耐性能力が弱い人間に心理、肉体面の変調をもたらす。
これが集中する場所は様々な怪異現象の発生確立が高く、同じく負の属性の存在が集まり易い(また、負の属性の存在そのものからも発せられる)。私立御神路学園(しりつみかむろがくえん)
総生徒数1000人弱、中高一貫教育の名門共学校(「御神路」は転じて、神の尊称である「御神漏」に通ずる)。
女子生徒は原則として、冬場はネイビーブルー、もしくはブラウンのブレザー服が、夏場はセーラー服の着用が規則となっている。聖別
=CONSECRATION。
神聖な用途に使う法具、もしくは肉体を世俗から切り離して、清める事を言う。
対象に聖水をふりかける方法が一般的であり、この処理を施した存在は優れた対魔能力を持つ様になる。絶華・玲雪斬(ぜっか・れいせつざん)
セツナと華麟の持つ全超越最終必殺奥義(略、超必殺技)。
クラウ・ソラスの斬撃により相手を空中に叩き上げた後、天命石リア・フェイルと華麟の魔力を解放して、短時間ながら自らの周囲の空間物質存在因果律を書き換える事で、擬似的に2体のアストラル体をマテリアル化させる(以下、便宜的に分身とする)。
2体の分身は半存在という特性から、アストラルプレーン、マテリアルプレーンの両面から相手を2重に捕縛、無防備になった相手の「対象がそこに存在しようとする力」に対し、セツナと華麟が両プレーンから同時に攻撃する事で根源的存在そのものを直接破壊する。蒼輝靱(そうきじん)
相手の腹部にクラウ・ソラスを突き刺し、それを媒介に自らの氣を強制的に相手体内へ叩き込む技。
対象者は外部から叩き込まれた氣により、自らの丹田(へその下にある、氣が集中するとされる部分)を浸食させ、一時的に氣の体内循環を乱される事で大きなダメージを受ける。天葬閃(てんそうせん)
空中に上昇しながら相手に回転斬撃を行う技。
攻撃対象が人間の場合、一撃目は相手頭部、二撃目は相手脚部にヒットし、両者共に僅かながら遠心力による攻撃力増加が図られている。
また、三撃目として、再度、相手頭部に攻撃するバージョンも存在する。天命石(リア・フェイル)
セツナが左手の中指に着けている指輪。
華麟がセツナと融合した際に与えた物で、蒼色の鉱物内部には魔力が蓄積されており、セツナが力を発揮する際のブースターとして重要な役割を持つ。
余談ながら、左手には「信頼」といった意味があり、中指は物体に最も早く触れる事から、「感知」を司るとされる。不韻流護身術 高浪(ふいんりゅうごしんじゅつ たかなみ)
翠がセツナに無理矢理教え込んだ不韻流の護身術。
相手の腕を背面から固めた状態で足を刈り、前方に投げ落とす技。
上下運動の激しい相手の状態から、強い波を連想させる為にその名が付けられた。不韻流護身術 凪(ふいんりゅうごしんじゅつ なぎ)
「高浪」同様、翠が教え込んだ不韻流護身術の一つで、手を軸に相手を地面に叩きつける技。
夕凪の様なたおやかな動きからその名が付いた。
元々が不韻流の技の為、その威力は護身術の範疇を超えている。邪陰(やかぎ)
セツナと華麟が敵対する異形の存在(この世ならざるもの、深闇に組みするものを意味する)。
人の持つ負の感情、或いは人そのものを糧とする存在であり、その目的は一切不明(もしくは、捕食行動のみが究極の存在理由なのかもしれない)。
高位の者には人の姿をとり、人語を解するものも確認されている。
どの様な理由で華麟を追っていたのかは不明。ユキ
セツナの愛称。
本名「雪那」の雪の字をもじったもので、翠や友人からはこの愛称で呼ばれる事が多い。
子供の頃、セツナの発音を難しいと感じた翠が名付け親。妖晶剣(ようしょうけん)
アストラルプレーンに存在する3体の妖精を召喚して、相手と霊的接触を行う事で精神配列を乱してダメージを与える技。
妖精はそれぞれネサメル、リルク、ニフエスの名を持ち、全てカバラ魔術における魂の3部構造を意味する。ヨッドハー・バウハー
セツナが自らの霊威を高める際に口にする呪文。
ヘブライ語において「YHVH」と表記される聖なる4文字の発音に近いらしいが、それ自体の正確な発音方法は不明。
その理由は「YHVH」が神の名を表しており、みだりに唱える事を禁忌とした為らしい。燐凰断(りんおうだん)
リア・フェイルの魔力を炎に変換し、高熱を誇る蒼色の火の鳥として具象化させ、対象にぶつける技。
火の鳥の攻撃対象は、クラウ・ソラスを通じてセツナの任意方向に決定される。
現在のところ、6体まで同時に具象化可能。