この度、恵風舎は信濃町の癒しの森プロジェクトに参加することになりました。
このプロジェクトの基幹テーマは「森林療法」です。まだ既存の科学では計り知れない
未知の部分が残されていますが、特に「森(自然)が持つ人へのあらゆる癒し効果」が
様々なセラピーに応用されているという点に着目し、宿泊サービスの一環として更なる
ホスピタリティーの向上につながればと考えています。
現在まで決まっている方向性を以下にご紹介いたします。
信州・信濃町―医師のいる森で― 信州・信濃町癒しの森ホームページ
“癒しの森プログラム”
現代社会は俗にストレス社会とも言われています。
その中で日々ストレスを感じながら毎日を過ごしている方々に、
@自然の中で自分を見つめ直す
A自然の中で適切な生活のリズムを取り戻す
B自然の中に自分の癒しの場所を見つける
という3点を目標に作られたのが「癒しの森」プログラムです。
自然、特に森林の中には1/fのゆらぎが多く存在します。また自然光の下で様々な音に耳を澄ましながら
自分の足で歩く。そこには現代社会の中で生きる人々が置き去りにしてきた「自然の癒し効果」があるのです。
「自然の癒し効果」は文化の発達した欧米において森林を中心とした保養事業はもちろんのこと医療、
福祉などの分野でも応用されています。特にドイツにおけるクア(保養)システムでは、職場の健康保険機関
を通じて自分に適した保養地を選び、その保養地で3週間程度の保養休暇が取れるようになっています。
日本ではまだ長期的な保養休暇を取る社会制度は構築されていませんが、幸い信州には世界に誇ること
のできる自然や森があります。
そこで、本プログラムでは森での癒しを中心に、自分にとっていつでも行ける「自分の癒しの森」があるということ、
産業医と現地医療機関のバックアップを受けながら信濃町の森に行けば、元気・活力を再び取り戻して職場や
社会に戻って行ける、というような実感を持っていただけることをねらいとして様々な療法を用意しております。
「森林環境が人の心と身体を癒す効果」について初めて医学的な調査研究が行なわれた場所。それが信濃町です。
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“森林療法について”
森林環境がストレスホルモンを減らし血圧を沈静化させ精神的な快適度を増す効能が
あることが科学的に証明されています。森の持つ癒し効果でリフレッシュしましょう。
@森がカウンセリング
森を歩いていて「気に入った場所」「感性にピンと来る場所」を見つけて、その場所で30分くらい過ごして
みましょう。森や自然の中で静かに過ごすことによって心が穏やかになります。
Aフィトンチッド
森の香りには樹木から発散されるα‐ピネンに代表されるテルペン系の香り植物自身の緑の香り
(青葉アルコール・青葉アルデヒドなど8成分)があります。これらが総合的に心身に働きかけ「快適さ」
をもたらしてくれます。
B緑のカーテン
森の中では緑がフィルター効果となり80パーセントもの太陽光線を吸収して有害な紫外線をカットして
くれます。それと同時に人間の眼に最もやさしいとされる「緑色」が心も穏やかにしてくれます。
C1/fゆらぎ
自然のハーモニーである「川のせせらぎの音」や「木の葉を揺らす風」などは1/fといわれる“ゆらぎ”を
持っていて、気分を和らげてくれます。その“ゆらぎ”に心をあずけた時の心地良さは癒しの効果となって
現れます。 ※ゆらぎとは時間と共に変化する不規則な変動をいいます。
D五感を使う
五感をフルに使って自然のうちに癒されましょう。
●森の不思議を発見してみましょう。
●香りのある木を見つけてみましょう。
●樹木の肌に触れてみましょう。
●鳥のさえずりや川のせせらぎ、風の音などに耳を澄ませましょう。
Eマイナスイオン
自律神経の副交感神経に作用して心身をリラックスさせ、脳にα波を増加させて快感を与えてくれます。
また、皮膚機能も活性化して寒暑への適応力が向上します。
Fストレッチングとウオーキング
森に入ったら周りの木などを使って息を吐きながらストレッチングを行い、全身の血行をよくすると共に
肉体や精神の緊張をときほぐします。また散策後も軽くストレッチングを行なうことをお勧めします。
G深呼吸
森の中など空気のきれいなところで深呼吸をゆっくりすると体中の細胞に酸素がたっぷりと送られ免疫力
が増します。特に腹式呼吸は効果が医学的に認められています。大地に根をはったイメージで立ち、ゆっくり
と森の空気をお腹いっぱい吸い込んでみましょう。
Hヒトとして太古からのDNA
人間はその歴史で99.99%以上を自然の中で暮らしてきました。特に森で暮らしてきた歴史は人間のDNA
に深く刻み込まれていて森の中では自然と「同調」や「快適さ」を感じて心が穏やかになります。
“信濃町独自の療法”
従来のすぐれた自然療法も取り入れ、森での免疫療法として独特の療法プランを行なっています。
@丹田式深呼吸
この呼吸法は全身に酸素をいっぱい取り入れ細胞を活性化させると同時に平常心を生み出すセロトニン神経
を活発化させます。
A爪もみ療法
福田―安保理論による爪もみ療法を採用。人の爪先には自律神経のツボがあります。症状によって刺激する
指をみつけて黒文字の木の枝などで刺激してみましょう。
B水療法
自然のよい水に足をつけたあと、素足のまま草や岩の上を歩いて大地の暖かさを肌で直接感じる。
C調和療法
森の中で「木のポーズ」「木の葉の舞うポーズ」などのヨガ的な運動で心身の調和を図る。
D植物療法
薬草、ハーブ・アロマなどの植物からの恵み、地物の野菜や蕎麦などの身体によい特産物に山菜・きのこ
など、森や自然からの恵みをあらゆる場面で活用してゆきます。例えば虫除けにはアロマを使い、虫刺され
には薬草を用います。
E体験療法
自分にあう香りを見つけて木や葉からオイルにする体験や心を静め集中力を高める陶芸体験や笛つくり体験。
また蕎麦打ち体験などを用意。
F森でのカウンセリング
当プログラムの総監修者でもある森林療法の第一人者、上原巌先生が中心となり希望者に心落ち着く森の中
でカウンセリングを行なう。
Gその他
森の中で木を切ってマキを作ってみる作業療法や森の中を自然観察のプロと歩き植物についての説明を受けたりできる
自然観察療法、地形療法、歴史文化療法、音楽療法、など独自の研究を進めています。
信州黒姫高原
ログハウス恵風舎
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