第11号(2002年7月1日・かのえうま 先勝)
もっと知りたい!「人文字」
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もっと知りたい!「人文字」

人間は「人文字」が大好きです。「人文字」を作るという行為は大勢で1つの事をやり遂げたという達成感と連帯感を生み出し、人々を魅了し続けます。人間がこれほどまでに夢中になる「人文字」。その知られざる魅力に迫ってみましょう。
人間はなぜ「人文字」を作りたがるのか

美しい「人文字」を作るには血のにじむような努力を積み重ねなくてはいけません。訳も分からないままに立ち位置を指示され、少しでもずれると怒られてしまいます。出来上がった文字は自分たちでは見られないのに、そんな理不尽な仕打ちに耐えてまで人間は「人文字」を作ります。
なぜそこまでして「人文字」を作るのか?研究者の間ではそれが最大の論点になっていて、現在様々な研究や意見交換が行われていますが、その中で最も有力なのが「空から見ている誰かさんのため」という説です。これは人間の無意識の自己顕示欲によるものだと心理学者のリチャード・H・ライヤー博士が証明しています。また、「空から見ている誰かさん」についてもこのような調査結果が出ています。

調査結果
これらのことから分かるように、「人文字」とは集団の見せたがりの心理と、空から見ている期待族によって作られると言ってもいいでしょう。

「人文字」を作る

このようなときに人文字は作られます。
 ・運動会の応援合戦(図A)
 ・スポーツ大会の応援の観客席
 ・遭難時のSOS(図B)
みなさんも状況に応じて美しい「人文字」を作ってみましょう。

人文字(図A) (図A)
勝利への祈りをこめて。
厳しい練習を重ねて美しい文字を生み出します。
人文字(図B) (図B)
木の枝、石などを利用し、人間は1人か2人ぐらい。
亜流の「人文字」です。


愛され続ける「人文字」

いろいろな場面で作られる「人文字」は古くから人々をとりこにし、現代まで引き継がれてきました。達成感と連帯感、そして自己顕示欲を満足させる「人文字」は、人間が誇れる1つの文化であり、今なお多くの人々に愛され続けています。現代に生きる私たちには空から見ている誰かさんに恥じることのない、心のこもった立派な「人文字」を未来へ伝えていくという大切な使命があるのです。

「人文字」関連の本

「人文字書体大全」
  (人文字研究会 編)

「天空へのメッセージ」
  (桜田均 著)
ゲレン堂出版
なんだくん これからは応援合戦の練習も嫌がらずにやろうっと。
どーなちゃん 空から見られているなんて。
ドキドキしちゃうわ。うふっ。
●コラム●

ヒトの「群れたがる」という習性を利用した、効率の良い「人文字」の書き方があります。
(1)あらかじめ地面にフェロモンで文字を書く。
(2)一晩待つ。
(3)どこからともなくヒトが集まり、その上に立つ。
フェロモンにひかれて集まったヒトは「群れたがる」という習性のため、自分の行動に疑問を持ちません。さらに、たくさんの仲間がいるという安心感から、おとなしくその場に立ち続けるのです。


※ここに記載された内容はフィクションです。実在の団体・人物とは関係ありません。
(提供:ゲレン堂出版)


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