編集:2004年12月11日  最終更新:2008年7月20日

いろいろな地図

閉じる

  いろいろな地図

中部太平洋のマーシャル諸島には、貝殻とヤシの繊維を編んで島と航路や海流を表わした古代の海図から電子化された地図まで、 地図の歴史*1 に解説があります。 確認:2007.11.17

日本で最初に地図が作られたのは646年大化改新の詔の中で、各地の地図を朝廷に提出するよう記されています。奈良・平安時代にも、日本地図が作成された記録がありますが、いずれも伝存する図がないためその内容を確認することができません。
  奈良時代の僧、行基(668~749)が作ったという「行基図」*2は、現在確認することのできるものではもっとも古い日本図です。その図のスタイルは、山城国を中心に七道を貫く線を引き、そこへ丸みをおびた形の国を並べたものです。江戸時代に至るまで利用され、写図や版本が江戸初期まで作られています。


*1 世界地図を作ろう(佐藤善幸さん作成)に掲載 確認:2007.11.17
*2 古川歴史博物館 「日本図のあゆみ」から 確認:2007.11.17

  地形図

地表面の形態(地形)や地物(自然物・人工物)の状況を二次元で表したものが地形図です。地形という言葉が使われていますが、地形(地表の凹凸)だけでなく、地表にある物体記録してあり、地表を総合的に表現しているという点から地誌図と言った方がよいかも知れません。

国土地理院の地形図にはさまざまの記号や約束が使われており、これを図式と呼びます。現行のものは、平成14年2万5千分1地形図図式と平成元年5万分1地形図図式です。

閉じる