憧れた夏の終わり 爽やかな風の吐息が
そっと囁いていた あのフレーズを
一人きりの海辺で 音色に乗せて思い出す
煙草ふかしながら 静かな気配を感じてる

いつまでも終わらない 彼方あの日の思い出が
形あるもの幸せと 無形のあの悲しさを
変わらないと信じてた あの場所の美しさを
そして今 新しい風が歌う 変わらぬ歌を 変わった歌を
なのにただ 俺達は笑う 変わらぬものを 変わったものを
これからでも遅くない ゆっくりと歩き始めよう
いつまでも続く 確かな気持ちと共に

輝いた冬の空   かすかな銀の呟きが
確かに聞いている 心の声を
歩いている散歩道 景色の中で歌いだす
耳を澄ませたながら 遥かな思いを感じてる

いつまでも変わらない 全てこの時愛しさを
心に持つその強さと 今思うこの弱さを
密かにずっと集めてた 鮮やかな夢の射光が
彩って 新しい風の息吹 変わらぬ想い 野性の強さで
いつか想う 新しい笑み 途切れぬ気持ち 熱き心を
変わらぬように歩こう しっかりとただ力強く
いつまでも続く 確かに気持ちと共に


全てのものが 今ゆっくりと歩き出す
この粉雪に乗って 生命の息吹が優しく芽吹く
そして春風に乗せて キミへの思いと共に すべてが動き出す

雪月花




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