餌によって育ち方がどう違うのかを検証改訂版
 


  近年、金魚ブーム?ということもありまして、次々と新しい餌料が開発され販売されていますが、でる餌、でる餌高くなる一方で、世間の他の商品が妥当な価格に落ち着いてきているものが多い中、ちょっと異常な気もいたします。
  そこで、本当にその価格に見合った価値があるのかどうか、古来から使われてきている”マスの餌”と比較してどれくらいアドバンテージがあるのかを今年(2006年)の秋まで実地に検証したいと思います。

1)マス 2)R優 3)Mみじ 4)Sひかり
今年の第7弾のチビ助18匹ずつ無作為に選び出し、ほぼ同環境の舟に入れます。
エントリーする餌料
1) マスの餌(S社の稚魚用クランブル)
2) B.S.社のR優(高級らんちゅうの餌)
3) Mみじらんちゅう(E社の定番餌料)
4) Sひかり育成(K社の新製品)
それぞれの舟には、一日約5〜10gの各餌料のみ給餌します。(朝夕2回に分けて給餌。)
水替えは週一くらいとし、適時、同数ずつ選別淘汰していきます。10月末日までを治験?期間とします。
画像による比較のみとし、計寸・計量による比較はしないこととしました。
また、右の餌は治験終了後、顕著な効果が見られた場合のみ公表いたしますのであしからず。
経過報告は計3回の予定です。
なお、この検証にK社のご協力をいただきました。当店の方針として一切のえこひいきはしません。


第1回検証(9月3日)約1ヵ月後
1)マス 2)R優
3)Mみじ 4)Sひかり
今回の検証では、計寸・計量はしませんが、まだはっきりとした有意差は出ていないようです。強いて言
うならば、2)R優がやや大きいような気がします。肉瘤・色上がりは殆ど差がありませんでした。


第2回検証(9月25日)
1)マス 2)R優
3)Mみじ 4)Sひかり
1)のマスに比べ、やや2)R優と4)Sひかりが大きくたくましくなっているような気がしました。3)のMみじが
調子が出ていないようですが、実はえら病にかかってしまいまして、リカバリーするのに一週間くらい費や
したからです。他のグループは全くの健康を維持しています。今回で各グループ、15匹ずつとしました。


第3回検証(11月2日)約3ヶ月後
1)マス 8匹 2)R優 15匹
3)Mみじ 15匹 4)Sひかり 14匹
実は、猫をはじめとする超獣にやられてしまいまして15匹全部残っているのは2)R優3)Mみじの検体
だけとなってしまいました。
特に8匹にまで減ってしまった1)マスは、いつから8匹になってしまったのかはわかりませんが(^_^;)、それ
が功を奏して他の魚体に遜色がなくなってしまいました。
また、いったんエラになって遅れをとった3)Mみじも猛チャージして有意差?がなくなってしまいました。
で、今のところ、世話を焼かせずに育った優等生は2)R優4)Sひかりということになります。


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